©田村由美/小学館
11/27にNETFLIXが2019年前半のアニメラインナップを発表しました。
ULTRAMANや聖闘士星矢、エヴァンゲリオン等が配信されるとのことですが、その中で僕が見たいと思ったのは7SEEDSです。
7SEEDSは天才田村由美先生が月刊フラワーズで去年まで連載した長編近未来サバイバルコミック。
僕は女性漫画家で一番凄い人は絶対に田村先生だと断言できるくらい尊敬しているのですが、田村作品の中でもBASARAと、この7SEEDSは飛び抜けていると思います。
BASARAは累計1500万部以上、7SEEDSも累計600万部以上売れている人気作品ですが、もし先生が男性でジャンプやマガジンなどで連載していたらこの何倍も売れていたでしょう。
BASARAはともかく、7SEEDSは内容的に男性でも十分楽しめる作品なのでもっともっと売れてもいいはず。
この作品の魅力などについてはまた追々書きたいと思いますが、今回は「月刊flowers(フラワーズ)1月号」の話。
なんとフラワーズ1月号は田村先生画業35周年記念特集号なんです!
©田村由美/小学館
11/28発売だったので、近くの書店にすぐ買いに行きました。
肝心の中身ですが、本当に良かったです。
特に田村先生のスペシャル・ロングインタビューは57P~62まで6ページに亘ってみっちり!
内容はデビューの頃の話やBASARAや7SEEDSなどについてですが、本当に興味深いことばかりでした。
それから、今月号は田村先生が現在連載している「ミステリと言う勿れ」が巻頭カラー50P。
田村ファンを自称している僕ですが、恥ずかしながら実はこの作品は読んだことがなかったんです…。
で、途中から読むのもどうかなと思いつつ読んでみると…
これがめちゃくちゃ面白い!!
主人公の久能整くん、いいキャラしてますね。それに作品の哲学的な感じもかなり僕好みでした。
“あたかも一万年も生きるかのように行動するな”というマルクス・アウレリウスの言葉を引用したり、闘病云々の部分は凄く心に響きました。
話の途中からでしかも一部分だけ読んだだけなのにこれだけ面白いとは…さすがは田村先生。
基本は電子書籍で買うのですが、紙本で持っておきたい作品が一つ増えたので少しうれしいです。
さて、フラワーズ田村特集の話に戻りますが…
©田村由美/小学館
スペシャルふろくはBASARAと7SEEDSのクリアファイルでした!
7SEEDSは描きおろしでBASARAは昔のイラストですね。
7SEEDSの描きおろしもうれしかったですが、BASARAのイラストはやっぱり神ですね!今のデジタル絵が悪いとはもちろん言いませんが、BASARAのアナログ絵は本当に素晴らしかった。
写真では分からないと思いますが、絵の迫力が凄いんです!
本の値段は590円でしたが、全然安いと思いました。田村先生が好きな人にとっては特にそう思うかもしれません。
アニメ化については嬉しい反面、絶対カットや改変の嵐になるんだろうなという不安もあります。
それに、キャラクター&キービジュアルを見た人は皆思いましたよね?これ大丈夫かって…
昔のLEGEND OF BASARAの制作会社に頼んでくれればいいのにと思ったんですが、ケイエスエスさんはもう活動してないみたいですね…
やばそうな感じはプンプンしてるんですが、ビジュアル面では厳しそうなので作品内容だけでも期待したいなと思っています。来年の4月を楽しみに待ちましょう。
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