以前、富士通のノートパソコン「LIFEBOOK A550/A」の液晶パネルに線が入ったため、液晶交換を行いました。
→ノートパソコンの液晶交換は意外と簡単?PC初心者でもとりあえずできた!
しかし、今度は起動時に「ファンエラー」が表示され、廃棄寸前の状態に…。
→パソコンの電源を入れると「CPU Fan Error」(または「CPUファンが接続されていません」)と表示されます。|FUJITSU
以前からファンが苦しそうに息継ぎをしていたので、その度に「お前・・・消えるのか?」という不安を抱えながら使っていました。
しかし、少し前から「ブーン…ブーン、ガリガリガリ…、ジジジ…」というけたたましい「異音」を発するようになり、ついに現在の状況に至ってしまいました。
新しいパソコンはすでに購入済みですが、このA550にはいくつか気に入っている点があります。例えば、Enterキーが大きいことや、フラットポイントが自分に合っていて使いやすいことなどです。
そのため、なんとか自分で修理してみることにしました。
プロの修理屋の人の記事を参考にすれば、ある程度パソコンに詳しい人なら冷却ファンの修理や交換もできるかもしれません。
→富士通ノート A550/A FAN整備事例|パソコンドック24
ただ、僕は相変わらずのパソコン初心者(素人)。
「マザーボード」がうんたらかんたらなど全然分からないし、そんなに分解したらほぼ100%もとには戻せません。
そのため、できる限りファンに近づき、そこから何とか埃やゴミだけでも掃除できれば、少しは状況が改善するのではないかと考え、ダメもとでチャレンジしてみることにしました。
冷却ファン掃除の手順
冷却ファンの掃除手順は以下の通りです。
まず、パソコン底部にあるバッテリーを外します。過程①②③は前回と同じです。
① ノートパソコンの背面にある液晶パネルのヒンジ(ディスプレイとキーボードをつなぎ、開閉できるようにする部品)カバーのネジを外し、カバーを取り外します。
② ノートパソコンをテーブルの上に置いて液晶パネルを水平に開き、天板がテーブルに着くまで倒します。
③ 電源スイッチとスピーカーパネルを上に引っ張って外します。
コツは、丸い液晶ヒンジ部分を軽く持ち上げて、左側または右側の方向から上に引き上げることです。外した後、上に引き上げすぎるとケーブルが切れる可能性があるので要注意。
今回、この部分には驚くほど大量の埃やゴミがたまっていました。
ペットを飼っている家庭では、毛をたくさん吸い込んでいるかもしれないので注意が必要です。
そして、ここからが新しい手順です。
④ キーボードを外します。
コツは、上部にドライバーなどの細いものを入れてこじ開け、強めに剥がしていく感じです(PC初心者にはちょっと怖いかもしれません)。キーボードとパソコンはケーブルでつながっているので、ちぎらないように注意してください。
⑤ フレームの隙間から冷却ファンが見えるので埃やゴミをきれいに除去します。
埃なのかゴミなのか分からないけど、とんでもない量が付着してました笑
逆にこの状態でよく今まで起動してたな…。
掃除に使うのは掃除機や綿棒、不織布など。
まずは掃除機で全体的に吸うとゴミや埃がいっぱい。
次は掃除機で吸いながら綿棒でファンの羽を掃除していきます。
綿棒は羽根の隙間に入るようにペンチかなにかで平たく潰しておくと使いやすいです。
最後は100円ショップで買ってきた不織布をドライバーに巻き付けて羽根を掃除していきます。
不織布は埃やゴミを吸い付けやすいのでおすすめです。
隙間からの掃除なので完璧にきれいにするのは難しいけど、以前と比べると見違えるくらいきれいになりました。
ついでに周辺もきれいにして掃除完了!
あとは元通りに戻すだけです。
⑥ 元通りに戻して完了。最後に底部にある「ダストキャッチャー」の掃除も忘れずに。
冷却ファンが見える状態まで分解するのに約10分、掃除に約20分で、合計約30分かかりました。
総合的に考えると、それほど難しくはありませんでしたが、PC初心者にとっては、これがギリギリできる限界なのかもしれません。
パソコン初心者でもファン掃除で復活!
元通りに組み立てた後におそるおそる電源を入れてみると、以前のようなクソデカ異音はせずファンエラーも出ませんでした。
めでたしめでたし。
以上が富士通のノートパソコン「LIFEBOOK A550/A」の冷却ファン掃除の一部始終でした。
液晶パネル交換の時と同じように、パソコン初心者の僕でも何とかなったので、同じ症状で悩んでいる人の参考になれば幸いです。
ノートパソコンのファン掃除も意外と難しくないかもしれません。
ファン自体が壊れていればさすがに交換するしかないけど、掃除だけでなんとかなる場合もあると思うので、廃棄する前に一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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