【マチアソビ27】トロイカ『オーバーテイク!』のイベント&原画展巡り

徳島県で開催されているアニメ・ゲームの祭典『マチ★アソビ』Vol.27に行ってきました!

2019年のVol.22以来、約4年ぶりの参加です。

【マチ★アソビ】参加レポートその①一日駅長!原画展!フィギュア!ゲーム!

2023年秋のマチアソビの主なイベントは10月28日と29日に行われたのですが、今回は時間に余裕がなく29日の数時間だけの参加となりました。



マチ★アソビVol.27とアニメ「オーバーテイク!」

マチアソビVol.27の主なイベントは↓

まちあそび27 フライヤー

たくさんのイベントを1枚にまとめたい気持ちは重々分かるのですが、もう少し分かりやすくしてほしい(笑)

アニメの声優さんや制作スタッフさん、ゲームのプロデューサーさんのトークショーや歌手の方のミニライブがイベントのメインという感じですね。

 

僕が会場(藍場浜ステージ)に到着した時に開催されていたのはアニメ「鬼滅の刃」のトークショー【『鬼滅の刃 目指せ!最強隊士!』スペシャルステージ】。

まちあそび27 ひろば

主人公の竈門炭治郎の声を担当している人気声優の花江夏樹さんが出演していることや作品自体の人気もあって凄い人だかりでした。

ちょっと見てみようかとも思いましたが、ステージから何十メートルにもわたって鬼滅ガチ勢がキープしている感じだったので早々に諦め、他の場所をうろうろしてみることに。

「鬼滅の刃」は徳島発のアニメ会社「ufotable」がアニメ制作を担当していることもあって毎回大きく扱われているみたいなので、マチアソビは鬼滅好きや鬼滅声優推しの人にはおすすめのイベントですね。

前回(Vol.22)に比べるとやや寂れた感じのマチアソビ

その後、前回と同様に徳島駅周辺から新町あたりをぶらついてみたのですが、今回のマチアソビVol.27は全体的に控えめというか寂れたというか…

前回はテナントにいろいろな企業がブースを出展していて凄く楽しかったポッポ街商店街はガラガラだったし、同じくブースがたくさんあった東新町商店街もアニメや漫画と関係がない普通の飲食店やアクセサリー店などがポツポツとブースを構えているだけ。

まちあそび27 商店街が寂れ気味

ブースが多めで一番盛り上がっていたであろうしんまちボードウォークも以前と比べると企業のやる気のなさが気になりました。ブースだけ出して空っぽとか。

まぁ、脱税問題とか新型コロナの流行とかいろいろありましたからね…。

こういうイベントは人が集まらなくなると企業もやる気をなくして規模を縮小したり参加自体を取りやめ、最終的にはイベント自体がなくなるということも少なくありません。

今がちょうどその悪循環に陥るかどうかの瀬戸際に見えるので県や市のバックアップを含め、皆で力を合わせてもう一度盛り上げてほしいものです。

まちあそび27 コスプレイヤー ドラゴンクエスト

数は結構減っていたもののコスプレイヤーさんたちは相変わらず楽しそうでした

存在感大だったTROYCA&「オーバーテイク!」

さて、そんな少し寂しい雰囲気の中で大きな存在感を放っていたのがアニメ制作会社TROYCAトロイカです。

TROYCAはAICに所属していた長野敏之、加藤友宜、あおきえいが中心となり2013年に設立したアニメ制作会社。ロシア語で「3」を意味する「тройкаトロイカ」が由来だそうです。

長野敏之・加藤友宜・あおきえいが中心となり設立されたTROYCA。
この3人が牽くそりに良き仲間たちを乗せたスタジオとして、アニメーション作品の制作に日々携わっています。
その歩は常に確実に、そして前進のために。 

TROYCA公式サイト

TROYCAという制作会社は知らないけどあおきえいさんのことは知っているという人は多いかも。

「喰霊-零-」「Fate/Zero」「アルドノア・ゼロ」「Re:CREATORS」などで監督を務められている有名演出家です(「鉄血のオルフェンズ」のOP(コンテ・演出)なども担当)。

 

そのTROYCA制作・あおきえい監督で今秋から放送・配信されているのがTVアニメ「オーバーテイク!」です。

テレビアニメ「オーバーテイク!」フライヤー

今回のマチアソビVol.27では「オーバーテイク!」のプロモーションも兼ねてか、出演声優やスタッフのトークショーだけではなく空き店舗を利用した原画展も催すなど気合が入っている感じでした。

まちあそび27 29日イベント予定

新町橋東公園ステージで開催されたTROYCAシークレットナイト出張版では、あおきえいさんらTROYCAの創立メンバーに加え、主要キャストである古屋亜南さんと小西克幸さんの姿も!撮影禁止で残念ながら姿は撮れず…

小西さんは幻想水滸伝のビクトールやテイルズオブシンフォニアのロイドなど、僕が大好きなキャラの声を担当されているので個人的お気に入り声優の一人です。

僕は声優の「声」以外の部分にあまり関心がなく、姿を見ても誰が誰なのか全く分からなかったのですが、一緒に来ていた連れが「こにたんがいる!」と大騒ぎしながら教えてくれました(笑)

小西さんが体格はガッシリしているのに意外と地声が高いことやあおきさんのとても50歳には見えない若々しい姿に驚いたトークショーでした。あおきさんは荒木飛呂彦さんと同じ波紋の使い手かも。



アニメ「オーバーテイク!」の概要や魅力

ここからは「オーバーテイク!」という作品について少し書いてみたいと思います。

TVアニメ「オーバーテイク!」はKADOKAWA×TROYCAのオリジナルTVアニメプロジェクト。

ちなみに”オーバーテイク”というのはカーレースにおける前車両の追い越し行為のことです。

「F4」、フォーミュラ4。
「F1」を頂点としたフォーミュラカーレースの入門カテゴリーで、上級カテゴリーに優秀な若手ドライバーを輩出しており、シリーズ発足以来、「モータースポーツの甲子園」としての役割を担う。
そのサーキットに、ひとりの男が足を踏み入れる。
眞賀孝哉。フォトグラファーとして活動しているが、現在はとある理由によってスランプの渦中にある。
取材に訪れた富士スピードウェイで、高校生「F4」レーサー、浅雛悠の走りを目の当たりにする孝哉。
その愚直なまでのひたむきさに、久しく感じていなかった胸の高鳴りを自身の裡に蘇らせる……。それをきっかけとして、彼は弱小チーム「小牧モータース」と共に、悠を応援しその夢を叶えようと決意。
いつしか、性格も年齢も全く異なる悠と孝哉の人生は、互いに交錯していく――。

オーバーテイク!|KADOKAWA 

漫画や小説がベースというのではなく”オリジナル“アニメというのが良いですよね!

 

最近は若い頃ほどアニメを観る時間を確保できないので、新アニメが放送されると1、2話観てみて自分に合わなさそうならパスというスタイルになりました。

「オーバーテイク!」に関しては、モータースポーツという題材にあまり興味をそそられなかったので放送開始から少し遅れての視聴になったのですが、冒頭で主人公(個人的にはヒロイン)の浅雛悠あさひな はるかが自転車を漕ぐシーンの動きの細かさに魅力を感じました。

テレビアニメ「オーバーテイク!」はるかが新聞配達をしているシーン

呼吸の感じも良かったんですがツバを飲み込むところに妙なこだわりを感じましたね。

後にエモいと表現されるシーンがあるけど、個人的には悠はエ〇い(笑)

 

今のところ5話まで観させてもらいましたが、レースの割合が多すぎず(ここ大事)話もテンポ良く進む面白い作品だと思います。

神作かはまだわからないけど間違いなく良作。

何度もサーキットにロケハンに行ってつくり上げたレースシーンは映像も音も良質で迫力があるし、

テレビアニメ「オーバーテイク!」レースシーン

志村貴子原案、松本昌子デザインのキャラクターたちも良い味を出しています。

テレビアニメ「オーバーテイク!」キャラクター原案志村貴子先生

志村さん原案のちょっと某剛〇彩〇さん感がある主人公のが→→→

テレビアニメ「オーバーテイク!」はるか応援なんていらない

アニメではこんな感じにキリッと。

他のキャラクターも原案の良い部分を上手に引き出してるなぁと思う好きな仕上がりです。

惜しむらくは女の子があまり可愛くないこと。雪平編集長はアルドノア・ゼロのダルザナっぽくて好き。

まぁ、アルドノア・ゼロでは割と可愛い女の子もちらほらいたので今後の登場に期待したいです。

アルドノア・ゼロといえば、「オーバーテイク!」の作中でライバルの一人である春永早月が着ていた制服がアルドノア・ゼロの主人公・界塚伊奈帆が通う芦原高校の制服とそっくりでしたね。

テレビアニメ「オーバーテイク!」さつきの制服はアルドノア・ゼロの芦原高校の制服と同じ

今後もこういう遊び心がないか注意深く探してみたいと思います。

 

若い男の子たちのキラキラした頑張りがメインなので、この作品のターゲットは女性なのかな?と個人的には感じましたが実際のところはどういった層がターゲットなんでしょうね。マチアソビの展示会も女性が凄く多かった。

テレビアニメ「オーバーテイク!」表彰台に上がるベルソリーゾのライバルたち

ライバルなど主人公以外のキャラクターも魅力的

ただ、もう一人の主人公ともいえる存在である眞賀孝哉まどか こうやを見ていると、自分が頑張ることから誰かを応援することに気持ちが動いていくという若者から中年への転換期も描いているので年齢層高めの男性もターゲットになっているのかなと。

まとめると、やや女性向けではあるけれど、今のところその層を狙った露骨な感じもないので男性でも楽しく観られるし年齢層も特に選ばないという感じですね。

つまり、幅広い層におすすめの作品です!

テレビアニメ「オーバーテイク!」放送情報

上記に加えてAmazonやHulu、U-NEXTなど見放題サイトでも放送中

「オーバーテイク!」原画展の様子

それではマチアソビで開催されていた「オーバーテイク!」原画展の様子も少し紹介したいと思います。

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展

原画展は東新町商店街手前の空き店舗を借りて開催されていました。

中に入るとパッと目を引く位置に飾られていたのが…

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 浅雛悠 レーシングスーツや小物類

主人公・悠が作中で着ているレーシングスーツや小物類を忠実に再現したもの。

スポンサー名が少ない白いスーツ良いですね~。

フォーミュラカーレースはお金がたくさんかかるからスポンサーロゴが車体やレーシングスーツにペタペタ貼られているイメージがあるけど、やっぱり少ない方がかっこいい!

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 浅雛悠 レーシングスーツベルト

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 浅雛悠 レーシンググローブ

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 浅雛悠 レーシングシューズとヘルメット

レーシングスーツの汚れや生地の傷みまで再現しているところにこだわりを感じました。そこまで必要かは置いといて(笑)

スーツのベルトに名前と血液型が記載されているのを見て、フォーミュラカーレースが命懸けの危険な競技だというのを再確認しました。

 

ではでは、主役の原画も紹介。

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 中の様子1

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 中の様子2

右側に塗りを指定したもの?で左に完成したものという感じで並べられているのが見る人への心配り・気遣いを感じました。

いくつかピックアップしてアップで紹介します。

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ1

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ2

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ3

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ4

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ5

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ7

どの原画も丁寧な仕上がり。今のところ作画が安定しているのはこういう丁寧な仕事の結果なんでしょうね。

CGの車と人が組み合わさったシーンはこういう感じなんだというのも興味深かったです。

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 ピックアップ6

このシーンの原画ももちろんありました。

その他、アニメの原画以外にも原案を担当した志村貴子さんの複製原画や、撮影はNGでしたがアフレコ台本なんかも展示されていました。台本の見方難しすぎ…。

まちあそび27 troycaオーバーテイク!原画展 志村貴子複製原画

原画展の紹介はこんな感じ。

とても楽しい時間でした。



「オーバーテイク!」のサイン入り複製原画を購入

あとは物販。

「オーバーテイク!」のグッズはしんまちボードウォークのTROYCAブースで販売されていました。

まちあそび27 troycaブース

まちあそび27 troycaブース グッズ一覧

どれも割と良心的な価格設定。

僕が欲しいなと思ったのはTシャツと複製原画セットです。

TROYCAのシンプルなロゴT良いですよね!

でも、問題は黒Tしかなかったこと。うちには猫がいるので黒Tは毛が目立つんで…。

白Tや毛が目立ちにくいグレーTがあれば100%買ってました。特にグレーT希望!

なので、今回は複製原画だけ購入。

テレビアニメ「オーバーテイク!」複製原画袋

テレビアニメ「オーバーテイク!」複製原画

完全カラーじゃない複製原画4枚で3300円はちょっと高い気もするけど、あおきえい監督のサインが入った袋はうれしかったし、応援の意味も込めて。

残念だったのはトークショーの”後”にグッズを購入したら主演の古屋さんとあおき監督の手渡しサービスがあったこと。

僕はトークショーが始まる”前”に既にグッズを買ってしまっていたので、この手渡しサービスを受けられませんでした…。

手渡しが始まってしばらくの間はブースに小西さんもいたので間近で見たかった。

あと、小西さんは原画展も覗いていたらしくそこでもニアミスだったみたい。くっそ残念でした。

自分の運の悪さが憎い(笑)

まぁ、その運の悪さを差し引きしてもトークショーや原画展などTROYCAの企画には凄く楽しませてもらいました。感謝感謝です。

追記…トロイカの公式WEBサイトでもオーバーテイク!グッズを購入できるようになったみたいです。
トロイカWEBショップ

さいごに

その後は同じく特別ブースを構えていたアニメ制作会社「トリガー」の原画展を訪問。

まちあそび27 トリガーブース

まちあそび27 トリガー グリッドマン原画

まちあそび27 トリガー 原画

まちあそび27 トリガー リトルウィッチアカデミア 原画

最近「SSSS.DYNAZENON」を見返しているんですが、雨宮哲監督の細かな演出はやっぱり素晴らしい。ユニバースもすごく面白い!

トリガーは最近あまり勢いがない感じがするけど、また元気なところを見せてもらいたいですね。

 

あとはボードウォークでいくつかグッズを漁って、、、

まちあそび27 IGブース

IGブース

最後は徳島駅の近くにある雰囲気の良い喫茶店で休憩。

あとで調べたら「S・K」さんという喫茶店でした。

徳島 喫茶店S・K

徳島 喫茶店S・K アイスカフェオレとフルーツサンド

お客さんはあまりいなかったけど、アイスカフェオレとフルーツサンド美味しかったです。

徳島 喫茶店S・K イチジクとキウイのフルーツサンド

パンとイチジクがこんなに合うとは…。恐れ入りました。

 

以上、2023年10月に徳島で開催されたマチ★アソビVol.27の感想(アニメ「オーバーテイク!」多め)でした。

マチ★アソビ公式サイト

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