アニメの感想を書く際、原作が漫画や小説の場合はできるだけ読むようにしているのですが、漫画はともかく、小説の場合は結構大変です。
小説を読む際の難点は、同じ体勢で小さい文字を見続けることによる目の疲れや肩こりなど、体にまあまあなダメージを受けてしまうこと。
今、ソードアート・オンライン・アリシゼーションの感想が書けていないのもそれが結構大きな要因(アニメ版があまり面白くないのもあるけれど)で、原作小説を買ったはいいけれど読めない状態が続いてました。
目は目薬でなんとかなるけど、肩こりはどうしようもなくて、頭や歯まで痛みだす始末。10代の時は肩こりなんか感じた事もなかったんですがね…。
日本人は男性60%女性80%が肩こり
日本人は肩こりに悩まされている人がとても多いらしく、男性で60パーセント弱、女性は80パーセント弱が肩こりらしいです。
2015年に4500名を対象に行われたアンケートでも、男性約57%、女性約77%が肩こりに悩まされていることが分かっています。
そのなかでも特に30~50代の女性の肩こり割合は多く、8割近くに達していました。
肩こりに悩まされている人の約半数が何らかの対策をとっていましたが、最も多かったのが「シップ」、次に多かったのが「液体タイプの鎮痛薬」、3位は男女で異なり、男性は「クリーム状の鎮痛薬」、女性は「温熱シート」でした。
4位は男性、女性共に「磁気ネックレス」で、肩こりに悩まされている人全体の約16%の人が磁気ネックレスを使用しているようです。
低周波治療器(HV-F128)の効果
ネットでいろいろと肩こり対策を調べましたが、湿布やアンメルツといった肌に貼ったり塗ったりするタイプのアイテムは肌が敏感ですぐにかぶれてしまう僕には無理。
消去法で残ったのが「家庭用低周波治療器」と「磁気ネックレス」でした。
まず試したのは家庭用の低周波治療器。
「オムロン 低周波治療器 エレパルス HV-F128」という商品がレビューも多くて内容も良かったし、値段も自分が考えていたよりずっと安かったので迷わず購入しました。
中国製と日本製がありますが中国製の方が少し安かったのでそちらに。
毎日1~2回を1か月程使ってみた結果ですが、残念ながら僕にはあまり効果が実感できなかったです。
強さを調整できるのですが、弱いと全く感じないし強くすると今度は皮膚がピリピリ痛いだけというか、表面には届いているけれど、深いところまでは伝わっていないというか。
低周波治療器と高周波治療器の違い
肩こりや腰痛の治療器には、「低周波治療器」と「高周波治療器」の2種類があります。
低周波治療器は、表面の筋肉を刺激・収縮させることで肩こりを緩和します。一方、高周波治療器は、身体の組織深くまで浸透し、こりの患部に到達して血管を拡張させ、血行を促進することで、肩こりや腰痛を改善するそうです。
私の場合、低周波よりも高周波の方が効果的だと考え高周波治療器を探してみました。しかし、低周波治療器と比べて数倍も高価であったため、今回は購入を諦めました(安いものでも3万円くらいはする)。
磁気ネックレスの効果
最終的に私が辿り着いたのは「磁気ネックレス」でした。
磁気ネックレスは似非科学(科学的根拠が乏しいもの)の一種だと言う人もおり、私自身もあまり信用していませんでした。
しかし、肩こりに悩んでいる人の5人に1人が使用しているという事実を知り、とりあえず調べてみることに。
磁気治療器の老舗企業「ピップ株式会社」の研究によると、”こり”は生活習慣によって筋肉に緊張や疲労が積み重なり、太く硬くなった状態を指します。
このこりが血管を圧迫すると血流が滞り、老廃物がどんどん蓄積。蓄積した老廃物が筋肉の神経を刺激することで、さらに筋肉が緊張し、こりの悪循環に陥るそうです。
磁気ネックレスを着用すると、体内成分に働きかけて筋肉内の血流を改善し、蓄積した老廃物をスムーズに流すことでこりをほぐす仕組みだそうです。
本当かな?と思うところもありますが、年間2000億弱の売上がある巨大企業ピップさんが研究した結果という事なのでそこそこの信憑性はあるのでしょう。
ピップ マグネループ EX
という事で、まず試したのはピップさんの「ピップ マグネループ EX」という商品。
なぜ選んだのかと言うと単純に安かった(2000円しなかった)のとピップという名前が有名だったから、そしてAmazonのレビューが1000件近くあって★が4つ以上だったからです。
もし、全く効果がなくても1000円台のものならまあいいかくらいの気持ちで買ってみたのですが、これが意外と効果あり。
肩はまだこっている感じだけど、頭痛の頻度がかなり減って歯痛もなくなりました。一番酷い時を100とすると、60くらいになった感じですね。
0じゃないのかよ、と思う人も多いかもしれませんが、ただ首にかけるだけで重度の肩こりを全く感じさせなくするような神アイテムを発明した人がいたら一瞬で億万長者です。それくらい肩こりって厄介なんです。
磁気ネックレスの紹介サイトなどでは、全く肩こりを感じなくなったと書かれている例を多数見かけました。しかし、その多くはオーバーに書いているだけだと思います(すごい効果があると書かないと、記事を読んだ人が購入してくれないでしょうから…)。
もし磁気ネックレスをつけるだけで肩こりが完全に解消されるのなら、整骨院や湿布会社などはとっくの昔に潰れているはず。
私の場合、肩こりが完全に消えたわけではありませんが、体感できるレベルでは軽減されたと感じています。
ただし、これが完全に磁気ネックレスによる効果かどうかは分かりません。なぜなら、この世には「プラシーボ効果」というものが存在するから。
薬理作用に基づかない薬物の治癒効果、つまり投薬の形式に伴う心理効果(暗示作用)のことで、薬理学的にまったく不活性な薬物(プラシーボ)を薬と思わせて患者に与え、有効な作用が現れた場合をプラシーボ効果があったという。プラシーボplaceboとはプラセボともいい、「気に入るようにしましょう」という意味のラテン語で、偽薬(にせ薬)のこと。内服薬では乳糖、デンプンなどで形、色、味などを本物そっくりにつくり、注射薬では食塩溶液などを用い、本物の薬と偽薬を客観的に評価するための小道具として使われる。慢性疾患や精神状態に影響を受けやすい疾患では、プラシーボを投与しても、かなりの効果が現れる。睡眠薬や鎮痛剤などでもよくみられる。この心理効果は30~40%にみられるという。
コラントッテ RAFFI
磁気ネックレスの効果が本物なのか、プラシーボ効果なのかは分かりませんが、とりあえず私自身はその効果を体感することができました。ただ、ピップのネックレスのデザインには少々不満が…。
この価格帯で150mTの強力磁石や水に強いシリコン素材を採用しているなど、機能面では全く文句はありませんでした。ただ、外見の健康ネックレス感が非常に強いため、私服にはちょっと合わないかなと感じました。
機能面が良くてデザイン面もそこそこのものはないかなと思っていろいろ探した結果辿り着いたのがコラントッテというメーカーの「RAFFI」(ラフィー)という磁気ネックレス。
このネックレスはピップのネックレスの約10倍の価格で、購入するかどうか かなり長い時間悩みました。
しかし、デザインがシンプルなところと、使用されている磁石が他のメーカーとは異なり、効果も高いという点に惹かれ、清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入を決めました。
一般的な磁気ネックレスは「同極配列」の磁石を採用しているため、磁石同士が反発し合い、効果が限定的になります。しかし、コラントッテのネックレスはN極とS極を交互に配列することで、幅広く強力な効果が期待できるそうです。
私は理論よりも実践を重視する人間なので、とりあえずしばらくの間、このネックレスを着けて生活してみました。しかし、ピップの製品より明らかに優れているとは感じられませんでした。
もちろん効果がないわけではなく、確かに効果は感じられるのですが、ピップの製品とほぼ同じくらいだと思います(価格は約10倍なのに…)。
ただし、コラントッテは”磁気ネックレスといえばコラントッテ”と言われるほど評価の高いメーカーであり(商品レビューも非常に良い)、さらにRAFFIという商品は最上級の「TAOネックレスシリーズ」に属しています。そのため、私の感じ方が適切ではないだけかもしれません。
その他にもコラントッテにはいろいろな種類のネックレスがあります。
同じTAOネックレスシリーズの「CREO」(クレオ)という商品を愛用している人気YouTuberの方が、ネックレスをパスタ(笑)にすり替えられたのに気付かなかったという動画も。
このような商品は、いわゆる”個人差”があるので、合う合わないがあるのでしょう。
価格に見合った効果を実感することはできませんでしたが、ある程度の肩こり軽減効果は感じています。また、私服に着けていても違和感のないシンプルなデザインなので、愛用しています(せっかく高価だったので、着けないともったいないですしね…)。
まとめ
低周波治療器と磁気ネックレスは、肩こりの解消に一定の効果が期待できるグッズです。
ただし、個人差があるため、万人に効果があるとは限りません。
低周波治療器を選ぶ際は、高周波タイプも視野に入れると良いでしょう。
磁気ネックレスは、N極S極交互配列の磁石を採用したものがおすすめです。価格や&デザインも含めて、自分に合ったものを選ぶことが大切ですね。
肩こりに悩んでいる方は、ぜひ低周波治療器や磁気ネックレスを試してみてください。
参考サイト
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