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【ヴァニタスの手記】アニメ1話を見た感想(原作漫画との比較など)

ヴァニタスの手記アニメオープニングタイトル

こんにちは、キーアです。

ついに『ヴァニタスの手記(カルテ)』がアニメ放送開始ということで、原作と比較しながら一喜一憂の感想などを語っていこうと思います!

原作の個人的に好きな名場面・名セリフもまとめて記事にしているのでもし良かったら合わせて見てください。

【ヴァニタスの手記】印象的な名言・名シーンまとめ
『――聞いた事はありませんか?吸血鬼に呪いを振り撒くという、機械仕掛けの魔導書のお話を。いま“ヴァニタスの書”に導かれて、物語の歯車は廻り始める…。』 ガンガンJOKERで2016年1月から連載中の『

※ネタバレ注意です!



Memoire1 Vanitas – ラスティ=ホープスの場合

『蒼月の吸血鬼』

ヴァニタスの手記アニメ第1話蒼月の吸血鬼の童話

「むかしむかしあるところに ヴァニタスという嫌われ者の吸血鬼がおりました」

アニメでは原作とは違い、『蒼月の吸血鬼の童話』から始まりました。

この童話はヴァニタスの手記という作品において物語の核となる重要なキーワードなので、冒頭に持ってきたのはとても良いアレンジ。

原作では、これまた本作におけるキーワードの一つである『真名』の重要性について、『先生』からノエに忠告が入る、という1ページ目があって本編が始まります。

マンガだとページ数が多くなってしまうので、冒頭ではなく間に挟んだのだと思います。

ヴァニタスの手記アニメ第1話ヴァニタスの書

「この本を手にした者は私と同じ蒼き光を双眸に宿し やがて 紅月の吸血鬼を滅ぼす死神となるだろう」

童話の中で『蒼月の吸血鬼』の語りが入りますが、想像よりもかなり可愛い声で驚き。

原作で読んだときはもっと恐ろしい声なのかと思ってました。

OP:ササノマリイ『空と虚』

ヴァニタスの手記アニメオープニング

ヴァニタス=空虚という意味ですが、ノエ視点の曲っぽい?

終始ノエとヴァニタスが花と芸術の都・パリをひたすら観光しているという構図。

あれ?パリが舞台の日常系アニメだっけコレ?ノエめっちゃはしゃぐじゃん。

2人のテンションの差が面白いですが、もうなんせ背景がすげぇ。

原作もそうですけど背景の書き込みが神レベル。

美術館(『ナポレオン一世の戴冠式』が飾られてあるのでルーヴルですかね?)に凱旋門にムーランルージュなど、実際にあるパリの観光名所がどんどん出てきてめちゃくちゃパリに行きたくなりました。

登場人物は2人だけ(あとムル)でしたが、今後キャラが増えてきたらOPも変わるのかな…。

そういえば、1話から普通のタイミングでOPが入るのも最近珍しい気がする。

ちなみに、作者の望月淳さんが初めて訪れた海外の地がパリらしいです。やっぱり思い入れが強いんでしょうか。

『紅い眼』と『空游ぐ鯨号』

OPが終わり本編へ。

豪華客船『空游ぐ鯨号(ラ・バレーヌ)』で、「寒い…」と呟く女性・アメリアと、『ヴァニタスの書』を求めてパリに向かうノエが出会います。

倒れそうなアメリアに気付いたノエが咄嗟に支える場面、原作ではそんな全力疾走するほど遠くにいなかった気がしますが…ノエの『紅い眼』が軌道を描き、吸血鬼であることをさりげなく示唆しています。

これはフルカラーで動きのあるアニメならではの演出。

そしてムルを見たアメリアの台詞、原作では「あらあら可愛い」と言っていたのにアニメではカット…。

なんでや!ムル可愛いやろ!!

 

間もなくパリに到着、というアナウンスが流れ、おのぼりさんのノエは大興奮。

ひとりチューチュートレインを披露してくれます。

この時『空游ぐ鯨号』のデザインが映し出されるんですが、それどうやって飛んでるのっていう圧倒的な質量感。

ヴァニタスの手記アニメ第1話豪華客船『空游ぐ鯨号(ラ・バレーヌ)』

まるでファイナルなファンタジーのような飛空艇。やはり原作同様カッコ良すぎ…!!

ちなみにこのデザインを手掛けたのはフリーランスのデザイナー、山口龍さん。

このデザインを見て興奮する望月先生とは反対にアシスタントさん達は冷静に「描けません」と呟いたそうな。その気持ちは分かる。

 

さて、ここでノエがパリに来た目的が、冒頭に語られた童話に登場する『ヴァニタスの書』だと分かります。

「私の可愛い子猫 モンシャトン 必ず見つけ出し そして見極めてほしい ヴァニタスの書の正体を———!」

わぁ、先生の声、石田彰さんだ!原作読んでるときも脳内変換してたので良かった!

この黒幕感が増幅するイケボ、良いよね。(個人の感想です)



運命の邂逅

アメリアが『発症』し始め、満を持してヴァニタスが『空游ぐ鯨号』の窓を突き破って登場。

ヴァニタスの手記アニメ第1話ヴァニタス登場シーン

「用があるのはその女だけだ 悪いことは言わんからそこへ置いていけ でないと 痛い目に遭うぞ?」
「お断りします」

ヴァニタスのこの、ザ・悪役って感じの台詞が良いね、うん。彼も主人公の筈なんだけどな。

花江夏樹さんの声も割としっくりくる。ダークネス花江の本領発揮ですね。(分からない人はYouTubeとかで調べてみてね!)

そしてアメリアを抱きかかえたノエにヴァニタスが斬りかかってきます。

…原作では、もっとこう、結構強そうな動きをしていたように見えたんですが…アニメにすると、なんというかまぁ…思ったよりも人間的な動きと言いますか。

相対的にノエのとんでもない身体能力が分かるので、あえて…なのかな?

ノエに吹っ飛ばされたヴァニタスの動きもなんかゆっくりで…原作だともっと、ドーーーン!!!って飛んでってたじゃん!

カッコいいバトルシーンなのにここだけはちょっとショボく感じてしまいましたが…贅沢ですかね?

『真名』と『禍名』

暖かな光輝くお花畑で座り込むアメリア。

これは彼女の精神世界、といった感じなのですが、そこに現れる真っ黒で歪んだ人影。

ヴァニタスの手記アニメ第1話アメリアの精神世界

「いい所ね 気に入ったわ この場所を———あなたの『真名』を 私にちょうだい……?」

影がボイスチェンジャー越しのような不気味な声でアメリアに語りかけてきます。

流石にこれじゃ声優が誰なのか全然わからん…。

顔を覆ったアメリアの両手の隙間からどす黒い何かがドロドロと零れ落ちてくるのはなかなかにエグイ…。

金色に輝くお花畑が黒く塗りつぶされていく様子が、アニメだと鮮明でヤバさがより伝わってきます。

そして完全に“発症”してしまったアメリアは自我を失い、ノエを吸血。

「まずい…力が抜けていく…!」

そう言う割には結構しっかりとしたステップで彼女を振り払い距離を取るノエ、流石。

ヴァニタスの手記アニメ第1話発症したアメリア

「寒く…なくなった…? アタタカイ…♡ モット…モット血ヲちょうダい……!!」

アメリアさん怖えぇ!!下屋則子さんの可愛い声もどえらいことになってる!

正気を失い、某お寿司屋さんの社長のようなポーズを見せ、ノエやモブ乗客たちに襲い掛かるアメリア。

牙から毒を流し込まれたノエは体の自由が効かなくなり、絶体絶命のピンチ。

そこへ、青い稲妻のようなものをバチバチさせながらヴァニタスが乱入してきます。

「耐えきれぬ程の寒気 瞳と胸から零れ落ちる黒い涙に 影の荊 お前の禍名は“荊の牢獄エグランティーヌ”」

“病状”を読み上げ、病名を告げるようにアメリアの『禍名』を宣告するヴァニタス。

いちいち見せるドヤ顔がまた良い。

ヴァニタスの手記アニメ第1話吸血鬼専門の医者ヴァニタス

「あんたは教会の狩人(シャスール)? それとも彼女を処分しに来た処刑人(ブロー)ですか…!?」
「オレが狩人?処刑人?? そりゃあいい! ———否! オレは医者だ 吸血鬼専門のな オレは彼女を 治しに来た!」

ここの「否(ノン)!」の言い方がなんかすごい好き。

ところでこの作品、特殊なルビ読みとか小難しいカタカナが多くて、アニメだと意味が分かりにくいですね。禍名に関しては両方発音してるからいいですけど。

ヴァニタスは懐から『ヴァニタスの書』を取り出し、アメリアの“治療”に取り掛かります。

ヴァニタスの手記アニメ第1話ヴァニタスの書から浮かび上がる蒼い光の文字

漆黒の紙に浮かび上がる蒼く光る謎の文字が、稲妻のようにアメリアを蝕むウィルスのようなものを次々と分解していきます。

めっちゃ綺麗…これは厨二心を擽りますね!!

はたから見てると攻撃魔法で苦しんでいるだけのように見えますが、黒い荊に覆われたアメリアの精神は暖かな光に包まれていき…。

ヴァニタスの手記アニメ第1話アメリアを抱き寄せるヴァニタス

「この光は 君自身のものだよ “春導く者フローリフェル”よ!」

なんかもう少女漫画の王子様かってくらいキラキラでキザなヴァニタスに笑ってしまった。

後々のヴァニタスの外道っぷりを知っているだけに改めて見ると尚更おもろい。



『ヴァニタス』という男

さて、ほっと一息ついたのも束の間、展望室からの侵入者を追って警備員が突入してきます。

アメリアが散々暴れ散らかしたはずのフロアは、アニメでは何故か普通にキレイなまま。

原作では結構壁も天井もボロボロで、巻き込まれた乗客がその辺にごろごろ転がってたんだけど…。

1つだけ壁に大穴が空いているのもかなり不自然…というか、その穴いつ空いたん?

あれだけの騒ぎになったのに、警備員の人たちも何か冷静すぎるのでは。

吸血鬼騒動の方ではなく、はじめから無賃乗船したヴァニタスとダンテを捕えようとやってきましたし、ここのやり取りも原作とちょっと違いますね。

「悪いことは言わん……オレ達には関わるな…… でないと…痛い目に遭うぞ…!?痛い!!?」

それっぽいハッタリと、再びのこの悪役台詞。

でも狙ったように瓦礫が落ちてきてヴァニタスの脳天を直撃。

カッコいいんだけど所々締まらないのが彼のいい所。

ヴァニタスはふらつき、壁の穴から落下。それを追ってノエが飛び出します。

ヴァニタスの手記アニメ第1話落下しながら蒼い月を眺めるノエ

地上に向かって落下していくノエの目に映ったのは、楽しみにしていたパリの景色ではなく、吸血鬼にとって恐怖の象徴である『蒼い満月』。

昔幼かった頃に先生と一緒に蒼い月を見上げ話をしたことを思い出していました。

ヴァニタスの手記アニメ第1話青い月を眺める幼いころのノエと先生ともう一人

「僕の目にはあの月がとても綺麗に見えます」

大丈夫、このアニメを見ている人は皆そう見えてる。

っていうか、ああぁ…先生とノエの横にちゃんともう一人いる…。原作読んでたらもう既につらい。

それにしても先生、望月淳作品で帽子をかぶったCV石田さんとか、それもうブレイクしか出てこんですよ。

さてさて、思い出に浸るノエの傍らでは、またもや犬神家のポーズを披露するヴァニタス。

「ぶあっはっはっはははは! なんだこりゃ! 生きてる わけわからん! 一体どんな着地したんだっ」

普通に考えて、多分ノエが良い感じに庇ってくれたんでしょうけど…ということはその後ノエがヴァニタスを脳天からぶち込んだのか…?原作読んでるときも気になって仕方なかった。

そしてノエがパリに来た目的である『ヴァニタスの書』のことを彼から聞くと。

ヴァニタスの手記アニメ第1話目を輝かせるノエ

「ヴァニタスの書は童話に出てくるような呪いの本などではなかったんですね!」

赤面しキラキラと目を輝かせ、両手を握りこんで興奮するノエ。可愛さ爆発。

この反応にヴァニタスは大爆笑。

吸血鬼にとって恐怖の象徴とされている存在にそこまで嬉しそうな顔をするノエは彼にとって未知の存在でしょうね。

まぁ、童話として広まっているということは、これは『紅月の吸血鬼』側の創作である事が想像できますし、『蒼月の吸血鬼』への恐怖から、ある事ない事でっち上げてるだけ、とも取れますよね。

「ああ面白い そして気に入ったよ おまえ名はなんという?」
「…ノエ」

『方舟の子』という意味のNoe。

「ノアの方舟」の言い方の方がピンときやすいですかね。

原作ではヴァニタスが「いい名だ」って言ってくれたのにアニメではカット。

アメリアの真名はちゃんと褒めてたのに、こいつ…。

ヴァニタスの手記アニメ第1話ステンドグラスとヴァニタス

「オレはヴァニタス 蒼月の吸血鬼よりヴァニタスの書と名前を受け継いだ——— ただの人間だ!」

分かりにくいですが、彼は童話に出てくるヴァニタス本人ではなく、ヴァニタスから名前と本を受け継いだ別人です。

1話のタイトルにもあるように、おそらく『ラスティ=ホープス』っていうのが本名だったりするんじゃないかと予想しています。

原作9巻の時点でもまだ彼の名前は分かりません。

吸血鬼の『真名』を取り戻す彼自身の、本当の名前が未だ判明されていないというのも面白いですよね。

でもとりあえず、あの高さから脳天着地して無事で済むような奴は『ただの人間』ではないと思いますけど。

それはそれとして、後ろのステンドグラス美しすぎんか。

 

「オレに力を貸せノエ! 高い戦闘力に頑丈な体 『盾』になってくれること間違いない!」
「え 嫌です」

ですよねー。そんなアプローチじゃ当然の結果です。

『いい盾』から普通の『盾』に原作よりグレードダウンしてるし。

なんだ、アニメじゃノエを褒めてはいかんのか?

基本自分勝手なヴァニタスはノエの意見を無視して押し切ろうとします。

「なっ!」って言うヴァニタスとムッとしているノエのデフォルメ画はアニオリ。

ヴァニタスの手記アニメ第1話アニオリのデフォルメシーン

デフォルメの2人可愛いんじゃ…。

このシリアスとコメディの緩急の強さがこの作品のいい所です。

ヴァニタスの手記アニメ第1話ヴァニタスのキメ台詞

「オレはオレの望むまま オレの選んだ方法で おまえ達の意思に関係なく! 必ず吸血鬼を 救ってやる!!」

でた!ヴァニタスの決め台詞!!まるで魔王のような良い表情だ…。

そしてここで場面が暗転し、ステンドグラスの輝きが強調されつつ、過去語りに移る演出がめちゃくちゃ良い。

『ここが はじまりだった オレがヴァニタスと出会い 共に歩み 多くを得 失い そして その…旅路の果てに 彼をこの手で殺すまでの物語』

一瞬ですが、ノエが何か書き記しているシーンがアニオリで差し込まれています。

もしかして、おそらくヴァニタスとの旅路を綴っているであろうこの本が『ヴァニタスの手記』?

そしてこれから登場するであろうキャラクターたちの姿もチラホラと。

そしてなんといっても、最後の一枚絵ですよね…!知ってるのに鳥肌が立った…!

ヴァニタスの手記アニメ第1話ラストシーンの一枚絵

これには『鋼の錬金術師』『銀の匙』『アルスラーン戦記』の荒川弘先生も「最終回が気になってしょうがねぇ!!」と大絶賛。

ED:LMYK『0(zero)』

ヴァニタスの手記アニメエンディング

儚げで神秘的な曲と、OPとは違ってほぼ静止画のムービー。

こういうED好き。大好物。

そんで「始まった途端に終わりが見える」っていう歌い出しがこの第1話そのままで、なんというか…「おおぉ!」ってなった。←語彙力

EDだけ見るとヴァニタスがまるでヒロイン。でも最後のシーンではちゃんと(?)悪役風という…。

あと、キャストを確認するとネーニア(アメリアの真名を歪めていた人影)の声優は名塚香織さんでした。わかるかぁ!!

その後

原作では2話目最初の方で描かれた、1話目のその後がEDのあとに差し込まれていました。

ヴァニタスの手記アニメ第1話ed後ノエとヴァニタス

「何度も言うがノエ!オレに力を貸せ!」
「嫌です」
「なぜだ!何が不満だ!」

いや、盾扱いされて不満しかないだろ。

そんなやり取りを続けつつ、ノエが向かった先はなんと『空游ぐ鯨号』の発着場。

警備員が待ち構える現場に、馬鹿正直に愛猫ムルと荷物を受け取りに来ちゃったお茶目な一面を見せてくれます。

でもアメリアさんに注入された毒が回ってきたノエはその場でぶっ倒れてしまい…、という所で第1話は終了。

私はアニメとマンガを見比べて「絵とか雰囲気が全然違う!」って気持ち悪いのがとても嫌なんですが、アニメ『ヴァニタスの手記』は原作通り背景も凄いキレイだし、キャラも含め全体のイメージもいい感じ。

フルカラーだからこそ、紅と蒼を強調するこの作品の良さが引き出されていますね。

ということで、第1話感想としては大満足!2話目も楽しみです!!

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