「人と動物の違いそれは『天国へ行きたい』と思うこと 人は天国へ行くためにその人生を過ごすべきだ それが人間の素晴らしさなのだから」
エピソード10は『人と動物の違い』と『人が目指すべき天国』について独白するプッチ神父のシーンから始まりました。
これは原作ではミラションとの会話の途中で出てきた言葉。
前話でもしかしたらカットされたのかと思われたセリフが登場シーンを変えてより印象的に演出されていました。
エピソード10 サヴェジ・ガーデン作戦(中庭へ向かえ!)その①
ディスクの受け渡し作戦名は『サヴェジ・ガーデン』
刑務所内の電話からスピードワゴン財団に連絡した徐倫は、20分後に中庭でディスクを受け渡す約束を取り付けます。
作戦名は『サヴェジ・ガーデン』
スピードワゴン財団からの指示は「中庭でサヴェジ・ガーデンを探せ」というものでした。
財団が金にものを言わせれば脱獄くらいどうにでもできそうな気がするけど財団は徐倫を脱獄させたり生命を守るような力は無いらしい…。
ここの人たちみんなすごくお金に弱いですよ~。
アニオリで再登場してた「マキシマムセキュリティ」の看守長もしっかり袖の下を受け取って徐倫の通行を許可していました。
サヴェジ・ガーデンの元ネタは、オーストラリア出身のバンド(デュオ)『サヴェージ・ガーデン(Savage Garden)』から。
サヴェージ・ガーデンの曲は4部のアニメエンディングに『I want you』が使われていましたね。
リズムや雰囲気が4部にぴったりな曲でした。
「幽霊になった道具」を使うことができるエンポリオのスタンド能力
中庭に向かおうとしていたところ、エンポリオが現れて不思議な空間に連れて行かれた徐倫。
そこは過去に火事で焼失した音楽室で、『幽霊になった道具』を使うことができるエンポリオのスタンド能力によって『音楽室の幽霊』として存在しています。
投げられたボールが腕をすり抜けたと思ったらいつの間にか知らない部屋にいて、そこには二人の人物が…
というこの演出は、原作ではサンダー・マックイイーンから逃げてきたエルメェスが体験していたものでした。
それをまるごと全部ここの徐倫のシーンに持って来たんですね。
ということはアニメのエルメェスはまだこの二人とは面識が無いという設定なのか。
何にせよ、まだ名前が明かされていない後ろのピンク髪の人…ちゃんと男性でよかった。
何を言ってるのかわからねーと思うが有名な話なので一応言っておくと何故か彼は原作での初登場時は女性でした。
荒木先生は男女を超えた中性的なイメージを描くつもりだったところ、少年誌でそれはどうなんだ的な感じになって男性にしたとかなんとかそんな話。
この一連のシーンはボールがすり抜けて驚いてる徐倫の「えッ!!」ってセリフと音楽室の幽霊に入ったときに流れてるBGMがすごく好きです。
ウェザー・リポート
「能力は…天候を自由に操れること… スタンド名も…『ウェザー・リポート』」
自分が何者かを知るために同行を申し出てきた記憶のない青年ウェザー・リポート。
彼はテレビガイドマニアとかつま先立ちとか設定が盛り盛りです。
名前の発音もなんだか独特で、声優さんたちの話によるとウェザーの「エ」の部分は小さい「ェ」と大きい「エ」の中間みたいな発音なんだとか。ムズ…。
確かにアニメで聴いてると普通よりも「エ」の音がちょっと耳に引っかかる。
色々とこだわって収録されているんですね。
ウェザー・リポートの声をあてているのは梅原裕一郎さん。
5部ミスタ役の鳥海浩輔さんは6部のオーディション前から、梅原さんがやるならウェザーが合うと本人に言っていたそう。さすがの慧眼。
ウェザー・リポートの名前の由来はアメリカのジャズ、フュージョングループ『ウェザー・リポート』です。
ウェザーがスタンドを使って演奏した『交響曲第6番 ヘ長調 作品68』
徐倫の前でスタンドを出したウェザー・リポートはその能力でペン立てを倒し、落ちたペンでピアノを演奏するという離れ業を見せてくれます。
この時に演奏されていた曲はベートーベンの交響曲第6番 ヘ長調 作品68【田園】第4楽章『雷雨・嵐』。
天候を操るウェザーのスタンド能力にちなんで『雷雨・嵐』がチョイスされたんでしょうか。なかなか洒落てる。
原作では書き文字で「ポロロロ」「ポロタッタ」って書かれてるだけなのでなんかもっと単純な曲なのかと思ってました。
というか落ちるペンでクラシック曲演奏しちゃうウェザーすごすぎ。
ちなみにこの演奏を披露した場所は、エンポリオのスタンド能力で立ち入った『音楽室の幽霊』ではなく、刑務所内の本物の音楽室。
本来原作では徐倫が担当していなかったシーンをくっつけて繋いでるので、音楽室から音楽室に移動するという妙な展開になってます。
一応移動してる描写があって徐倫がセリフで「ここは…音楽室」って言ってるけどさっきいたのも音楽室だからちょっと混乱しそうですね。
ラング・ラングラーのスタンド『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』
「無重力…おまえもスタンド使いなんだろうがそれがどんな事を意味するのか…おまえに見ることができるかな」
音楽室を覗いていた追跡者をまいて中庭へと向かっていた途中、スタンド攻撃を受けて思わぬ事態に陥ってしまった徐倫。
追跡者ラング・ラングラーのスタンド『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』は、吐いたつばに触れた相手の体を無重力の支配下に置くというとんでもない能力を持っています。
さらにその人物が触れたものはすべて無重力に。連鎖が厄介すぎる!
こいつは相当恐ろしいスタンドですよ…。重力とか時間とか操ってくるヤツはとにかくやばいと相場が決まってる。
無重力下でうまく体勢を保てない徐倫はあっさりと承太郎のディスクを奪われてしまいました。
ラング・ラングラーは手足の指が吸盤みたいになってるから無重力でも全然平気。
いやそれどうなってんの?って感じですが…深く考えても答えは無いのでそういうものだと納得しましょう。
ラング・ラングラーだけ動きが特殊過ぎてところどころCGなのちょっと面白かったです。
ラング・ラングラーの名前の由来はジーンズブランドの『ラングラー(Wrangler)』。
声はゴールデンカムイの杉元佐一でおなじみの小林親弘さんです。
漫画で読んだ感じだと物静かなキャラのイメージがあったけどアニメでは結構テンションとか声のトーンがコロコロ変わってて見応えがありました。
スタンド名『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』はアメリカのロックバンド『ザ・ローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)』の楽曲『ジャンピン・ジャック・フラッシュ(Jump’in Jack Flash)』が元ネタです。
顔もテーマ曲もかっこいいウェザー・リポート
ウェザーとラングラーがやり合った衝撃で通路が封鎖され、閉じ込められそうになった二人。
ウェザーはあえて徐倫に触れることで自分も無重力状態になり、スタンドで気流を発生させて先に通路を抜けていったラングラーを猛スピードで追いかけます。
ウェザーがほんとにいちいちかっこいい。
顔が好みなのもあるけど登場シーンとか見せ場のテーマ曲がかっこいいし、ラストの徐倫を抱えて飛んでくシーンのBGMとかハリウッド映画感あって最高でした。
さて次回もラングラー戦。
小難しい話になりそうだけどまだまだウェザーの活躍も続きます。
PRIVILEGE CARD
名前通称:ウェザー・リポート
囚人番号MA-152403
罪状殺人未遂
性格、特徴無口。つまさきで歩く。記憶を失くしている。記憶DISCをホワイトスネイクに奪われたためと思われる。それを取り戻そうとしている。
スタンド名『ウェザー・リポート』生まれついてのスタンド使い。過去に謎が多い。
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン5巻
スタンド名…ウェザー・リポート
本体…ウェザー・リポート
破壊力ーA スピードーB 射程距離ーC 持続力ーA 精密動作性ーE 成長性ーA
能力…天候を左右できる能力。天候といっても大きい規模とは限らない。半径1m内の天候もある。
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン5巻
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