「ワタシのトコロニ来イ…『ローマ』に来ルノダ ソウスレバ君タチニ可能性を渡セル！」
アバッキオのムーディーブルースが残したデスマスクをもとにボスの情報を探るジョルノたちに、謎の人物がコンタクトを取ってきました。
パソコン画面の向こうの人物は、ボス『ディアボロ』を倒すための可能性を示唆し、また、自分は味方であると話します。
エピソード29 目的地はローマ！コロッセオ
謎の人物と矢
謎の人物は名前を名乗りませんでした。
そのため、原作では一体誰なんだ！？と、絶妙なドキドキ感があったんです。
しかしこれはアニメ！丸わかりだ！
久しぶりの小松さんの声。嬉しいなぁ。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「ウイルスはその者にご褒美のように『新しい生命能力』を与えるというのだ それはスデに証明されているね？君たち自身の体で…」
全く謎ではない謎の人物は、ボスのキングクリムゾンを倒すための鍵として、これまで自らが調査してきた『矢』についての事を教えてくれました。
そして矢のことが語られている時に出てきたのは3部のキャラクターたちのシルエット…
アニオリでニクイ演出をしてくれるじゃあないですか。
BGMも3部のアレンジ？で、すごく懐かしかったです。
謎の人物の話を信用したブチャラティたちは、指示通りローマのコロッセオへ向かいます。
過去からやってくる恐怖
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「恐怖というものは思いもよらぬ過去からやって来る…オレは…これを恐れていた…娘の存在を知ったときから」
アバッキオを失って混乱しているはずのブチャラティたちが迷いなくボートを走らせていることに違和感を覚え、電話(ジェラート)でドッピオに連絡を取るボス。
何かを掴まれたと確信したボスは、ドッピオが直接ブチャラティたちを追うことと、新たな刺客の派遣を命じました。
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「ゲスどもの力だけは借りたくなかったが…やむをえん…」
チョコラータとセッコ
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
元医者のチョコラータと、その患者だったセッコ。
あのボスが仕事の要請をためらうほどの「ゲス」という設定ですが…
この二人、聞けば聞くほど本当にゲス。
チョコ先生の数々の悪行は、原作ではすごい文字量で紹介されていました。
文字で見ただけでも引くほどやばかったのに、それがこの度ナレーションだけでなく映像になって紹介されて、より狂気感が強調されています。
わざと麻酔を弱めて手術中に患者を目覚めさせると言うのが個人的には一番引いた…。
そして、「9人自殺させたところで医者になることを目指した」という謎の脈絡。サイコパス！
この人も『吐き気を催す邪悪』間違いなし。
また、この2人はアニオリのホルマジオの回想でソルベの処刑シーンにシルエットだけで登場していました。
その時も隣にいたセッコは処刑の様子を撮影していましたね…。
チョコラータの声は、黄金の旋風では石野竜三さん、ASBでは内田直哉さんでしたがアニメでは宮内敦士さんが担当されています。
不気味さと威圧感があってとてもピッタリ。
セッコは、黄金の旋風ではうすいたかやすさん、ASBでは下野紘さん、アニメ版はKENNさんです。
ちょっと意外だけど、KENNさんの声はすごく好きなので、次回以降セッコがたくさん喋る回が非常に楽しみです。
無差別攻撃
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「いいかセッコ 最も気をつけなくちゃあいけないのはな…『バッテリー』切れだぜ…」
「後で『録画』されてませんでしたってのが最もムカつく！ ちゃんとビデオ回ってるか？」
ブチャラティ一行がローマ近くの漁村に着くと、そこにはすでにチョコラータとセッコが待ち伏せていました。
一般人であろうとお構い無し。チョコラータのスタンド『グリーン・デイ』による無差別攻撃で村人は次々倒れ、ミスタとナランチャもその被害を受けます。
しかし“自分の体より低い位置に移動すると反応して攻撃を始めるカビ“について心当たりがあったジョルノ。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
少々荒っぽい方法にはなったけど、いち早くそのカビの習性に気付き、ミスタの驚異的な理解力も相まって、ナランチャとカメはボートよりも「上」に登ることができました。
ちなみに…
ジョルノが話していた『バッタカビ』というのは、遠くまで胞子を飛ばせるようバッタの行動をコントロールするという、なんとも不思議で恐ろしい菌。
この菌に冒されたバッタは植物の先端にまで登り、落下しないようにその植物をギュッと抱きしめて死んでしまうんだとか…。
これからの時期、その光景はわりと身近でも見られるようです。
locust fungus バッタカビ： 〔病原菌学名Entomophaga grylli (Fressenius) Batko〕昆虫疫病菌の1種。バッタ，イナゴなど直翅目昆虫に寄生する。感染した昆虫は植物の茎の上方に登り，午後遅くから夕方にかけて死ぬ。死後1時間ほどで本菌の分生子が死体表面に形成され，周囲に飛散する。そのため，夜間に植物体に集まってきた健全虫が感染を受ける。このようにして，しばしばその個体群を短期間に全滅させるほどの流行性を示すことで有名な菌である。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「フフ…おもしろい…いいぞ…よし…」
危機を脱したブチャラティたちの表情を観察して不敵な笑みを浮かべるチョコラータ。
その余裕が非常に不気味です…。
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