「この外部への電話リスト…通話録音内容を聞きたいのですが…女子監房…電話台番号16 7分ほど前の会話を…」
徐倫たちが通路で戦闘を繰り広げた結果セキュリティルームでは警報が鳴り響き、騒ぎを聞きつけたプッチ神父が様子をうかがいにやってきました。
そこでスピードワゴン財団との通話記録が見つかり、徐倫の計画はあっという間に神父にバレてしまいます。
エピソード11 サヴェジ・ガーデン作戦(中庭へ向かえ!)その②
宇宙服みたいなスーツも作れるウェザー・リポートの便利な雲
「心配するな 『雲』で吸いとってやるよ」
無重力空間ゆえに起こる利尿作用で猛烈な尿意に襲われる徐倫に、さらりとその辺で済ませろと言ってのけるウェザーリポート。
無表情なウェザーとうろたえる徐倫のやり取りが面白い。
雲で吸い取れちゃうなんて便利ですね。なんかこぼれだした水滴がめっちゃ浮遊してるけど。
しかしそんなことよりもやばいのが、徐倫が部屋の壁や床そして空気にまでも『触れている』ことで進む周囲の気圧の低下。
怪我した部分や粘膜の弱いところからどんどん血が流れ出していくし、さらに気圧が低くなることで起こる『血液の沸騰』なんて聞いただけで恐ろしい…。
無重力の真空状態ならたったの20秒で血液が干からびてしまうそうです。
「部屋の中は真空に近く 酸素はもうこの『雲』の量しかない…」
急速に気圧が下がっていく中でウェザーの雲のスーツでなんとか残り少ない酸素を確保した二人。
ここからどうにか反撃に転じようというわけですが…この対決、ウェザーがいなかったら秒でやられてましたね…。
ウェザーの能力めっちゃ便利。いてくれてホントよかった。
こんな緊迫した場面で雲スーツのデザインにしっかりこだわってるところも素敵。
頭部のガラスっぽくなってる部分も雲製なのか?気になる。
ジャンピン・ジャック・フラッシュの射程距離に気付いた徐倫
部屋の中の無重力になっていない空間がジャンピン・ジャック・フラッシュの『射程距離』の外であると気づき、空気を手に入れるためにその場所へ向かおうとしていた二人でしたが…
ウェザーはラングラーが撃ったドラム缶に吹っ飛ばされ、徐倫は破裂したネズミで視界を遮られるという最悪な展開に。
徐倫の視界を奪うためにネズミ飛ばしてくるとかグロすぎでしょ…。
せっかく射程距離に気付けたのにそこまでの道のりがなかなかハード。
ジャンピン・ジャック・フラッシュの射程距離は「徐倫が触れた物から半径20mくらい」という設定だけど、射程距離があるにしても一定の範囲を無重力にしてしまえるってとんでもないスタンドですね。
このどうしようもない感…ジャンピン・ジャック・フラッシュ強すぎん?
ほぼ敵無しだと思う…。
私の中では5部ギアッチョのホワイトアルバムと並ぶ厄介なスタンドです。
徐倫VSラング・ラングラー
「勝ったわッ!死ぬのがいやなら!おまえはもうこの無重力を今すぐに解除するしかない!」
視界を遮られ、ジャンピン・ジャック・フラッシュの攻撃をもろに被弾してしまったかと思いきや…
ラングラーが装填した弾にこっそり糸を絡ませていた徐倫。抜け目ない!
ストーン・フリーの糸で徐倫と繋がったラングラーはそのままガオォォンと無重力空間に引っ張り込まれることに。
射程距離の外に出られないなら相手を無重力側に引き込んでやろうという逆転の発想!
徐倫はこういう所が本当にかっこよくて好き。
もうここまでくるとただの不良娘じゃあないですね。
このシーンはラングラーの渾身の叫びもすごかったです。
ラングラーくん、完全に勝った気で「この世でオレに出来ない事はないかもしれん」とか言っちゃって油断してたからなぁ(笑)
青天の霹靂だったことでしょう。
カッコ良すぎるウェザー・リポート
「やるよ…ヤツから…DISCを取り戻す…だけなら…十分使えるだろう」
無重力空間に引きずり込まれてもまだ諦めずに反撃を試みるラングラーの『オキシドールに二酸化マンガンを加えると化学反応で酸素が発生する』攻撃で雲のスーツが吹き飛んでしまった徐倫。
するとウェザー・リポートが自分のスーツを徐倫に…!
う…美しすぎます!
出会ってまだ数十分で命を預け合えるこんなにアツい信頼関係が結ばれるって素晴らしいですね。
イケメンでこのかっこよさはズルい。
通路でも呼んだら猛ダッシュですぐに駆けつけてくれたし、ウェザーはほんとにいろいろとかっこよすぎる。
ちなみに…
ラングラーが『オキシドールに二酸化マンガンを加えると化学反応で酸素が発生する』攻撃を仕掛ける前に出てきた回想シーンはアニオリです。
原作ではラングラーが刺した女教授が化学の教授だったとは明記されていませんが、場所が科学室っぽいのはオキシドールとか二酸化マンガンとか化学っぽいイメージがラングラーにあるからでしょうか。
後光差す徐倫の決定打
「最初に解除していれば良かったものを…この風圧に飛ばされて逃げられたかもしれないのに…」
徐倫がウェザーに雲スーツを貰ったことで無重力空間において自分の状況のほうが不利になったラングラーはたまらず能力を解除。
その瞬間、真空内に空気がなだれ込み徐倫とラングラーの距離は急接近することに。
「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラ」
ストーン・フリーの射程距離に入ったラングラーは原作の26回よりもより多い33回オラオララッシュを叩き込まれてついにノックアウト。
このシーン、徐倫に後光が差して雲が晴れる演出がめちゃくちゃカッコよかったです。
原作ではそんな感じじゃなかったけどアニメではしっかり見せ場がアピールされてました。
美しい。
それにしてもラング・ラングラー強かったですね。
初見時はホントにどうやって勝つのか見当もつかなかったけど。徐倫の機転とウェザーのチート能力の勝利!
セリフは変更多め
空気とか気圧がどうだとか今回もなかなか難しいスタンドバトルでしたが、原作ではかなりごちゃついていた会話がアニメではスッキリまとめられていましたね。
セリフがだいぶ違うし超コンパクト。
難解な部分がわかりやすくなってます。
だけどちょっとセリフ変えすぎなんよ…。
確かにこうして要点まとめてくれた方が理解しやすいんだけど妙にまどろっこしい言い回しが『ジョジョ』でもあるので何とも言い難い。
例えば「ローマ法王だって絶対に自分ではコントロールできないはず!」ってセリフなんかは、説得力あってジョジョらしい面白いセリフだと思ったけど…アニメには出てこなかった。
「ローマ法王」がNGだったのか?
1部の時は原作の誤植のセリフでさえ、そのままいくか悩んだ末に誤植の響きと正しい響きの中間を模索して
「何をするだァ──ッ」を「何をするんだァ──ッ」(「ん」の音を立てずに小さくさらっと発声する)にしたみたいなんですけどね。
万人に届くわかりやすさと原作準拠のバランスは難しい。
これはこの先もかなりセリフが変わってきそうな気がします。
PRIVILEGE CARD
名前通称:ラング・ラングラー
囚人番号MA-13022
罪状タンカージャック
性格、特徴理論的に物事を考え行動する。妙な服装をしているのは全て無重力にそなえてのもの。手足の指先は吸盤状に変形しており、カベなどに吸いつくようになった。
スタンド名『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン5巻
スタンド名…ジャンピン・ジャック・フラッシュ
本体…ラング・ラングラー
破壊力ーB スピードーC 射程距離ーB 持続力ーA 精密動作性ーD 成長性ーE
能力…ツバを吐いて相手の体を無重力の支配下に置く。そして、その人物が触れたものも全て無重力になっていく。(壁や空気までも) 遠心力を利用してネジなどの金属片を弾丸として飛ばす。無重力内で正確に狙える。指の指紋がタコの吸盤のようになっていて壁に吸いつき無重力になった時体勢を固定できる。無重力の射程距離は支配下においた相手(徐倫)の触れた物から半径20mくらい。足の指も吸盤に変化している。
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン6巻
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