「ジョンガリ・Aはあれをつかって空気の動きを読んでいる……」
「しかもあのスタンドは『衛星』!…ライフルであのスタンドを狙い…弾丸を中継させる『狙撃衛星』だ…!!」
倒れていた看守が動き出したことでジョンガリ・Aに面会室内の様子を読まれ、ライフルによる狙撃を受けてしまった承太郎。
しかし面会室側からジョンガリ・Aの狙撃位置を見つけることは難しく、承太郎と徐倫は身動きが取れなくなっていました。
エピソード4 面会人 その②
ジョンガリ・Aのスタンド『マンハッタン・トランスファー』
ジョンガリ・Aのマンハッタン・トランスファーは本体がライフルで発射した弾を反射させてターゲットに命中させるというスタンド。
スタンド自体に攻撃力はありませんがふわふわと浮遊しながら空気の流れを感知しているため本体は離れた場所からでもスタンドの周囲の状況がわかります。
弾丸の軌道を変えるという点ではミスタのセックス・ピストルズと似たような能力ですね。
おしゃべりしてくれるピストルズの方がかわいいけど、ご飯食べさせたりしなくていい分こっちの方が楽かも?
マンハッタン・トランスファーのスタンド名はアメリカのジャズコーラスグループ『The Manhattan Transfer』から。
ジョンガリ・Aの声優は日野聡 アニオリのセリフも追加
「ジョースター!ジョースター!ジョースター!ジョースターーッッ!!『おまえらの血統にとどめを刺す時』オレの人生はやっと始まるッ!我が『心』のささえを奪った復讐には決着をつけなくてはならないッ!!」
遠く離れた男子監から徐倫たちを狙うジョンガリ・A。
ジョースター一族への並々ならぬ思いがセリフから伝わってきます。
ジョンガリ・Aが銃を構えているシーンで喋っている台詞はアニオリでちょっぴり変更されていました。
原作では面会室内で起こったことを確認するようなセリフだったのが、アニメではジョースター一族への恨みの感情が前に出たセリフになっています。
ジョースタージョースター連呼してるのもアニオリです。
確かに原作の方では本人のセリフでディオへの忠誠心がそこまではっきりと表現されてるものは少なかったので、このアニオリは動機が非常にわかりやすくていいかも。
ジョンガリ・Aの声を担当されているのは、”煉獄さん”でおなじみの日野聡さん。
煉獄さんとはまた違った渋い声の演技でかっこよかったです。
本当は違う役でオーディションを受けてたみたいですが、ジョンガリ・Aの声合ってました。
ストーン・フリーVSマンハッタン・トランスファー
「あたし中に戻るわ あの子をヤツが撃つ前にあたしがジョンガリ・Aを倒す」
ライターを使ってスプリンクラーを作動させ気流を読めなくさせようという作戦もマンハッタントランスファーの察知力の前に失敗に終わり万事休すの徐倫たち。
そこで例の野球帽の少年が現れ秘密の通路を教えて助け舟を出してくれましたが、姿を現したことでジョンガリ・Aに存在を知られてしまい、徐倫たちよりも先に狙われることに…。
それを見過ごせない徐倫は危険を省みず少年を守るために中に戻ります。
「やれやれ…だ……」って承太郎のセリフがまさしく子供に対する親のそれでちょっと同情してしまう(笑)
親の心子知らずってやつですね。
だけど赤の他人のために命を張れるっていうのがいかにも”ジョースターの血”って感じでグッとくる。
「このパイプ折っといてよかったわ」
「ガスは軽いからこの辺にたまればあんたの周りの空気とは違った『層』ができて正確に気流が読めないと思ったのよ」
隠し通路を進んだところで今にも少年が攻撃されそうな場面に遭遇した徐倫はストーン・フリーの『糸』でマンハッタン・トランスファーを捕獲。
それに気づいたジョンガリ・Aは照準を少年から徐倫に変更しますが、放たれた弾丸は折れたパイプから漏れ出したガスの影響で徐倫には命中しませんでした。
賢いじゃあないか徐倫。
弾丸を避けたらあとはもうこっちのもの。
処刑用BGMに乗せて「ドグシャァァァ」とマンハッタン・トランスファーは破壊されました。
水滴さえも器用に避けてたマンハッタン・トランスファーも捕まってしまうとなすすべ無しですね。
この対決で一番感動したのはジョンガリ・Aがライフルを撃った瞬間の「発射ッ!」のセリフ。
原作のルビ通りほんとに「シュートァ──ッ!」って言ってて、おぉ~ってなりました。
それが自然に聞こえるのがすごい。
承太郎の活躍時に流れる3部の処刑用BGM
完全に勝利したと思われたその瞬間、徐倫の視界に映ったのは男子監にいるはずのジョンガリ・Aの姿。
「わかった… 信じよう オラァ!!」
ジョンガリ・Aが頭上に潜んでいると聞いた承太郎はスタープラチナでパイプを殴り、火花を散らしてガス爆発を起こします。
この見せ場で流れたのは3部の処刑用BGM!
うんうん、承太郎はやっぱこれですよ。テンション上がりました。
全ては幻覚だったジョンガリ・A戦
「あんた何かおかしいわ…『傷』撃たれた傷はどうしたの?」
しかし勝利の余韻に浸る間もなく、徐倫は承太郎の違和感に気が付きます。
ここ、ホラーっぽくてホントに怖い。
「そもそもジョンガリ・Aの攻撃なんて最初からあったの?おかしい 全ての出来事のつじつまが合わないッ!!これは現実じゃあないッ!」
原作を読んでて「は???」ってなったところ…。
意味不明。一体どこからが茶番だったの?ってかなり混乱しました。
アニメでは非現実世界になったタイミングがわかりやすいように手錠が外れた瞬間がピックアップされていましたね。ありがたい…。
原作では徐倫が気づくことなくほんとにしれっと手錠が消えて普通に話が進んでいくのでちょっと理解が難しかったです。
ちなみに原作とアニメでは手錠が外れたタイミングが少し違っていて、アニメでは徐倫と承太郎が向かい合って座り「愛情ってワケか?」と話しているあたりで手錠が消えているのですが原作ではもっと前の徐倫が「2発殴ったよなぁぁぁ~」と看守を蹴飛ばしているあたりですでに手錠はなさそうな感じでした。
「部屋を出ようとして手錠が無いことに気づいて…あの時から…?いや 座ったままということはその前だ あたしたちは一歩も面会室から出ていない…」
少年に渡された骨で手を傷つけ、その痛みで目覚めることができた徐倫。
さっきまでのジョンガリ・Aとの戦いは全て幻覚で、実際の徐倫と承太郎は面会室で椅子に座ったまま体を溶かされていました。
なんだかややこしい話になってきましたが…
アニメではセリフを追加、改変して結構わかりやすく状況を説明してくれてる気がします。
6部はかなり難解な話が多いのでそういうのは大歓迎。
この先も親切な解説に期待です。
PRIVILEGE CARD
名前通称:ジョンガリ・A(35)♂
囚人番号MA-56002
房番号313(男子監)
刑期7年
罪状殺人
身体的特徴身長185㎝ ほぼ盲目
略歴元軍人狙撃手 自分の肉体とその標的間の空気の動きまでも敏感に読み一撃必殺のライフル狙撃
スタンド名『マンハッタン・トランスファー』
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン3巻
スタンド名…マンハッタン・トランスファー
本体…ジョンガリ・A
破壊力ーE スピードーE 射程距離ーA 持続力ーA 精密動作性ーA 成長性ーC
能力…このスタンドのボディに命中した弾丸を反射させ標的に打ち込む狙撃衛星。
「マンハッタン・トランスファー」それ自体は、ちりのように舞っているだけで何もしないし、何の攻撃もしない。ただライフルの弾道上に漂うだけだ。そして「マンハッタン・トランスファー」は攻撃されても、ただ身をかわすのみ。ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン3巻
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