エアロスミスの二酸化炭素探知機能で、あと少しのところまでホルマジオを追い詰めていたナランチャ。
しかし、元のサイズに戻ったホルマジオの反撃で今度はナランチャが窮地に立たされます。
エピソード11 ナランチャのエアロスミス
ナランチャの過去
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
原作では自動ドアに突っ込む前に語られていたナランチャの過去話。
かなり早めに出されたアバッキオやミスタの話とは違って、ちょっと遅れての紹介になりましたね。
しかし、モノローグでの説明が主だった8ページほどのエピソードが、アニオリをふんだんに盛り込み十分な尺で再現されていたのには感動しました。
そしてちっちゃいナランチャ、かわいい。
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「こいつにスパゲティを食わしてやりたいんですがかまいませんね!!」
レストランでのフーゴとブチャラティのやりとりは色んな過去エピソードの中でもとても好きなシーンです。
あと、まともな格好のフーゴが新鮮だ…(笑)
ちなみに、この時ブチャラティが差し出したスパゲティ…
原作ではなんとなくボロネーゼかポモドーロっぽい感じに見えましたが、アニメではクリームパスタ風でしたね。
じゃがいもとベーコン?サーモン?ちょっと分からなかったけど…おいしそうでした。
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「男っていうのはああいう人のために働くものだ」
かくして、自分を本気で叱ってくれたブチャラティのもとで働く決心をしたナランチャ。
今よりも大人びて見えるのはこれもやっぱり格好がまともだからでしょうか…(笑)
それにしても山下さん、幼少期の声も自前とは!
さすがです…。
ナランチャVS蜘蛛
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
さて、場面は戻って買い物帰りの街角。
小さくなりすぎてしまった体では太刀打ちできないため、ひとまずどこかに隠れようとするナランチャでしたが、降りかかる液体によってその足を止められてしまいます。
また”スパライト”…!
ボートのときから水難ならぬスパライト難に見舞われてます。
このシーンは確かに原作のほうでもスパライト(漫画ではスプライト)と思しき缶が描かれていました。
ナランチャの災難にはスパライトが関わっているという、特に言及されもしない謎の因果関係をチラつかせるところがいかにもジョジョっぽい。
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ホルマジオに捕まり、蜘蛛とともにビンの中に放り込まれたナランチャ。
虫嫌いの人なら卒倒しそうな状況ですが、噛まれて絶体絶命の状況になってもトリッシュの居場所を喋らないという男気を見せ付けてくれました。
そして蜘蛛を狙ったと見せかけたエアロスミスの攻撃によって車を爆発炎上させ、リトルフィートの能力を解除。
ついにもとの大きさに戻ります。
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「よくもォオオオオおばっ!てめえの仲間全員皆殺おおおおしにしてばやああッ!隠れうごばっ家ばばっ『ブドウ畑』ゲバベっ!」
この時、炎に包まれるホルマジオが叫ぶセリフ…
こんなに喚いてる感じだったかな…ちょっと過剰じゃないかな…と思ったんですが…
一言一句まで全く同じ、完全に原作どおりでした!
こだわりがすごい。
福島さんもすごい。
爆発炎上
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小さくなり自らの血をかぶって火を消したホルマジオは、炎上によって周辺に充満する大量の二酸化炭素を逆手に取り、エアロスミスの探知をかいくぐろうとします。
しかしナランチャはそんなことはお構いなし。
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「おまえの『呼吸』を探知できんねーんならよォーーッ 『炎』がでかすぎるってんならよォォーッ もっとでっかくしてやるぜェ~~ッ!!」
完全に開き直って辺り一帯を火の海にするナランチャ。
なんというド派手な荒業。
ブッ飛んでるけどなんかめちゃくちゃかっこいいです。
たまらず能力を解除して姿を現したホルマジオ。
ジョジョではしばしば聞かれる「正気かァ てめェェェェェ~~」ってセリフ、色んな感情がこもっててすごく好きなんですが、ホルマジオバージョンもいい感じ。
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「街中によォォーー火つけずにはすんだなあ~~っ」
ここのナランチャは原作でもお気に入りの一コマでした。
アニメでもすごくいい雰囲気に仕上がってる!
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そして最後は正々堂々向かいあって一撃を打ち合ったナランチャとホルマジオ。
パラメータ上でのスピードはお互いB判定と互角ですが、わずかにナランチャのほうが早かったようですね。
結局買い物ミッションは達成できなかったものの、ナランチャはなんとか暗殺者チームの一人、ホルマジオを倒し、仲間の待つブドウ畑の隠れ家へと戻ります…。
今回、フーゴに叱られてシュンとなるところまではとにかくナランチャがかっこいい、素晴らしい回でしたね。
原作以上の迫力とかっこよさで、まさに『神回』と言えるエピソードだったんじゃないでしょうか。
これは次回以降にも期待が高まります…!
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