©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「信頼できるチーム、ボスを倒すためにはこれが必要になる。」
パッショーネは謎の人物「ボス」を頂点に、数人の幹部、そしていくつもに分かれたチームで成り立つ巨大ギャング組織。
組織の大まかな構成と、自分たちの今後の展望を聞いたジョルノは、ブチャラティの仲間たちが待つというレストランへと向かいます。
エピソード5 ポルポの遺産を狙え!
ブチャラティのチーム
チームメンバーたちが集まっていたのはレストランLibeccio(リベッチオ)
原作には載ってなかった気がするのでお店の名前はアニオリでしょうか。
リベッチオとは地中海性の南西風のことですが、イタリアの駆逐艦としての名前のほうが有名かもしれないですね。
そのリベッチオにて…
いきなりのいざこざでこれでもかというほどの強烈な個性を見せ付けてくれる仲間たち。
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ナランチャとフーゴのやりとりはいつも微笑ましくて(?)和みますが、このときの喧嘩の様相からは二人がただの好青年や無邪気な子供などではなく、荒れた世界の住人であるということが伝わります。
まあ、格好からしてただの一般人ではないけどね。
特にフーゴの格好はカラーで見るとクレイジーさが際立ちます(笑)
「一般の市民と見分けがつかないような服装」とは一体…?
ともあれ、メンバーたちはブチャラティに連れられてやってきた新入りにすぐに心を開いてくれたりはしません。
ジョルノは世にも恐ろしい”アバ茶”の洗礼を受けます…。
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なんてことをするんだ、アバッキオ。
ほかのメンバーたちも驚愕の悪行。
しかしジョルノはこのピンチをゴールド・Eの能力で切り抜けます。
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「さあね…君たちだって『能力』を秘密にしてるんだろ?」
恐怖におののくミスタの顔…(笑)
確かに、仕掛けが分からないと怖いですね。
レストランでの一連のやり取りだけで、これまでのブチャラティの苦労がしのばれます…。
街の人たちにも慕われ、相談を持ちかけられたりもしている人気者のブチャラティ。
「うそをついている味だぜ」なんて言ってた変態っぽい姿は見る影もなく、気苦労の耐えない中間管理職感が漂っていました。
ポルポの隠し財産
一方、ポルポの死を受けて、組織内部では色々な憶測が飛び交います。
どうやらポルポの残した財産がどこかに隠されているとかいないとか…。
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「宇宙のハテを知らねーようにそんなうわさ知らねー」
ズッケェロ、なんと秀逸な言い回しでしょうか(笑)
頼まれてもいないのにわざわざまどろっこしく例えるこの感じ、いかにもジョジョっぽい。
サーレーの声は思ってたより若かったので少々困惑しましたが…
担当しているのは石川界人さん。
ズッケェロの声は高橋伸也さんです。
ゲーム「黄金の旋風」ではサーレーが木内秀信さん、ズッケェロが石野竜三さんでした。
ポルポの財産について、サーレーは実に50億リラと予想しています。
原作では「4億」と日本円で表記されていたこの部分…
2002年、欧州通貨統合によりリラはユーロへと移行してその年の3月に公式の使用が終了していますが、アニメでは5部の舞台である2001年のイタリアに合わせてリラになっています。
当時のレートで言うと50億リラ=日本円でおよそ2億8千万。(2001年時:1円=18リラ)
リラは変動の激しい通貨で、2001年当時は1円=18リラでした。
空港でのジョルノと康一くんのやり取りも、ちゃんとそれに合わせて18万リラ=約10000円、1万リラ=約500円と言っていましたね。
そういうところもしっかり作られてるところに制作陣のこだわりを感じます。
ポルポの残した50億リラ…
半信半疑ながらも、ポルポの財産を隠す手助けをしたのは気に入られていたブチャラティに違いないと踏んだサーレーとズッケェロはブチャラティのチームを追跡します。
ヨットにて
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カプリ島へと向かうために「左端」のヨットを借りたブチャラティ一行。
このアニオリ部分は親切な伏線になっているようです。
だんだんと理解するのが難しい展開が多くなってくるので、こういう補足はありがたいですね。
そして、バカンス気分で音漏れさせながら音楽を聞いているナランチャをミスタが透明なスパライトを使って静かにさせたころ、ブチャラティがようやく目的について話してくれました。
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「100億はオレたちのものだッ!そのカネがあれば『幹部の座』が手に入るッ!」
サーレーが50億リラくらいだと予想していたポルポの隠し財産は実際は100億リラ(約5億6千万円)。
それを聞いて色めき立つ一行。
ところがここから次々に仲間たちが消えていくという怪現象が起こります。
ナランチャ、ミスタ、フーゴが順に消えて、残ったのは3人ですが…
原因究明の妨げになったのはアバッキオの用心深さ。
なんかアバッキオ、こう見るとめっちゃ嫌なやつみたいだな…(笑)
しかしジョルノは、未だ信用を得られていないアバッキオに対して覚悟と謎解きの手がかりを証明するために、自らを敵のスタンド攻撃の犠牲にします。
「このジョルノ・ジョバァーナには夢がある!」(4回目)
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「証明するためにか?どうかしてんじゃあねーのか!」
…と言いつつ、熱くなってくれるアバッキオさん。
スタンドを出して本気モード、かっこいい5話のラストです。
今のところ大きなカットもなく、どのエピソードもじっくり描いてくれてる感じで嬉しいですね。
今回はチームメンバーとの初顔合わせから、みんなの面白いやり取りなどお気に入りのシーンも多かったので非常に楽しめた回でした。
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