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【ジョジョ黄金の風】第20話…ブチャラティとボス、それぞれの裏切り

ボスからの指示により、トリッシュの引き渡しはサン・ジョルジョ・マジョーレ島にある教会の塔の上で行われることになりました。

しかし、島への上陸を許可されたのはトリッシュと一名の護衛のみ。

ボスの正体を探るためその任を志願したジョルノでしたが、トリッシュは幹部であるブチャラティが連れていくことになりました。

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エピソード20 ボスからの最終指令

秘めた決意

ジョジョの奇妙な冒険第20話てんとう虫のブローチと目配せするジョルノとブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

ジョルノに目配せし、探知機になったてんとう虫のブローチを預かるブチャラティ。

ほかのみんなには悟られないように、お互いの意図を分かって目と目で会話しています。

” 街に麻薬を流す「ボス」を倒し、頂点に立つ”という当初の二人の決意を再確認できる場面ですね。

ブローチは探知機として以外にも今後も活躍します。実に便利。

ジョジョの奇妙な冒険第20話フーゴ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「ぼくはあなたならきっと幹部になるって思ってましたし、今回の任務も無事遂行すると信じてます。」「ここからさらに組織の上を目指しましょう!」

つ…つらい。

ここでアニオリ、しかもフーゴのセリフ…!

まあ、そうですよね。今後を考えるとフーゴに言わせてあげたいですよね。

そしてみんなからの信頼のまなざしを直視できないブチャラティもつらい。



ブチャラティとトリッシュ

ジョジョの奇妙な冒険第20話手をつなぐブチャラティとトリッシュ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

教会内を進み、エレベーターで上階へと向かう二人。

強がりながらも不安を隠せないトリッシュは遠慮がちにブチャラティの手に触れます。

するとトリッシュのほうをちらりとも見ず、その手を握り返してくれるブチャラティ…

なにこのイタリア男…!

驚きもせず、平然とやってのけるッ そこにシビれる!(以下略)

 

原作でも手は繋いでいたけどここまではクローズアップされていませんでした。

細かい描写が追加されてとてもいい感じ。

なんだかほっこりしますね。

 

しかし次の瞬間トリッシュの姿は消え、そこに残されていたのはブチャラティと繋いでいた手だけ。

めっちゃホラー。

ジョジョの奇妙な冒険第20話ブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「オレたちに護衛の任務をさせたのはッ!自分の娘を確実に自らの手で始末するためなのかァァァァァーー!!」

残忍な方法でトリッシュを連れ去ったのがボスであると気づいたブチャラティは絶叫します。



ブチャラティの過去

アニメではいろいろとタイミングを変えて紹介されてきた各キャラクターの過去エピソードですが、ブチャラティの話は原作通りの場面に挿入されました。

まあ、ここは内容的にずらせませんね。

ジョジョの奇妙な冒険第20話幼少のブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「ぼくが守るよ…父さん 心配しないで… 安心してゆっくりと治して」

麻薬の取引現場を目撃してしまい、口封じのために狙われる父を守ろうと12歳にして殺人を犯してしまったブチャラティ。

このことをきっかけに、ブチャラティは組織に入団することになります。

その後の組織での活動や父親の葬儀の様子など、いくつかの場面がオリジナルで追加されていました。

ジョジョの奇妙な冒険第20話喪服のブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

喪服もその模様なんだ…!

イタリアでは葬儀の際もほとんどが平服で黒い喪服を着るということは少なく、かつては紫色が喪服を想起させる色だったそうですが…なかなか主張しますね。

おたまじゃくし模様に対するこだわりがすごい。

そしてブチャラティは父の死後、正義と信じていた組織が国内に麻薬売買ルートを開拓していたことを知ったのでした。

裏切り

ジョジョの奇妙な冒険第20話ブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!なにも知らぬ無知なる者を利用することだ…!!」

「ゆるさねえッ!あんたは今 再びッ!オレの心を『裏切った』ッ!」

ブチャラティは二度の”裏切り”に激怒し、殺すためにトリッシュを連れ去ったボスを追跡します。

ブチャラティ、注目のお当番回ですね。

今回ところどころ作画が怪しかったのが残念ですが、中村さんの気迫がすごい。

 

そして、ジッパーを使って教会内を移動しボスが向かう納骨堂へと先回りしたブチャラティは、覚悟を決めてここでボスと一戦交えることになります。

ジョジョの奇妙な冒険第20話トリッシュの手首を治すブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「トリッシュが目を醒ましたら父親など最初からいなかったと伝えておこう…」

柱の陰からトリッシュのところに移動するシーンで原作にはなかったアクションが追加されていました。

自然な演出だしブチャラティの目の動きとか、細かくてベネ!



すかさずトリッシュの手首を繋げたブチャラティは、なぜこのような行動に出たのかというボスの問いかけにも、トリッシュを気遣う言葉を返します。

優しい。

幼少の頃から、母親よりも離婚のダメージが大きいであろう父親と暮らすことを選んだり、病床の父の手を取り、見舞うシーンがあったりととにかく優しいブチャラティ。

今回はブチャラティの優しさと正義の心を余すところなく感じることができる回ですね。

ジョジョの奇妙な冒険第20話顔の中から携帯電話を取り出すブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「きさまにオレの心は永遠にわかるまいッ!」

ボスを心底相容れない存在の敵とみなし、「完全に裏切る!」という意思を強く感じるセリフです。

しかし、顔の中から取り出した携帯電話でジョルノと連絡を取り、ボスにつけた発信機の動きを確認したブチャラティはジョルノの忠告を聞き終わる前に動き出してしまいました。

次の瞬間、ブチャラティが攻撃を叩き込んだと思った場所には自分自身の姿があって、いつの間にかボスが背後に…??

ジョジョの奇妙な冒険第20話キングクリムゾンに腹部を貫かれたブチャラティ

©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会

「数秒過去のおまえが未来のおまえ自身を見たのだ これが我が『キング・クリムゾン』の能力!」

「誰だろうとわたしの永遠の絶頂をおびやかす者は許さない 決して」

な…何を言っているのかわからねーと思うが…

ありのまま今起こったことを話すと、とにかく「『時間を消し去って』飛び越えさせた…!!」というのが、ボスのスタンド能力。

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ

もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…ってやつですよ。

つまり、流れている時間を、ある部分のみ消し去って、ボスだけがその中を動けるってことです。

…うん、うまく説明できない!

シリーズを追うごとにスタンド能力がだんだん難しくなってくるんだよなぁ…。

アニメでは今後もう少し説明…というか、わかりやすく見せてくれると思うので、そちらに期待しましょう。

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