LoVのカードは、基本的には5つのレアリティ(※)で分けられています。
コモン(C)→レア(R)→ストレンジャー(ST)→スーパーレア(SR)→アルティメットレア(UR)の順にレアリティが高くなりますが、高いレアリティのカードだから強いという決まりはありません。
むしろコモンの使い魔のほうがシンプルで分かりやすく、強いカードもあります。
※他に特別なレアリティとして、エクストラコスチュームレア(ECR)、シーズンコレクション(SC)、エクストラボイスレア(EVR)などがありますが、それぞれ元となるレアリティが存在するカードで、衣装や台詞が変わる特別仕様のカードになっており、性能は変わりません。
今回は、初心者でも手に入りやすく使いやすいコモンの10コスト根元使い魔を、~デッキ構築の基本について~の記事で述べた、A・B・Cのタイプに分けて紹介していきます。
初心者におすすめのコモン10コスト根元使い魔
※以下カラー…人獣・神族・魔種・海種・不死
A.攻撃力が高い、または攻撃的なアビリティを持つ使い魔
敵の荒らし使い魔を迅速に捌くのが仕事です。
優先すべきは攻撃力(火力)で、防御力も高ければなお良い。どちらかというと精神力は二の次です。
【オル・フ】【ロッシュ】【マーチヘア】【サンボンヅノ】【自律駆動歩兵56号】
「バニラ」と呼ばれる、アビリティを持たないシンプルな使い魔です。
加えて精神力が低いためにマナ吸収も遅いですが、代わりに高い攻撃力と防御力を持っているので、敵主人公の処理をスムーズに行う事が出来ます。
【フマ】も同じくバニラ使い魔ですが、バニラ使い魔を採用するにあたって一番求められる攻撃力があまり高くないので、優先度は低いです。
【ヤクシニー】
攻撃した敵ユニットの防御力を5秒間10下げる事ができます。
敵主人公だけでなく、その後の荒らし使い魔に対しても効果があるので、強力な使い魔となっています。
海種はディフェンダーが乏しい種族なので、終盤でも何かと役に立つ1枚です。
【グランガチ】【レグルス】
アタッカーに対して固定ダメージを与える事ができます。
荒らしを担当するユニットはアタッカーである事が多いので重宝すると思います。
特に【グランガチ】はディフェンダーなので根元に採用しやすいのがポイントですね。
【ミック・スケルトン】
高いダメージを与えられる使い魔ではありませんが、攻撃する事で復活時間を延長させる事ができる使い魔です。
通常、敵主人公を倒しても5秒後には復活して再度荒らしに来てしまいますが、【ミック・スケルトン】のアビリティがかかると復活時間が7秒間延長されるので、総合的に荒らされる時間が大幅に軽減されます。
上で紹介した根元使い魔と組み合わせる事で序盤のマナ吸収をスムーズに行う事ができる強力な1枚です。
【ボロル】【キュン】
コストが高いですが、人獣単のデッキ限定で例外として根元使い魔として扱われます。
デッキ登録しているカードが全て人獣の使い魔であれば、召喚した後20マナ戻ってくるので、結果的に消費したマナが10で済むからです。
精神力が高いバニラのように扱えるので非常に優秀です。
ただし、注意しなければいけないのは召喚には30マナ必要だという事。
試合開始直後は必ず一番初めに召喚しないといけませんので気をつけましょう。
【ボロル】は【オル・フ】と、【キュン】は【ロッシュ】と一緒にデッキに入れるとかなり安定すると思います。
ただし、繰り返しますが召喚には30マナ必要です。この2枚を同時登録はしてはいけません。
【レドレッド】【ヴルコドラク】
それぞれ単種族デッキ専用の使い魔で、その場合攻撃力が上がります。攻撃力と精神力を両立できるので強いですが、やはり種族の縛りが辛いところ。
【ヴルコドラク】は攻撃力40。【レドレッド】はフィールド上の他の自分の魔種使い魔が1体いると攻撃力30で、そこから1体増えるごとに+5ずつされていきます。
2枚ともその種族の苦手ジョブに当たるので、単種族デッキを組む時には是非。
ちょっと上達してきたら…
【カマプアア】
スロウアタックに10ダメージを上乗せして与えることができる非常に優秀な根元使い魔ですが、スロウアタックをしなければいけないので初心者の方は扱いが難しいと思います。
安定してスロウアタックを出せるようになったら採用してみて下さい。
・惜しくも2軍落ち…
【ギリメーカラ】
ジョブに関係なく敵主人公に対して5の固定ダメージを与える事ができます。
Ver4.207で大きく下方修正されてしまい、採用の価値は落ちました。
アタッカー主人公に対して攻撃力+5、それ以外のジョブの主人公に対して攻撃力+10で攻撃しているのと同義です。
今の数値であれば【フマ】の方がまだ安定すると思います。
B.マナ吸収が早い、もしくはコストを軽減できる使い魔
© 1993, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD.
ステータスが低めに設定されていますが、早く戦力を揃えるためにいい仕事をしてくれます。
敵に狙われやすいので、死滅しないように注意が必要。
【ムムメメ】
戦場にいる間、タイムマナ吸収までの時間が2秒早くなります。
【ムムメメ】がマナ吸収していなくても大丈夫なのでとても使いやすく、序盤から終盤まで効果を実感できます。
自身が「エソド」のセフィラを持っているのも大きな点で、どんなデッキでも邪魔にならない1枚となっています。
ちなみに、タイムマナゲージが空の状態から満タンになるまでの間、ずっと戦場にいないと効果はリセットされますので注意です。
【ルールー】
精神力40の他の使い魔と比べてマナの吸収が1秒早く、敵のユニットが近くにいると更に1秒早くなります。
2秒早くなると、精神力70の使い魔と同じ速度でマナ吸収を行う事ができます。
相手はマナ吸収を遅らせるために荒らしに来ますが、【ルールー】のマナ吸収は早くなってしまうというジレンマを与える事ができます。
しかし逆を言えば、とても狙われやすい使い魔ということです。マナ吸収の邪魔をされないように他のユニットで護ってあげましょう。
【長靴をはいた猫】
こちらもマナ吸収が早くなるアビリティを持っていますが、マナ吸収するたびに、次のマナ吸収にかかる時間が1秒早くなります。
5回発動すると上限となり、最大時には5秒短縮で精神力100の使い魔並みの吸収速度になります。
精神力が低い事もあって最初は頼りない吸収速度ですが、試合後半になるほど恩恵を受けやすいアビリティです。
コストが軽めのデッキより、コストが重い完成重視のデッキを組む際にどうぞ。
防御力が20と高めなので、死滅しにくい点にも注目です。
【セルディッド】
神族根元の必須カードです。一定距離内にいる自使い魔の、武装と血晶武装にかかるコストをそれぞれ5ずつ軽減してくれます。
1体につき10マナ、3体の神族使い魔を血晶武装すると合計30マナもお得になります。
ジョブもディフェンダーなので邪魔にならず、神族デッキであれば入れない理由がありません。
【ミリア】
魔種根元の必須カードです。20コスト以上の魔種使い魔を召喚した時、5マナ戻ってきます。
召喚コストを軽減しているわけではないので、召喚のタイミングが早くなるわけではないですが、次の行動につなげやすくなるので優秀です。
ジョブがアタッカーなので動かしやすく、デッキ完成後はタワー制圧・ストーン破壊に投げやすいのが良いですね。
【ミューン】
魔種単デッキでのみアビリティが発動し、精神力が上がって100になります。
マナタワーの制圧力が高くて、マナ吸収がかなり早く、フリッカースタイルで敵の荒らしユニットを弾き飛ばす事もでき、アルカナストーン破壊力もなかなかのものです。
ただし、7回マナを吸収すると精神力が最低の1になってしまうというデメリットもありますので注意。
序盤のアドバンテージを大きく稼ぐ事ができ、終盤は施設制圧・破壊で活躍できる優秀な使い魔ですが、「魔種単デッキ専用」というのが最大のネック。
魔種は比較的根元が貧弱な種族ですので、実は他種族を混ぜた方が安定したりもします。
【キマ】
海種根元の必須カードです。20コスト以上の海種使い魔の召喚コストを5下げてくれます。
【ミリア】と似ていますが、こちらは召喚のタイミングが早くなります。
特に20~40コストの海種使い魔を採用している場合は【キマ】のありがたみが良く分かると思います。
召喚~血晶武装できるタイミングが大きく変わるので覚えておきましょう。
マジシャンなので死滅しないように細心の注意を。
【カーミラ】
死滅してしまった時に10マナ生み出す事ができる使い魔です。
つまりこの使い魔を召喚した時にかかったマナが戻ってくるイメージです。
あと少しで主力の使い魔が作れる!というような場面で【カーミラ】をわざと死滅させる事で一時的にマナブーストし、対応する事が可能です。
しかし、死滅してしまったら再召喚するまでマナ吸収要員が減ってしまいます。
しかも、【カーミラ】はデメリットとして復活時間が10秒延長されます。そして再召喚には10マナかかります。
長い目で見てマナが増える訳ではなく、前借りしているだけ(しかも高利息)なので万が一の保険程度に思っておきましょう。
敵1体の防御力を下げて毒にするアーツを持っているので、マナ吸収以外の役割も持っているのが大きなポイントです。
C.主力となる使い魔をアビリティでサポートする使い魔
© 1993, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD.
ステータスは低く、マナ加速も出来ませんが、戦力が出来上がった後に本領発揮する使い魔たちです。
採用枚数が多いほど序盤の不安定さが増しますので控えめに。
【ボーア】
一番防御力が高い自使い魔の防御力を10上げる事ができ、序盤から終盤までいい仕事をします。
特に序盤のマナタワー戦においては、防御力が高い使い魔のほうが長い時間荒らすことが出来るのでとても重宝します。
【ヴィーザル】
一番防御力が高い神族の自使い魔の攻撃力を上げるサポートを持っています。
強化量は変動し、対象の使い魔の防御力の8%を攻撃力に上乗せすることが出来ます。
神族限定にはなりますが、簡単に10前後の強化が見込めるので、攻撃力サポートユニットとしてはトップクラスの性能を持っています。地味に精神力も高いのもいいですね。
神族使い魔1体に対するサポートなのでメインカードが神族であれば採用して大丈夫です。
【ストラス】
自ユニット1体の攻撃力を20上げる強力なアーツを持っています。対象が魔種の使い魔なら追加で移動速度を10%上げる事もできます。
アビリティを持たないマジシャン根元なので頼りないですが、このアーツだけで充分な採用理由となります。
20マナをキープして、いつでも強化できるように準備しておきましょう。
【火車】
自身と、一番強いマジシャンの自ユニットの攻撃間隔が短くなります。
ヘイストのサポートアビリティですが、【火車】自身も効果があるので、序盤のディフェンダー対処にも活躍します。
高火力、追加ダメージ持ちのマジシャンととても相性が良いです。
【ロイド】
不死の使い魔限定で、回復速度が上がります。召喚さえしていれば自分の不死使い魔全てに常に効果がかかるのでとても使いやすいです。
主力のユニットの強力なサポート役になるだけでなく、ダメージを受け、タワーに駐留した根元使い魔がすぐに戦場に戻って来られるので、マナ吸収の効率が良くなるとも言えます。
不死使い魔をメインとしたデッキであれば入れておいて損は無い1枚です。
以上、たくさんの根元使い魔を紹介しましたが、他にも優秀な根元使い魔がいます。
例えばセフィラサポートを持つカードや、レアリティの高いカードもあったりします。
今回紹介したのはあくまで「単純に強い、使いやすい、手に入りやすい」を基準にしたものなのでこれ以外の根元が弱いというわけではありません。
ある程度操作に慣れてきたら色々試していただけたらと思います。
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