こんにちは。キーアです。
「ゴッドイーター3」Ver2.30でエピソード《過去との邂逅 フィム編》が追加されたのでプレイしてみた感想です。
かなりのスローペースですがちょっとずつ頑張ります。
※ネタバレ注意です。
過去との邂逅 フィム編
目指せコアエンゲージ
今まで5人分のコアエンゲージ検証をしてきましたが、お父さんの横でちょこちょこ話を聞いていたフィムも流石に興味を抑えられない様子。
好奇心旺盛なフィムは我慢できずにキースに名乗りをあげました。
「キース!あのね、フィムもこあえんげーじ、できるようになりたいの!」
ですが、あの天才キースが色々試してみた結果、人型アラガミであるフィムの中には感応領域が存在していないという事実が判明したそうで、現状ではフィムがコアエンゲージを発動することは難しいみたいです。
でも、そういえばフィムはAGEじゃないのにエンゲージを発動することができるんですよね…。
本来できない筈のことをフィムは既にやってのけているので、今回もどうにかなりそうですけど、どうでしょうかね。
…それにしても、どうやって秘密裏にフィムの感応領域の有無を調べていたんだろう…。
「フィム、おとうさんと、こあえんげーじしたかったのに……」
こんな可愛いことを言われては、お父さんは黙ってはいられません。
どうしても無理なのかとキースに食い下がると、「感応領域が存在しないだけで、二人の感応同期率を上げること自体はできると思う」という、希望の言葉を貰うことができました。
「二人が目的を共有して、一緒に大きな課題に立ち向かうようなことがあれば…」ということだったので、フィムが学校から出されているレポートの宿題を一緒にやることになりました。
それは確かに、大きな課題だわ…。
レポートの内容は、船の皆のことを取材してまとめること。
「フィム、おとうさんのかっこいいところいっぱいレポートにかきたい!」
「ミッション、ついていってもいい……?」
それは、ずるい。断れん。
ということで、お父さんの密着取材ミッションに出発することになりました。
最近は他の人たちの検証に付きっきりだったので、多分2人で過ごす時間もあまりなかったんでしょう。
お父さんと一緒にミッションということで、フィムは満面の笑みでやる気満々。
学校の宿題で化け物を倒しに行くとか世も末ですけどもね。
「こほん…それじゃあこれから、みっちゃくしゅざいを、はじめます!」
小型アラガミを倒すだけの簡単なミッションをキースが選んでくれました。
いい感じに日の当たったステージで、エイミーの管制もフィムに合わせていつもよりほのぼのとしていて、まるでピクニックか何かのようです。
禍々しい武器とアラガミの群れを無視すればですが。
「ふふ、二人は史上最強の親子ですね!」
どこぞの範馬さんが反応しそうなワードをありがとうエイミー。
フィムはその言葉にご満悦です。
「もう、かいいきしゅがでてきてもふたりでやっつけられるよ!」
いや…他の人たちの検証の時もツーマンセルでガンガン戦ってるから多分大丈夫だけどさ…。
本編で灰域種アラガミをひたすら引き寄せていたフィムが言うとシャレにならないので勘弁してください。
次々現れる小型アラガミ達を倒していくうちに辿り着いた場所は、主人公たちが初めて灰域種アラガミと遭遇し、危険な状況に陥った場所でした。
あの時はフィムが初めてヘヴィムーンを担いで独断で出撃し、発動できない筈のエンゲージを発動させて皆を助けてくれました。
わざわざそんな場所を選んでくるとは…キースもなかなか憎い奴ですね。
「あのときはね、みんながあぶない、っておもったら…いつのまにか、ここにきてたの。えんげーじも、きがついたらできてたんだよ」
話がふわふわし過ぎて全然分かりませんが、そういうことらしいです。
灰域種アラガミは、捕喰によって強制的にエンゲージやリンクエイドを遮断させることができますが、フィムはそれとは逆に、人と心を繋ぐ力を持っているのでは、とエイミーは言いました。
いまだに謎だらけの存在であるフィムですが、皆のことを自分が守れるようになりたいと可愛く意気込む姿は、彼女がアラガミだということを忘れさせますね。
将来の夢
お父さんの仕事っぷりを取材し終えた後、フィムはユウゴとジークの事も取材したいと言い出しました。
おそらく主人公の次に懐いているであろうはずのクレアや、ちょっとやりすぎなくらいに溺愛してくれているルルではなく、先にその2人をチョイスしてくるとは…大人の事情というものを良く分かっていますね…。キャラの順番、大事。
「ははは、まさかフィムに取材される日が来るなんてな」
「それじゃ、いつも通りかっこいいジーク様の活躍で内容は決まりだな!」
突然のお願いにもかかわらず、ユウゴもジークも、フィムのレポート完成のために快くミッションに同行してくれました。
「ミナトの子供たちにも伝わるんだ。気合入れ過ぎて、ヘマするんじゃねえぞジーク」
さすがユウゴ、長年一緒に居るだけあってジークの事を良く分かってらっしゃる。
そんな未来が容易に想像できてしまうのも、ジークの良いところですかね。
「さんにんとも、たたかいがはじまるとすぐにいきピッタリになるの、すごいね!」
それに気付けるとは、着眼点が良いなフィム。
今までずっと互いを支え合い、一緒に困難に立ち向かい続けた3人のコンビネーションは抜群。
あっという間に小型アラガミを蹴散らしてしまいました。
3人の過去の事を良く知らないフィムのためにユウゴ達は、忌々しい記憶の一つである、ペニーウォート時代の事を話し始めます。
子供に聞かせられるような話ではないのでは…と思っていると、ご飯が不味いとか、そもそもご飯が出ない日もあったとかいう、軽めの内容で一安心。
それでもフィムにとってそれは大問題だったようで、そんなひどいミナトに居たんだということで分かってくれました。
「えっと…さんにんは、つらいばしょでいっしょにがんばったから、おんなじゆめをみれたんだよね?」
ご飯の話だけしかしてなかったはずなのに…相変わらず理解力が高いぜ。
辛くても苦しくても、いつだって前に進み続けたユウゴ達が目指す夢の先、「みんなが夢を叶えられるミナト」。
どうやらフィムはそこで叶えたい夢ができたみたいです。
「フィム、せんせいになりたいの!」
なんとも子供らしい、なんとも人間らしい夢。
フィムはまだ掛け算までしかできないので不安なようですが、ユウゴは励ましの言葉をかけ、フィムの夢を後押しします。
「心配すんな、その時点でジークより優秀だ」
ジーク!!
もしやとは思っていたけど、お前…それほどまでに…。
フィム、その素敵な夢を叶えてジークにしっかりと算数を教えてあげて。
さて、学校の先生になりたいという夢の他にも、「おりょうりつくれるひと」や「おいしゃさん」、「えほんをかけるひと」にもなりたいみたいで、神機の事ももっと勉強したいらしいです。
絵本作家になりたいのは絵本が好きだからでしょうけど、多分、料理人はルルのことを、医者はクレアのことを、神機の勉強というのはキースのことを、いつも見ていて尊敬しているから、そうなりたいと思うようになったんじゃないかな、と思います。
なりたいものがたくさんある、なりたいものになれる可能性がたくさんある、ということがどれだけ幸せな事か、3人はよく知っているんでしょう。
ユウゴ達は自分のことのように嬉しそうです。
「フィムがやりたいこと、全部やっていいんだぜ?いつか、お前が俺に教えてくれたみたいにさ」
そういえば、そんなこともありました。何が正しいのか分からなくなっていたジークに、「自分がしたいと思う事をする」という考えを与えて導いてくれたのはフィムでした。
フィムは、自分が守られてばかりだと言っていましたが、フィムのおかげでみんなが救われたことがどれだけあったでしょう。
「いつか、みんなでいっしょにゆめ、かなえようね!」
本編でこういうことを言うと思いっきり死亡フラグですが大丈夫ですよね…?
ともあれこれで、ユウゴとジークへの密着取材は終了です。
希望の象徴
次は女性陣を連れての取材です。保護者とはいえお父さんも毎度毎度大変ですね。
「任せておけ、フィムのためなら一肌でも二肌でも脱ごう。アラガミは何処だ、百体でも千体でも薙ぎ払ってやるぞ」
「ルル…フィムの前だからってあんまり張り切り過ぎないでね…?」
フィムに頼られてハッスルし過ぎなルルをクレアが窘めつつ、次々現れるアラガミを蹴散らしていきます。
ルル…、クールでカッコいいキャラだと思っていたのに…今ではジークと同じような扱いをされる残念な子になってしまって…。
「あのね、フィムもみんなのうごき、わかるようになってきたよ!」
呼吸の合う感覚。それは長年一緒に居たユウゴやジーク達の間のみならず、フィムも、クレア達も、お互いの動きが分かるようになっていました。
思えば、クレアはグレイプニル所属のゴッドイーターで、ルルは元バラン所属のAGE。
フィムはアラガミだし、主人公はペニーウォート出身だということで、それぞれが違う環境で生きてきたのに、ここまでの連携ができるというのはすごい事ですよね。
そして、バラバラだったはずの皆の心を繋ぐことができたのは、フィムのお陰でした。
ミッション中に楽しくお喋りしていると、大型アラガミのボルグ・カムランが現れ襲い掛かってきますが、これを難なく撃退。
「フィムの援護に助けられることも少しずつ増えてきたな」
「ふふ、もう子供扱いしたら失礼かもね」
ボルグ・カムランよりもずっと強い、灰域種アラガミのラーを倒せたのはフィムのお陰だったってことを忘れていらっしゃるのかお二人さん。
まだ子供扱いしていた時点で既に失礼です。
そんな頼れるフィムですが、「やさしいおとな」になりたいらしいです。
クレア曰く、「この時代で本当に誰かを思いやれる人は希少」なんだとか。
怖い世界だ。是非とも頑張って優しい大人になっていただきたい。
フィムが抱いた夢の話をしていると、クレアとルルの夢についての話になりました。
ルルのエピソードでも語られていたように、今でもルルはいつか世界中を自由に旅してみたいという気持ちがあるらしいです。
今のハウンドが保有している技術が正式に実用化されればあるいは、というところですが…あとは航路やAGEの立場の問題などがあるのですぐには難しそうです。
そしてクレアはAGEの待遇改善と灰域航行法の改正政策に注力したいということで、現在も色々と頑張っているそうです。
まだ手応えは無いそうですが、クリサンセマムの在り方が全てのミナトのモデルケースとなれば、AGE達の意思が尊重され、未来は大きく変わることでしょう。
そうなればルルの世界一周旅行も叶いそうです。
「えへへ……みんな、だいすき!ずっとずっといっしょだからね!」
…なんでそうやって死亡フラグを大量に立てていくんだフィム…。不安にさせないでくれ…。
つづく。
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