こんにちは、キーアです。
「ゴッドイーター3」Ver2.20の追加エピソード《過去との邂逅 ルル編》をプレイしてみた感想の続きです。
※ネタバレばっかりだよ。
過去との邂逅 ルル編 その2
貴女を想う
師匠との古い約束を果たすためにどうすればいいのか考えていたルルは、『感応領域』の最深部に向かう前に少し付き合ってほしいことがあると、主人公に声をかけてきました。
それは、師匠に美味しいおでんを振る舞うための食材を“凍結プラント発電棟”まで調達しに行きたいというものでした。
いつものアラガミを討伐することでクリアとなるミッションとは違い、食材を必要個数収集することが目的となる、おでん専用ミッションが始まりました。
このゲーム、おでんに力入れすぎじゃね?
ステージの各地に落ちている、凍ったおでんの具材を5つ集めればクリアになるんですが…。
めちゃくちゃ分かりにくい!
普通のアイテムだったら、遠くからでもわかるように真上に光の柱が伸びているのに…。
まぁ、コンニャクやダイコンが天に向かって光り輝いてるのもシュールですけど。
「よし、この調子で残りの食材も探してみよう」
そうは言いますがルルさん。あなた、さっきから単独でコクーンメイデン狩りに勤しんでますよね?
食材探しに付き合わせておいて完全に人任せですか、そうですか。
むしろこのミッションで主人公からの親密度下がりそう。
結局、5つの食材を見つけるのに15分もの時間をかけてしまいました…。
大型のアラガミを討伐するのだって5分前後しかかからないのに…。
それほどまでに苦労して主人公が一人で食材を集めたとは知らず、エイミーは嬉しそうな声を飛ばしてきます。
「完成を楽しみにしていますね!ルルさん、頑張ってください!」
「ああ、ありがとうエイミー。よし…早速集めた食材を使っておでんを作ってみよう」
ルルよ、集めて「くれた」食材、だろ?
ちなみにこのセリフを言ってる瞬間も、ルルはコクーンメイデンを倒してました。
2人はこの後キャンプに戻り、主人公はおでんの試食を任されます。
料理上手なルルが作っただけあって、とても美味しいおでんができたらしいです。
頑張った甲斐があった。
「ふふ、こんな風に誰かと二人で料理について試行錯誤するなんて、いつぶりだろう…懐かしいな」
そう微笑みながら、ルルは師匠と姉弟子のことを話してくれました。
「ゴウ師匠は戦場で生きる術を教えてくれたが、彼女は私に、人として生きる術を教えてくれたんだ」
人の心を大事にしていた姉弟子さんが死んでしまった事で、ゴウは「人の心など捨てろ」と言うようになったのか。
それともただ、姉弟子さんも師匠の教えに背いていただけなのか分かりませんが、感性が全く違う2人に育てられて、強さと優しさを併せ持つ今のルルがあるんですね。
自分の『記憶の結節』からは師匠の本心を知ることは決してできないことを分かっていながらも、師匠との約束、そして姉弟子との日々を忘れることなく前に進むことを決意したルル。
「前に歩いてさえいれば…いつだって師匠は神機と共に、そこで待っていてくれたから」
神機と共に、ってところがいかにもバランの人間って感じですね。果たして、ルルが進む道の先で今も変わらず師匠は待ってくれているんでしょうか…。
早めに会いに行かないとおでんの具、ダメになるぞ。
いつか道が交わる場所で
全ての過去と向き合う覚悟を決めたルルは主人公と共に『感応領域』の最深部へと向かいます。
キースからは「今日もおでんが食べたいから準備して待ってるよ」と、激励の言葉が送られました。
作った側からすれば、そう言ってもらえるのは嬉しいでしょうけど…2日続けてはちょっと…。
というかおでんだったらジーク兄ちゃんに作ってもらえばいいのに。
「ジークの料理は確立こそ低いがたまに当たりを引くな。昨日の『おでんパスタ』は優しい味で本当に美味しかった。作った本人が一番驚いてたがな」
※とある日のルルさんの感想より。
さて、最深部では幼い頃のルルと師匠の日々が写真のように辺りに浮かび、触れた『記憶の結節』からは、ルルが主人公たちと出会う直前、バランの新技術だったアクセルトリガーの実証実験を行った時の記憶が流れました。
「どうしてこの時の記憶が…?」
疑問に思うルル。
前回までの記憶からかなり時間が経っていますし、「姉弟子の事に関する師匠の本心」との関係性が思い当たらなかったのでしょう。
「痛い…苦しい…体が破裂しそうだ…意識が、どんどん遠のいていく…!だが…こんな所で終われない…!私は生きると決めたんだ!うおおおおおおおっ!!」
意識が遠のいていっている人間とは思えない力強さですね。
それにしてもやっぱりこいつ毎回ボロボロになってるな。
アクセルトリガーが引き起こす副作用の影響によって、多勢の敵を前にバランの隊員はゴウとルルを除いて全滅してしまったようです。
辛うじて生き残っている2人も既に満身創痍、特にルルは意識が朦朧としているらしく、流石のゴウも諦めかけていました。
これが最期かもしれないと悟ったゴウは、意識を保つのに精一杯な状態のルルに語り掛けます。
「……いつか、お前は俺に聞いたな。死んでいった弟子たちのことを覚えているか、と」
「人がその手で守れるものなど、たかが知れている。涙など、とうの昔に枯れ果てた。お前には俺が冷酷な戦鬼に見えたかもしれん。だがな……」
「この胸に…蛍火のように残る記憶は確かに俺にもあるのだ」
ルルがずっと師匠に聞きたかった、大切な事。実は師匠はこの時に答えてくれていました。
「俺は戦うことしか出来ん、それ以外に…死んでいった者たちに報いる術を知らん」
「故に、立ち止まることも、振り向くことも許されん。たとえどれほどの屍を超えていくことになろうとも」
「この剣で神々を屠ることのみが、たった一つ…俺に出来る英霊たちへの手向けなのだから!」
カッコ良すぎかよ。思わず全文書いちゃったわ。でも本人が聞いてないときにこっそり言うとか、シャイボーイやね師匠。
まさか、ずっと追い求めていたものが自分の記憶の中にあったとは思わなかったルル。
あまりにも師匠らしい伝え方に思わず笑ってしまいます。
やがて、ハンニバルの姿をした巨大な『記憶の結節』が現れ、戦闘が開始されます…けど…もう心の中のモヤモヤは解消されたのに、ルルはいったい心の中の何と戦っているんだろう…?
っていうか、これもう師匠におでん作る必要なくない?
ルルは師匠が自分と同じ気持ちを持っていたことを嬉しく思い、死んでいった仲間たちの意思を力に変え、師匠のように「戦い続ける」ことを決意します。
「これが、コアエンゲージ…!?これまで以上にお前の力を感じる…。負ける気がしないな……共に行こう!過去を乗り越え、遥か未来まで!」
…まぁ、負ける気がしないというルルの横でキーアは瀕死状態でしたけどね…(戦闘中にスクショ取るん大変やねん…)。
通常のエンゲージ『飛鳥の舞』は、アクセルトリガーの効果時間の減りを12%抑え、移動速度が20%上昇するものでしたが、コアエンゲージ『蛍火を灯して』は、フルバースト状態になり、アクセルトリガー効果時間の減りを20%抑え、移動速度が40%も上昇するようになります。
移動速度がめちゃくちゃ早くなるので楽しい。
かくしてハンニバルの姿をした『記憶の結節』に打ち勝ち、ルルの技術検証は終了しました。
「ありがとう。お前のお陰で、大切なことを思い出せたよ」
主人公、何かしましたっけ…?
必死におでんの具材を集めはしましたけど。←しつこい
まぁ、何はともあれ…師匠の本音を知ることができて良かったですね。
約束を果たして改めて師匠の口から直接聞いても、ツンデレでシャイな師匠ははぐらかすかもしれませんからね。
「これからも、私はお前の隣に居る。どんな時でも。これが、ここから先の未来へ向けた私の最初の誓いだ」
追加エピソード恒例のプロポーズタイムですね。
まさかというかやはりというか、ルルも名乗りをあげてきました。
そしてルルは少しもじもじしながら上目遣いで右手を差し出し…。
「この手を、取ってくれるか?」
やはり乙女!
強さも、家庭的な面でも、クレアとの差は歴然ですからね。
主人公はどちらを選ぶのか…でもルル、回復弾撃ってくれないからなぁ…。
それともやっぱりユウゴ一筋なんでしょうか。
とりあえず握手に応じると、ルルは照れくさそうに話題を変え…。
「さあ、今日の食事当番は私だ。みんなにおでんを作ってやろう、楽しみにしていてくれ」
今日の、って言いますけど…昨日もルルさんが食事当番でしたよね?しかも昨日もおでんだったんですよね?なんなら主人公はキャンプでおでんの試食もしてるんですよね??
もう流石に楽しみにはできないんじゃないかな…。
(師匠……いつか必ず、会いに行きます。きっと貴方は、素っ気なく背を向けるのだろうけど…。その時は…約束を果たさせてください)
主人公の胃袋の状態など知ったことではないルルは、師匠への想いに耽りながら空を見上げます。
見上げたその景色はいつか幼い頃に求めていた、綺麗な青空だったのでした。
という感じで、ルル編終了です。
…なんというかルルの過去話は、なんで今まで忘れてたんだろうってことばっかりだし、主人公も特に何もしてないし、絆が深まった気もしないし…。
なんかルルだけで自己完結してたのがなんとも…。
ゴウと再会して和解するでもなく、思い出して一人で納得されても、というのが正直なところ。
そしてエピソードのカギとなる姉弟子さんが『記憶の結節』として出てこなかったのもなぜなのか。
せめて名前くらいは教えてほしかったです。
実はその姉弟子さんは師匠の恋人(もしくは娘とか)だった…なんて予想してたんですけど、全く何も無かったですね。
ゴウが料理下手だから姉弟子さんは料理上手になったとか、師匠がルルの事を何かと気にかけてるのは、ルルが姉弟子さんに懐いていたから、とかそういう話なのかと思ったんだけどな…。
それから、幼い頃に「何があっても生き続ける」ということを決意したのはなぜだったんでしょうか。
姉弟子さんが死んでしまったからかとも思ったんですが、2人が出会った時期が分かりませんし、特定する話がなかったので真相は不明。
あとは…そうですね。
おでんおでんうるせぇなと。
ルルのストーリーでまさかこんなにも「おでん」を聞くことになろうとは。
「師匠」の次に多かった単語じゃなかろうか。
むしろこのエピソード、「過去との邂逅~おでん編~」でいいよ。
「おでん」と「師匠」、ゲシュタルト崩壊しそうです。
ってことで、次は待ちに待ったリカルドさんのエピソードです!
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