こんにちは、キーアです。
「ゴッドイーター3」Ver2.00でエピソード《過去との邂逅 クレア編》が追加されたのでプレイしてみた感想です。
前回の追加エピソード《もう一人の鬼神》がなかなか良かったので期待大です。
※ネタバレばっかりだよ!
過去との邂逅 クレア編
コアエンゲージ
ジークたち3兄弟は、嵌りに嵌った娯楽動画データ『バガラリー』のデータを求めて灰域内を探索していましたが、たまたまその時になんだか凄い研究データを見つけたみたいです。
キースが思わずはしゃいじゃうそれは「感応同期率の上昇に伴う高次感応現象発生、および感応領域の空間マッピングとストレージングについて」という、旧フェンリル極東支部の研究論文データでした。
ちょっと何言ってんのか分かりませんが、ユウゴはすぐさま主人公とクレアを呼び出します。
「キース…さっきのやつ、噛み砕いて説明してくれ」
やっぱりユウゴもよく分かってなかった。
天才キースさんの説明によると、「ゴッドイーターの無意識層をシミュレートした空間、つまり心の中に飛び込めるようになるって事」らしいです。
そして、その『感応領域』に接続する事で得られるメリットが2つあるとのこと。
1つは、ゴッドイーターのエンゲージが今までと比較にならないほどに強力になり、『コアエンゲージ』なるものに進化する。
もう1つは、そのゴッドイーターの『感応領域』に蓄積されている戦闘ノウハウや情報がアーカイブ化され、他のゴッドイーターにフィードバックする事ができるんだとか。
…ほぉ。何だか凄そうだ。(まだいまいちピンと来てないキーア)
「こいつが上手く行けば、世界中にいるすべてのゴッドイーターの戦力向上に繋がっていく可能性がある。例え俺たちハウンドの利益を度外視してでもこの技術検証に着手すべきだと俺は思う」
立派な事を言ってるユウゴさんですが…はい、分かってます。分かってますとも。
どうせお前、今回も何もしないんだろ?
この技術の検証には、『感応領域』に接続する観察者と、『感応領域』を作り出す被観察者が必要で、感応能力の高い主人公を観察者に、そしてAGEが存在していなかった頃の研究論文だったため「従来のゴッドイーター」であるクレアを被観察者に、それぞれ選ばれたみたいです。
「えっとつまり、私の心の中にあなたが飛び込んでくる…ってことになるのかな」
…相当ぶっ飛んだこと言ってる気がするんだけど大丈夫かこれ。
大きな不安を抱えつつも、とりあえずキース大先生に逆らうわけにもいかないので頑張ってみることに。
…一方そのころリカルドおじさんは、クレアと同じ従来型ゴッドイーターなのに自分が選ばれなかったことに人知れずショックを受けていました。
まぁでも仕方ないね。初っ端からおじさんの深層心理にダイブするのは色々とちょっと難易度高いですもん。
感応領域へ
どうやら『感応領域』に接続するためにはそのキャラクターと一緒にミッションに行って『感応同期率』を上げなければいけないようです。
とりあえず初回の接続はすぐに出来るみたいなので、早速クレアの『感応領域』に接続してみます。
しかしここで思わぬ壁が私の前に立ちはだかります。
クレアと2人でしか出撃できない…だと…!!?
いや、話の流れ的にそりゃそうなんでしょうけど…!
まさかのぼっちプレイ専用エピソード…!!!
友人3人と顔を突き合わせてそれぞれが黙々とソロミッションに勤しむ謎の会合が始まりました。
開発スタッフへのヘイトが高まりましたが、とりあえず進めていきます。
「自分の心の中、か…いったいどんな感じなんだろうね…。なんだかちょっと怖いな…」
不安と緊張でいっぱいのクレアに主人公は、そっと手を差し伸べます。
「うん…あなたと一緒ならきっと大丈夫だよね。始めようか」
どんだけ信頼されてるんだ主人公。何も喋らずに相手を安心させるとは…言葉は要らないってやつですね。
口先だけのユウゴだったらこうはいかないでしょう。
ってことでいざクレアの『感応領域』へ!
気付けば辺りは酷く寂れた、モノトーンな世界。
これがクレアの心の中だということは、やはり彼女は心に何か闇を抱えているんでしょうか…。
…まぁこんな鬱な世界で闇を抱えてない方がおかしいと思いますけども。
心の中の世界でしっかり神機を持っていられるのは、裏でキースがそう接続しているかららしいです。もう何でもアリだな…。
そんなキースを唸らせる、この論文を作り上げた技術者はいったい誰なんだと思っていたら、テンションが上がったキースが独り言を呟きました。
「ここまではペイラーさんの推測通りってことかー…。くー、どこの誰だか知らないけど、やるなあ!」
ペイラー…って…ペイラー榊か!!(※分からない人は過去作をプレイしてみてね!)
そういえば旧フェンリル極東支部の技術者って言ってたな…いやー、「実に興味深い」。
っていうかアインさんも教えてくれればいいのに。
さて、しばらく『感応領域』を探索していると、人型のモヤのようなものが現れ、辺りに謎の声が響き渡ります。
「クレア…また読書か?フッ、お前は本当に本が好きなんだな…」
そのモヤはクレアの『記憶の結節』の一部で、記憶の奥底に眠っていた、クレアの父・ランダルの声だったのでした。
『記憶の結節』は他にも次々と出現し、クレアが小さい頃に将来花屋になりたかったことや、兄・エドリックに甘えてばっかりだったことなど、クレアの過去の出来事が少しずつ分かってきます。
これ、人によってはだいぶ恥ずかしいと思うんだけど…もはや家族同然の仲だから大丈夫なんでしょうか…。
そんな事を考えていると、突如真っ白なマインスパイダーが現れ2人を攻撃してきました。
どうやらこれも『記憶の結節』の一部な様で、こいつらは人型のモヤと違ってバグやノイズのようなものらしいです。
「手元の神機でやっつけちゃってよ!」
キースお前そんな軽いノリで…いや、別にいいんだけどさ…。
白いマインスパイダーを倒すと、ミッションクリアになりました。
んん…手応えが全くない…!!
この《過去との邂逅》はストーリー重視のエピソードのようです。こんな感じが続くんだったら確かにマルチでわざわざする必要もないのかも…。
心の呼吸
『感応領域』から戻ってきた2人はすぐにメディカルチェックを受けていました。
他人が心の中に入ってくるとか確実に精神やられそうですが数値上は問題ないようで、気分の悪さも特にないと言うクレア。
…ほんとか…?ブーストハンマーで暴れまくっちゃったけど…ほんとになんともないのか…?
「そっかそっか!ひとまず一発目としては、結果は上々だよ」
素直だなキース…。
っていうか今更かもだけどお前さ、大概マッドだよな…。
さて、そんなキースから早速次のステップへの説明が入ります。
最終的に『コアエンゲージ』が使えるようになるためには心のもっと深いところまで接続しなきゃいけないようで、そのために2人にもっと仲良くなれと言ってきました。
端的に言えば、「アラガミ狩りデートをすること(強敵なら尚良し)」ということらしい。
ミッションにクレアを同伴させると、クリア後に『感応同期率』が上昇します。
これが一定値まで溜まると次のミッションが解放されるみたいです。
ここからはゲージが溜まるまで、フリーミッションをはさまないといけないんですが、これが地味にめんどい。
クレアを連れて行かないといけないから強襲討伐ミッションはダメだし…なんだかなぁ。
そんなこんなでようやく次の接続が始まりました。
2回目の接続も特に変わりはなく、1回目と同じように進みます。
人型のモヤから聞くことができる過去の会話は、やはり幼少時代のクレアが父や兄と話しをしている何気ないものだったんですが、最後に「父と兄が口喧嘩をしてしまった」という内容の会話が流れます。
ふむ…?
気になる引き方だなと思っていると、またしても白いマインスパイダーが2人の前に現れます。前回同様、バグを瞬殺したところでクレアの様子が少しおかしい事に気がつきます。
「え?ああ、うん。ちょっと昔の声聞いて緊張しちゃったのかな」
流石にキースもクレアの様子を気にし始め、無理をしないように言ったところで2回目の接続は終了しました。
先行きがちょっと不安になってきましたね…。
昔の夢
「ここまで順調だね」
そういうクレアの顔は、心なしか疲れているようにも見えます。
心配して声をかけると、クレアは少し躊躇いながら口を開きました。
「実はね…私、最近よく昔の夢を見るの。まだ父さんや兄さんが生きていた頃の夢…」
ん…まぁ、そりゃそうでしょうね…。心に直接干渉して見たものが夢に出てくるぐらい印象強かったのは当然といえば当然でしょう。
父と兄はとても仲が良かった事、互いに尊敬し誇りに思っていた事、そんな2人を羨ましく思い、大好きだった事。幼少時代の思い出を語ってくれました。
「…でもある日突然、父さんはミナトを襲った賊に命を奪われ、帰らぬ人となった」
…んん?賊に殺された…??
超優秀なゴッドイーターだったのに、たかが賊に…?なんか違和感あるけど…いったいどんな賊に襲われたんだろう…。
っていうかこの世界、やっぱり人間同士の争いが多いのな。そんな事してる場合じゃなかろうに…。
「そしてほんの数ヵ月後、今度は兄が灰域で行方不明になったという知らせが届いたの…」
そういえばOPムービーでも幼少のクレアが誰かの棺に花を供えてましたが…大好きな2人をほぼ同時に失ってしまったという、悲しい過去を背負っていたんですね。
そして、最近見るその夢の中で、2人がいつも何か言い争っている事が不安で堪らないみたいです。
覚えている記憶の中では2人はいつも仲が良かったのに…?クレアは少し記憶の混乱が始まってしまっている様子。
「……少し吐き出せて楽になったから、もう大丈夫。心配させてごめんね」
…本当は全く大丈夫ではないでしょうが、そんな状態でも主人公の事を気にかけているクレアはいい子ですね。初登場時のクレアからは想像もつきません。
さて、そんな不安定な状態ですが、3回目の『感応領域』への接続です。
前回、クレアの父であるランダルと兄のエドリックが口喧嘩をした、というところで終わりましたが、どうも喧嘩は継続中の模様。
エドリックが何かやらかしたってことは分かるんですが、幼少時代のクレアの記憶がベースなので詳しいことまでは分かりません。
結局、エドリックはヴィクトリアス家から出て行くことになり、2人の溝が埋まることはなかったみたいです。
クレアが最近見るという夢も同じような内容なのでしょうか…。
知るべきこと
4回目となる次の『感応領域』への接続でクレアの心の最深部に到達できそうだというキース。
ここまできたら流石にマッドなキースさんもクレアの心配をしています。
「…うん、いけるよ。やらせて。私は自分の過去を…知りたい。ううん…知らなければいけない気がするの…!」
クレアさん、記憶喪失キャラでしたっけ?
過去の良くない夢を繰り返し見る上に、『感応領域』でも同じものを見せられる。寝ても覚めても悪夢のループという精神的拷問に近いものを味わいながらも、クレアは強い言葉を吐きました。
ニールだったら「この仕事から降りる」って言いそうですけどね。
案の定、二―ルからは「自分の心の奥底からはろくでもないのが出てくるとしか思えない」とかいう不安を煽るネガティブな意見が。
一方ユウゴは「お前とクレアならきっとやり遂げられる」なんて無責任なことを言うし。
絶妙にイラッとさせてくれる2人を無視して4回目の接続へ。
…話を聞いて雑魚を倒すだけのこのミッション、作業感が凄くてもう飽きたんだけどな…。
そう思いながら渋々『感応領域』へダイブすると、そこにはいつもと違う風景が。
クレアがまだ幼かった頃のヴィクトリアス家の風景が、ややホラーチックに映し出されていました。
そして動揺するクレアに、どこからか不気味な声が語りかけ、追い討ちをかけてきます。
「オマエガ殺シタ!オマエガ父ヲ誘キ出シタ!」
何の事か分からないクレアでしたが、不穏な風景と物騒なその言葉にバイタルは酷く乱れ、危険な状況に陥ります。
キースは『感応領域』の接続を切ろうと試みますが、歪みが酷く上手くいきません。
そして、疲弊しきったクレアに追い討ちをかけるように、巨大な『記憶の結節』が姿を現しました。
白いバルムンクの姿をしたバグが容赦なく2人に襲い掛かります。心の中に灰域種アラガミが住んでいるとか…闇深すぎだろ…。
ようやく手応えのあるバトルが始まり楽しくなってきたのも束の間、主人公の身を案じたクレアが心の中から主人公を強制的にはじき出し、戦闘は中断。
いらん事してくれたなと文句を言う間もなく、ミッションは終了しました。
つづく…
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