こんにちは。キーアです。
「ゴッドイーター3」Ver2.40の追加エピソード《過去との邂逅 キース編》をプレイしてみた感想の続きです。
※ネタバレ注意です。
過去との邂逅 キース編 その2
不安を乗り越えて
新技術のデータを掘り出し、嬉々として仲間たちをモルモットにしておいて、いざ自分の番となると「俺の技術は俺だけのもの」とか言い出したジャイアニズム全開のキース。
ここしばらく悩んでいたみたいですが、気分転換に物資の回収任務に行きたいと言い出しました。
「今日は楽しむぞー!」とハイテンションなのは、ひょっとしたら空元気なのかな…とか思ったりもしましたが、普段のキースのイメージからすると純粋に本心かも。
「こういう、好きなことに夢中になれる場所の方が自分の原点を見つめ返しやすいと思ったんだ」
なるほど、一理ある。ただ遊びに来たって訳じゃなかったんやね。
物資回収ミッションということで、今回は指定のアラガミを倒す通常のミッションとは異なり、アイテムの回収が目的となります。
ルル編でのおでんの具を集める苦行を思い出しますが、しぶしぶ探索を開始します。
最初に見つけたのは『金魚の貯金箱』。所謂ちょきんぎょというやつですね。
「お、早速いいもの発見!これを使えば、フィムに新しいおもちゃを作ってあげられるよ!喜んでくれるかな?」
貯金箱なんて何に使うのかと思ったらフィムへのお土産にするみたいです。
ちょきんぎょの他に、アインさんが欲しがっていたという『超硬度カーバイド』と、謎の『割れたメモリーカード』を見つけるのが今回のミッションのようです。
キースはなんと、ルルとは違って自分でアイテムを探すことが出来るようで、『超硬度カーバイド』はその後すぐに見つかりました。流石、ルルとは違ってキースはできる男だわ。←しつこい
そして特にもたつくことなく、『割れたメモリーカード』も回収。
「なっ…!?こ、これ…まさか…!どこを探しても見つからなかったバガラリーの未公開映像データ…!?存在だけは噂されてたけど、こんな所に…!帰って解析してみなくちゃ!これは大発見だよ!」
そのメモリーカードの中にはキース達兄弟がドハマりしている『バガラリー』の貴重な映像が入っているらしく、キースは大喜び。
破損した記憶媒体の外観をパッと見ただけでどうやってデータ内容が分かったのか甚だ疑問ではありますが…。
しかし喜びも束の間、ここで空気を読まずに突如サリエルが出現し攻撃を仕掛けてきます。
「嘘っ、何でこんなタイミングで!?」
どうもエイミーのミス…というよりはレーダーの調整が悪かったみたい。
拾ったお宝を早く船に持ち帰るために全力でこれを撃破。
「戻ったら、俺がレーダーの調整もしておくよ」
感応領域の検証、ミッションに出かけて宝漁り、貯金箱をおもちゃに作り替えて、皆の神機とレーダーの調整。
対抗適応型装甲による長距離航行の技術開発も進めている筈だし…その上、壊れたメモリーカードからバガラリーのデータを修復しようとしてるとか…オーバーワークすぎるぜキースさん…。
「大丈夫!みんなが笑って帰ってくる手助けが出来るなら、辛くなんかないって!」
そうか、君は優秀な社畜になれそうだ。
ともあれ、それがキースの原点。自分が言ったその言葉にハッとしたキースは、ようやく答えを導き出しました。
「感応領域のアーカイブ化が進めば…いつか俺の技術は誰にとっても当たり前のものになるかもしれない。俺より凄い奴が、今の俺の役割を全部持っていく未来が来るかもしれない」
「だけど…それでいい!もしそうなっても俺は俺のやり方で、みんなを支えていく!みんなと一緒に笑えるように、自分に出来ることを探し続けるって、約束するよ!」
弱気な心を振り払い、感応領域の最深部へ向かう覚悟を決めたキース。
自分自身に「俺は強いんだぞ」と教えるために、“未来”へと進み始めます。
前に進もうとする人たちへ
いよいよキースの心の最深部へと向かいます。
辺りに映し出されたのは、幼かったころの「役立たずの自分」を象徴する記憶の数々。
そして同時に現れたのは、ハバキリの姿をした記憶の結節でした。
キースは特にハバキリと因縁があるわけではなかったと思いますが…ああ、チートキャラ繋がりですか。それなら納得です。
『この力がなきゃ、俺はまた…一人ぼっちになる…そんなのイヤだ!』
キースの中にあった弱い心は、今ある自分の大切な居場所を守ろうと攻撃を仕掛けてきますが、もうキースは迷いません。
「俺だけが怖がって足踏みしていたら結局また、みんなと一緒にいられなくなる。この先で、積み上げてきたものを失ったとしても、それ以上のものを俺は見つけてみせる!みんなの笑顔を守るために、どこまでも進んでいくって決めたんだ!」
恐怖を乗り越えたキースに『コアエンゲージ』が発動。
強化された『漸進のメカニズム』はアクセルトリガーの効果時間の減りを15%抑え、弱点部位に対する近接攻撃力が15%上昇した上で、発動時にフルバースト状態になるというもの。
従来のエンゲージ『閃光のウィズダム』と比べると、強化数値が1.5倍とかなり強力になっています。
「う、うぉぉぉ!?こ、これが、コアエンゲージ!?」
どうやらコアエンゲージは想像以上に凄いものだったようで、分かりやすくテンパってますね…。
「これだって俺が積み上げてきた…俺にしかない力のはずだ!」
自分の中に眠っていた未知の力もなんとか扱いこなし、ハバキリの姿をした記憶の結節に打ち勝つことに成功します。
コアエンゲージの凄さの余韻に浸るキースでしたが、「でも、こんなとんでもない力をアーカイブ化させたらヤバいんじゃね?」と今更すぎる事を言い出しました。
今までの検証を根本から否定する発言…。
初っ端モルモットにされてとても危険な目に遭ったクレアさん二度見どころの話じゃないですけども…。
「迂闊に使うと、体がついていかなくて自滅するかも…」
考えてみたらまぁ、そりゃそうだろうよという話なんですけど。
もしかしたらペイラー榊もそれに気付いて研究を手放したのかもしれませんね。
ですがそんなことは天才キースにかかればお手の物。
精密な情報操作をすることで何とかなるとのこと。やっぱパネェわこの子。
とはいえ結局、経験や情報が共有されたところで、それをちゃんと扱えるかどうかはその人次第ということで話は落ち着きました。
当初想定していた程に便利なものではなかった訳ですが…。
「コアエンゲージは、自分の知らない知識や技術を知る大きなきっかけになるはずなんだ。才能や役割に気づけず、居場所を見つけられない人たちに、可能性を示すことが出来るかもしれない。前に進もうとする人たちを、導いてあげられる力なんじゃないかって…」
キースは、自分と同じ悩みを持つ人たちを導くきっかけになればと、この技術を一刻も早く完成させたいという気持ちになっていました。
「これからもよろしく!俺、世界一頼もしいメカニックになってみせるよ!」
もう充分過ぎるほど頼もしいですけど…。
「自分の技術でみんなを笑顔にしたい」というキースの居場所を、誰も奪う事はできないでしょうね。
自分の力に自信をもって、これからもどんどんサポートしてくれることを願います。
以上、キース編終了です。
簡単に「天才」と呼んでしまっていますが、キースはまだ14歳の少年。
心の不安定さや、趣味に没頭するシーンなどしっかり描かれていたので良かったと思います。
それに、しっかりとした動機の下で必死に努力した結果の「天才」だったので、今までより一層キースの事が好きになれました。
また、キースの「必要とされたい」という気持ちは、正直共感できるものがあったのでこのエピソードが一番感情移入できたかもしれません。
それにしてもニールもキースも、ソールとリースの記憶が出てこないのはなんでなんだ…。
そして悩み事を一切ジークに相談しないのはなぜなの…。まぁ気持ちはわからんでもないが。
さて、かなりのスローペースですが残すはアインさんのエピソードのみ。
シリーズを通して一番気になる所ですので、頑張ってやります!
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