「これで間違いないという事だ…『彼』の言っていた『天国に行く力』が確実に存在するという事がッ!」
エルメェスが復讐を遂げる少し前…
DIOが話していた『天国へ行く方法』を実行するため、ホワイトスネイクは灰にならずに唯一残っていた『DIOの骨』をスポーツ・マックスのスタンド能力で蘇らせていました。
ひとりでにその場から消えた骨の動きからDIOの話の信憑性を確信したホワイトスネイクは骨を追跡しつつ承太郎の記憶と合わせて真実をつきとめる決断をします。
エピソード15 ウルトラセキュリティ懲罰房
徐倫を助けるために動くF・F
「あたしはなんでもするぜッ!もしあたしを『懲罰房棟』まで連れてってくれる事が出来るならッ!礼ならどんなことでもする!」
スポーツ・マックスの記憶DISCを見て骨のありかとホワイトスネイクの思惑を確認し、わざと懲罰房に入ることを選んだ徐倫。
そんな徐倫を心配したF・Fはなんとか救援に向かえないかとエンポリオやアナスイに助けを求めます。
今の自分が存在するのは徐倫のおかげと言い切って必死になってるF・F…けなげだ。
エートロの体に入る前から律儀なやつではあったけどF・Fはこの辺りからホントに徐倫のためにめちゃくちゃ頑張ってくれるんですよね。すごくいいキャラ。
殺人鬼ナルシソ・アナスイ
F・Fが助けを求めたのは、ウェザー・リポートとともにエンポリオの部屋に出入りしている囚人ナルシソ・アナスイ。
彼は分解癖のある殺人犯で、学生のころ彼女とその浮気相手をバラバラにして殺したというなかなかのサイコ野郎です。
普段の服装からもヤバさが漂ってる感じなんですが…アニオリの回想シーンによるとどうやら昔はごく普通の格好(黄色フーディーにジーンズ)だったもよう。
現在の尖ったファッションセンスは刑務所に入ってから磨かれたのか…。
変態っぽいなと思いつつも、アナスイはジョジョシリーズの中でもとても好きなキャラクターです。
整った顔と長髪がいい。あと今後どんどんわかってくる性格も面白い。
6部アフレコ現場でウェザーとアナスイどっちが好きかみたいな話が出た時は圧倒的ウェザー人気だったそうですが私はアナスイ派ですッ。
「彼女を守りきったなら…オレは彼女と結婚する それが条件だ」
「おまえ何でもするといったよな 祝福しろ 結婚にはそれが必要だ」
F・Fを手助けすることと引き換えにアナスイが提示した条件は徐倫との結婚。
徐倫に一目惚れしたとはいえ、発想がぶっ飛んでるんだよな…。
アナスイのとんでもない発言を聞いて原作よりも過剰なリアクションで「え?」ってなってるF・Fと、気の毒なものを見る目でF・Fに視線を送るエンポリオがかわいかったです。
でもアナスイはこのヤバそうな感じがいいんです。これだからいいんですよこれが!
アナスイの声優は、ペルソナ4の鳴上悠役やルパン三世の石川五ェ門役、ハイキュー!!の及川徹役など数々の作品で活躍している浪川大輔さん。
中村悠一さんが声をあてていたASB、EoHのアナスイもすごく好きだったんだけど、浪川アナスイも味があっていいですね。
ただかっこいいだけじゃない「アナスイ」というお茶目なキャラにぴったりかもしれない。
アナスイの名前はファッションブランド『ANNA SUI(アナスイ)』と『Narciso Rodriguez(ナルシソ・ロドリゲス)』が由来です。
これまでアナスイのメディア展開時の髪の色は緑とか青が多かった気がするんですが、アニメ版のピンクと紫を基調としたカラーリングはANNA SUIとNarciso Rodriguezのブランドイメージにもマッチしててすごくいいと思います。
アナスイのスタンド『ダイバー・ダウン』
「ダイバー・ダウン!」
徐倫のいるウルトラセキュリティ懲罰房へと向かうためアナスイはスタンド『ダイバー・ダウン』を出現させて警官隊を吹っ飛ばし警備を突破。
アナスイの『ダイバー・ダウン』はスピードもパワーもトップクラス。
そのスピードとパワーを物体の中に潜らせて一気に解き放つことができるという少々変わった能力を持っています。
力を物体の中に潜らせるという性質から、中身のパーツを移動させたり構造を組み替えたり…とにかく汎用性の高い使い方ができるスタンドで、以降ストーリー内で非常に都合よく活用されています。
いろいろできちゃうダイバー・ダウンのおかげで助かった!って場面が今後たくさん出てくるはず。
「祝福しろ」
美麗なキメポーズでさらに『祝福』を要求してくるアナスイ。
徐倫のいないところで勝手に結婚話が盛り上がってますが…グイグイ行くこの感じ、嫌いじゃない。
アナスイのスタンド『ダイバー・ダウン』の元ネタはアメリカのハードロックバンドヴァン・ヘイレンが1982年に発表したアルバム『Diver Down(ダイバー・ダウン)』です。
最弱のスタンド『サバイバー』がもたらす混乱
「いいパンチしてるぜッ!この野郎ッ!」「かかってきやがれッ!」
「こいつらはいったいッ!なんなんだッ!」
そのころ徐倫のいるウルトラセキュリティ懲罰房では看守同士がちょっとした衝突から常軌を逸した殴り合いをするという異常な光景が広がっていました。
皮がめくれたり骨が見えてたりとにかく争い方が普通じゃない。
いきなりこんなクレイジーなケンカが始まった原因はDIOがプッチに譲った“最弱”のスタンド『サバイバー』。
『サバイバー』の能力は、地表から体内に電気信号を流し神経細胞に働きかけて人の闘争本能を呼び覚ますという一見地味なものですが…
これがなかなか厄介で敵味方関係なく効果を発揮してしまい、殺し合い寸前の争いに発展してしまうためDIO様をもってしても扱いにくいスタンドなんだとか。
フーゴのパープル・ヘイズ然りチョコラータのグリーン・デイ然り…無差別っていうのはどんなかたちでも使いどころが難しいですね。組織で動いている場合は特に。
「最も弱いが手にあまる」というのも納得です。
徐倫を始末するためにプッチが懲罰房棟に送り込んだスタンド使いは4人。
さすがにプッチも焦ってるのかここにきて怒涛の攻勢。
『サバイバー』の本体がまだ姿を現してはいない中、徐倫はさらなる脅威に晒されることになります。
PRIVILEGE CARD
名前通称:ナルシソ・アナスイ(25)♂
囚人番号MA-28050
刑期12年
罪状殺人
職業元学生
スタンド名『ダイバー・ダウン』
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン7巻
スタンド名…ダイバー・ダウン
本体…アナスイ
破壊力ーA スピードーA 射程距離ーE 持続力ーC 精密動作性ーB 成長性ーB
能力…物体の中へもぐり込む。その内部の構造までも破壊したり、ついでに組み立て直したりする。
ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン10巻
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