「ゴッドイーター3」Ver1.30で追加されていたエピソード《もう一人の鬼神》をやってみた感想です。
スイッチ版では発売開始時にすでにVer1.40なので、本編クリア後すぐにプレイできます。
※ネタバレ満載です。
もう一人の鬼神
新しい事業・対抗適応型装甲と新種のアラガミ
まず本編をクリアしてスタッフロールが流れた後、中井和哉さん演じるアインさんのイケボで語りが入ります。
崖の上でバスターブレード・イーブルワンを担ぎ、孤独にたそがれるアインさん。
そんな所で1人で何やってたんですか
と気になって仕方なかったんですが、フリーミッションを1つクリアして追加エピソード≪もう一人の鬼神≫に突入。
どうやらユウゴ達ハウンドと、アインさん率いるダスティミラーの協同で新規事業を開拓しようとしている模様。
「対抗適応型装甲」なるものを開発し、今までより遥かに長距離の灰域航行を可能にするというもの。
そしてその装甲を開発するには「灰嵐種」と呼ばれる超強いアラガミのコアが必要なんだとか。
「灰域種」ですらフィムを擁するクリサンセマムの面々でないと戦えないレベルだったのに大丈夫なのか…?
どうも仲間内では「クリサンセマムの鬼神」である主人公と、「ヒト型アラガミ」のフィムしか戦力にならないらしいです。
適性の高い優秀なAGEでなければ灰嵐種との戦いは無理だといわれているのに、第一世代ロートルゴッドイーターであるアインさんはさも当然のように出撃します。マジか。
この人、完璧超人過ぎるやろ。
ともかくこれで討伐メンバーは3人。アインさんがもう一人優秀な戦士を紹介してくれます。
本編では凄い重要人物感を出して登場するも残念な所しか見せず、一瞬でフェードアウトしたニール君です。
その実力はアインさんのお墨付き。
潜行灰域濃度レベルはなんと兄を上まわる「レベル5」。
ちなみに武器はヴァリアントサイズを愛用しており、全キャラ中唯一、近接武器が他キャラと被ってしまったキャラになります。
8種類の武器種に対してなぜ仲間キャラを9人作ったのか…。
…いや、9人いるのに近接武器を9種類用意していないのが悪い。
狩猟笛みたいな、援護が得意な奇抜な武器とか欲しい。
…話を戻しまして。
灰嵐種アラガミとの戦いは、主人公とフィム、そしてアインとニールで挑む事になるようです。
回復はアインさんのアイテムに頼る事になりそうですね。
エンゲージ不能の疑い
まずはニールとの連携の向上のためにコミュニケーションを図ります。
が、「お互いに必要以上の干渉はやめよう」と突き放されます。
こいつ、だいぶ拗らせてやがる。
渋々そのままニールを連れて2つのミッションをクリアしたところでエイミーから報告を受けます。
「少し気になったことがあるんですよ。実はニールさんにエンゲージに関する反応が一切ないんです。」
…ほお。確かに彼のステータスを見るとエンゲージの欄には「EMPTY」の文字が。
こいつ…なにやら訳ありだな…?
「少し気になる」程度で済ませていいのかとも思いましたが、どうやらこれがこのエピソードのキーワードとなりそうです。
「俺はエンゲージすることができないんだ。…理由はわからない。」
…皆と壁を作ってるからじゃないですかねぇ…。
ニールからは放っておいてくれと言われますが、そんなんこっちが困ります。戦力的に。
困ったときはアインさんに相談です。
「…ニールの、朱の女王での評価を知っているか?“鬼神の如き強さと、仲間を想う優しさを兼ね備えたエース”。まるでお前の移し鏡だ。」
…この世界の人たちは、凄い人のことをとりあえず『鬼神』って呼べば良いと思ってるのか?ボキャブラリーの乏しさよ。
しかしなるほど、≪もう一人の鬼神≫っていうのはニールの事なんですね。
アインさん曰く、どうやら「朱の女王」時代の仲間を失ったショックでエンゲージ反応が消えてしまったのではないかということでした。
鬼神、繊細やな…。
結局どうすればいいのかわからないまま、伝説のゴッドイーター・アインは、14歳のチートエンジニア・キースに「ご飯持ってきて」と呼び出されてしまい、話は中断。
キースのヒエラルキー高ぇ。
衝突
そんなこんなでミッションを進めていくと、ユウゴ固定出撃のミッションが出てきました。
このタイミングで出しゃばってくるとか不穏。
そんな嫌な予感は見事的中。
ミッションの途中で「灰嵐種」のアヌビスと遭遇してしまいます。
こちらの攻撃は通用せず、視界は狭く暗くなり、HPが徐々に減っていくという無理ゲーが始まります。
しかしアヌビス灰嵐種はなぜか突然逃走し、皆の命は助かりました。
せめて待機中の仲間がアヌビス灰嵐種の気を逸らしたとか、そういうのがあれば良かったのに…。
助かった理由は「ただ運が良かった」ということで話は進みます。
所詮ノーマルのAGEであるユウゴは、灰嵐種による異常活性した灰域に当てられ、重傷を負ってしまっていました。
…ユウゴお前、ここに来てようやく離脱フラグか?
死にかけたユウゴを心配し、この仕事から降りることを勧めるニール。
しかしユウゴの答えはノー。そんなユウゴに、ニールは問いかけます。
「命を捨てる理由があるっていうのか?」
ユウゴは夢の実現のために、この仕事を成し遂げなければならないと考えていました。
そんな責任感の塊みたいなユウゴに
「元々討伐メンバーに入ってないんだから休んでていいよ」
とはとても言えません。
「まあ、俺たちもただ死にに行くつもりはない。早速キースが対抗策を検討してくれている。アイツの力はお前が一番よく知ってるだろ?そいつを信じて待つさ。」
はい、他力本願ユウゴですね。いつものことです。
「それでも、死んだら終わりなんだ…。俺は…この仕事から降りる。」
鬼神、チキってんじゃねぇか!!
…まぁ彼も朱の女王のエースとはいえ15歳の少年。仕方ないのかもしれませんね。
兄の視点・でこぼこな三兄弟
さて、仕事を途中で放棄した弟の不始末を兄に取ってもらおうと、ジークに絡みに行きます。
「なんか、ごめんな。迷惑かけちまってさ。」
ちょっとジークさん。弟に甘くない?どうしてくれんのさ。
ジークはおもむろに、死んだアゲハ蝶の前で号泣していたニールの少年時代の話を語り出し、「あいつは優しいんだ」とノロケ始めます。
そんな風に言われても、戦力が一人減った事に変わりはないんですよお兄さん。
「いい加減、あいつと腹割って話してみるかなー。」
そうですね。
弟2人が奮闘しているってのに、お兄さんまだ何もしてないですものね。
一気にヘイトがジークに向かってしまいました。
そしてようやく腹をくくった長男はすぐさま有言実行。
弟たちを無理矢理つれて来て「兄弟三人水入らずの会」を開きます。
思いのほか順調に会話は弾み…
ニールはユウゴが言っていた「夢」のことが気になりすぎて、早速ジークにその話題をふっかけます。
「どんな生まれや育ちでも関係なくみんなが自分の意思に従って生きられるミナトだよ」
そんな壮大な「夢」を聞き、ニールは笑みをこぼします。
「いくらお前でも俺たちの夢を笑うのは許さないぞ」と、弟を叱るジークでしたが…。
「違うよ、兄貴。違うんだ。笑ってるのはさ、嬉しかったんだ。」
ニール…。このセリフ、ほんとに嬉しいんだろうなって伝わってきます。
そして普段のニールからは想像がつかない、優しい表情です。
「朱の女王」にも、迫害されていたAGE達を救うという夢がありました。
兄弟たちも同じ場所を目指していたこと、そして途絶えたと思っていたその夢が、まだ潰えていないという事が嬉しかったんでしょう。
「…けど、それなら余計にだ。この計画は分が悪すぎる、今すぐ降りるべきだ」
んん、頑固やな。
でもそれは、どんな夢も希望も、死んでしまったら全てが終わりだということを、痛いほどに知っているニールだからこその意見ですよね。
しかしジークは、こう答えます。
「俺たちの夢は終わらねえ、たとえ誰かが倒れたとしても。倒れた奴の意思を背負って諦めずに進んでいく。これまでだってそうやって進んできたんだ。だから終わらねえ、絶対に。」
ジーク、熱いな…!
ジーク達ハウンドも昔、ペニーウォート所属時代には多くの仲間たちを失っていますからね。ニールだけが悲劇の中心という訳ではありません。
と、カッコいい台詞をキメた所でジークは満足し、一方的に解散の方向へ。
ニールが今後どうするのかはあえて強制せずに本人に任せるという、精神的追い込みをかけて話し合いは終わりました。
『対灰嵐種戦術弾』完成の報告
さて場面は変わって末っ子キースのターンです。
「ここ数日の徹夜の成果…なんとか形になったんだ。」
お前いつも徹夜してるのな。なんか1週間とか徹夜してたし、成長期にそれは良くないぞ少年。
「奴が生み出す、灰域の異常活性を中和、抑制する新しいグレネード…」
「名付けて『対灰嵐種戦術弾』!」
対抗適応型装甲とか対灰嵐種戦術弾とか難しい言葉並べやがって…。
よく分からんが灰嵐種アラガミに特効の兵器が作れたらしいです。
毎度の事ながらこいつの頭の中はどうなってるんだろうか。
ということで、これであの無理ゲーも攻略したも同然やな!と、やる気になったところでキースが続けます。
「あんまり数は作れなかったんだ。量産体制の構築にはまだ時間が掛かりそうでさ。もしも切らせちゃったら、ショップを覗いてみて?出来上がったら置いておくようにしておくから。」
え?お金、いるの…?
量産できたら他のミナトにも売りつけて小遣い稼ぎするらしい。実にしたたか。
一応3個はタダで貰えましたが、すぐにショップに見に行きました。
もう売ってる!
1つ1円!!
しかも買い放題!!!
量産できてるやーん。
…というところで次回につづく。
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