©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「確かに そこにいるのなら……ボス 完全にぼくたちの勝ちだ!でも…さびしいよォォォォ…… ボス いつものように電話ください……」
レクイエムを追ってコロッセオを後にするジョルノたちをブチャラティの体内から見送るドッピオ。
ディアボロの居場所に気づいたドッピオは勝利を確信し、負傷したブチャラティの体の中で消えていきます。
ドッピオの最後の出番でした。
エピソード36 ディアボロ浮上
開始時間
ドッピオの魂が人知れず消えていくころ、レクイエムの力で精神が入れ替わっている周囲の生物にはさらなる異変が起こり始めていました。
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「レクイエムは『開始時間』だからやめたんだ!」
「わたしの肉体がッ!変わり始めたからわたしを殺すのをやめたんだッ!」
矢に触れてしまった亀(ポルナレフ)を執拗に追いかけていたレクイエムが突然大人しくなったと思ったら何ともグロテスクな展開に…。
色付きで見るとさらにグロいです。
これがレクイエムの『真の目的』。
精神が入れ替わるだけならまだちょっと面白いだけで済む人もいただろうけどさすがにこうなるともう笑い事じゃありません。
45億年かけて創られてきたこの世界の生き物の歴史がほんの数時間で『別のモノ』に変わってしまうって、わけのわからない規模の恐ろしさですね。
この能力は一体地球のどこまで広がっているのかというミスタの疑問が猛烈に気になります。
それにしてもこの世界は一般人に課せられる試練が厳しすぎる。
ディアボロの居場所
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「ディアボロはこの中の誰かに取り憑いているッ!」
亀(ポルナレフ)を助けようとしたときに突然壊れてしまったミスタの銃を拾って調べていたジョルノはそれをディアボロがねじ切ったと予想。
ディアボロに人格が2つあったというなら精神が出たり入ったりすることも可能であるため、自分たちの中の誰かに取り憑いた状態で一瞬だけ出てきて力を使っているのではないかという結論に至りました。
ジョルノたちの影に隠れて矢を奪う方法を探りながら勝機をうかがっているディアボロ…
すごく卑怯だ!
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「トリッシュ!!おまえだッ!ヤツは一瞬だけおまえの体ごと『移動』させて近づいたのだッ‼」
ゴールドエクスペリエンスで肉体に入っている魂の数を確認できるジョルノがポルナレフに教わった『探知法』を使ってブチャラティに接近した瞬間、時間が消し飛びミスタの体からキングクリムゾンが出現しました。
このシーンはセリフも見た目的にもちょっとわかりづらかったんだけど…
ディアボロはミスタの体に入っているトリッシュの精神に取り憑いていながら、カモフラージュのためにトリッシュの肉体(精神はミスタ)を移動させてジョルノに近付き攻撃した…ということですかね、多分。
さて、だんだん彼らのやってることが難しくなってきましたよ。
そしてこの瞬間、咄嗟にスパイス・ガールを出したトリッシュはディアボロ(キングクリムゾン)にスタンドを掴まれ、動きを支配されてしまいます。
心の影と背後の光
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「影があるのなら自分だけの『光』がどこかにあるはずだッ!」
「『光』はおのれの精神の背後だあーーッ」
太陽とは無関係に、見ているものの常に前方へと移動するレクイエムの『影』。
レクイエムがひとりひとりの『精神』を操れる秘密はその影にあると気づいたディアボロは、影を作る原因になっている背後の光源を破壊しました。
何という察しの良さ!
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「つかんだぞ…『矢』を!このディアボロがッ!!つかんだッ!!」
光の玉を壊したことでチャリオッツレクイエムは砕かれ、ついに矢はディアボロの手に渡ります。
過去からやってくる恐怖
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「あたしも…乗り越えるわ…あんたから受け継いだ「運命」にビクついて逃げたりもしない…!!」
完全に勝利を確信したディアボロ。
しかし、気を失っていたトリッシュが意識を取り戻しディアボロに抵抗します。
俄然存在感を増してきたトリッシュ!
ジョルノはもちろんなんですが、この物語におけるトリッシュの成長もなかなかのもの。
わがまま言ってみんな(主にフーゴ)を振り回してた頃からは考えられないくらい大人になりましたね。
作中の時間ではたった数日の間なのに…何だか感慨深いです。
トリッシュは運命に抗う覚悟を決め、スパイス・ガールで柔らかくした弾丸で矢を弾き飛ばしました。
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「恐怖とはまさしく過去からやって来る…おまえはッわたしを本気で怒らせたッ!!」
乗り越えたと思っていた過去の象徴とも言える『娘』の抵抗で窮地に立たされたディアボロは、取り憑いているトリッシュの精神を貫いてミスタの体を吹っ飛ばし、なおも矢に迫ろうとします。
手首切り落としたり腹に風穴開けたり…ディアボロは完全にトリッシュを厄介な存在としか思ってないですね。
父と娘の関係というと6部の二人もそうですが…
そっちとは全然違っててトリッシュほんとに不憫。
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