© 藤田和日郎・小学館 / ツインエンジン
疫病研究所を後にした鳴海たちは、ゾナハ病の子供トムから聞いた真夜中のサーカスの情報を頼りに上海行きの飛行機に乗ります。
日本では勝としろがねが、ようやく漕ぎつけたサーカス公演の初日を迎えていました。
第8幕 一瞬の始まりと終わり
仲町サーカス初公演
ついにやってきた仲町サーカスの初公演の日。
いつの間にか立派なテントが建てられていますが、ここまでにはお金の工面だけではない様々な苦難がありました。
そのあたりの話はカットされているのでなんだか簡単に公演の日を迎えられたように感じてしまいますね。
原作ではテントも設備もない状態の小さな公園で、人形劇を交えながらストーリー仕立てのアクロバットなどを披露したのが仲町サーカス本来の初興行。
そして三牛、ナオタ、生方さんなどアニメに登場してないいろいろな人物と関わることで、サーカス公演がいかにして成り立っているのかが読者にも伝わるような展開になっています。
まあ、そんなエピソードを全部拾ってたら到底3クールにはまとめられないと思いますが、「えんとつそうじとヘビ魔王」の話がないってことは、勝が最後に名前を名乗るシーンはどうなるんでしょうね。
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「囚われるより操るほうが楽しいですから」
リーゼの過去も公演の準備中にざっくりと説明されました。
ビーストは一応名前が出たので、また後ほど黒賀村とかで登場するのかもしれません。
だけどドラム…!
この様子じゃドラムの登場は無いのかな…。
そしてリーゼのセリフと表情を見てもわかるように、トラウマを抱えて少々病み気味だった彼女の心はもうすでに(勝手に)前向きになっているようです。つよい。
ギイの強がり
© 藤田和日郎・小学館 / ツインエンジン
一方、中国に向かう鳴海ら一行は”お約束”に遭遇中。
バトル物の作品において、電車や飛行機なんかの乗り物は鬼門中の鬼門なんだ…!
ご多分にもれず、機内でオートマータに襲われる鳴海たち。
襲って来たのは切ったり突いたりすると爆発するという特別仕様のオートマータ、フランス語で破壊を意味する「デストリュクシオン」です。
危ない場面なのに何やら楽しげな集合写真みたいに見えるのはオートマータたちのふざけた格好とギイさんのカメラ目線のせいですね。
おじさんの頭に三角帽子の破壊力…!
しかし、そんなふざけた見た目とは裏腹に、機内はなかなかの惨事になりました。
鳴海と戦いたいデストリュクシオンたちは、ゲームの趣向として子供の身代わりになったギイさんの指をベキベキに…。
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「このクズどもは、そこの低脳チョンマゲが全てかたづける。だから…目をつぶらずに見ていたまえ!男ならば泣かずにな。」
冷たい態度や憎まれ口で人の痛みなど分からないなんて言っていたギイさん…。
アニメでは涼しい顔で子供にウインクしてますが、漫画のほうでは額と頬に汗が滲んでいました。
相当痛かったみたいです。
子供に不安を与えないための強がり、かっこよすぎる。
BoN Voyage
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「こんな時はエスプリを効かせて、こう言ってもらいたいものだ。BoN Voyage」
とにかくかっこいいギイさん。
ギイさんの決め顔ばかりピックアップしてしまう…!
機内のオートマータたちを一掃したあと、オリンピアとギイは航空機業界では未だ実現していない特別なジェットエンジン搭載の”新しいドレス”へと換装します。
そして、さらに襲い来るスパッツァと虫型銃人形の攻撃を防ぐため機外へ。
実はオリンピア、原作ではこれまでにも特別なエンジン無しでも飛んでます。
強くて空も飛べるかなり高性能な人形なんです。
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3本の指しか動かない状態ながら、”しろがねの技術の集大成”を遺憾なく発揮するギイとオリンピア。
しかし飛行機を守るため、エンジンを狙って自爆を試みたスパッツァを抱えて飛び去ったギイは爆発に巻き込まれてしまいました。
鳴海・勝・しろがね
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爆発は免れたものの、推進力不足でこれ以上飛べなくなった飛行機は仲町サーカスの興行テントの前に不時着!
鳥居とテントと旅客機というものすごい画です。
原作見開きのインパクトはさらにすさまじかった!
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まさかこんなど派手な再会をするのか鳴海!
…と思いながら読んでいたころが私にもありました…。
しかしそんな簡単に再会させてもらえるわけもなく。
記憶のない鳴海は、勝としろがねを安全な場所に運んで再び砂埃の向こうへと消えていきます。
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「鳴海兄ちゃん!?」
「ナルミ!?」
もどかしい!
こんなもどかしさはこの先まだまだ続きます…。
コメント
所々に失望がにじみ出てますねwww
まさかあの名作がこんなダイジェスト以下のゴミに成り果てるとは誰も思わなかったでしょう
うしとらと同じで金のためのパチンコ用ムービーなんでしょうかね
今季一番期待していた作品だったのにね一番のゴミだったので心底ガッカリしています
えんとつそうじさん
確かにファンとしては期待が大きかっただけにいろいろと辛いところがあります。
このあと後半に巻き返せるかわかりませんが、いいものができていることを祈るしかないですね。