「鏡の中」でフーゴにとどめをさそうとしたところ、外の世界で動きがあったことを察知したイルーゾォは、その手を止めて走り去る足音を追いかけます。
エピソード13 マン・イン・ザ・ミラーとパープル・ヘイズ
悲劇詩人の家
アバッキオがフーゴとジョルノを置いてやってきたのは、ボスからの指令にあった犬のゆか絵がある場所。
悲劇詩人のモザイク画があることから「悲劇詩人の家」と呼ばれている個人住宅です。
玄関の床に「猛犬注意」なんて書いてあるってことは獰猛な犬を飼っていたんでしょうか。
そのほかにもポンペイには犬を描いた作品がたくさんあるようなので、きっと多くの人が犬とともに暮らしていたんでしょうね。
アバッキオの矜持
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「許可するだって?オレだけ入ることを? グラッツェ!引きずり込まれてやるぜ!」
「悲劇詩人の家」で床の割れ目に隠してある鍵を見つけたアバッキオ。
鏡の中に現れたイルーゾォの能力によってフーゴ同様引きずり込まれてしまったかと思いきや、自分に化けさせたムーディ・ブルースを鏡の中に入れてイルーゾォをボコボコに。
アバッキオのスタンド能力ならではの戦い方ですね。
破壊力&スピードはマン・イン・ザ・ミラー、ムーディ・ブルースともに《C》判定で、どちらも直接殴りあったりするのには向いていないようですが…
いざやり合ったらちょっぴりムーディブルースのほうが武闘派だったみたいです。
しかしアバッキオは割れた鏡の破片から本体の腕を掴まれ、スタンドと体が半分ずつの「許可」状態になってしまってあっという間に形勢逆転。
“4歳の子供の力”でどうにかなってしまうほどのピンチに陥ります。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
スタンドをつかめるのはスタンドだけだと自分で言ってたイルーゾォさん…
めっちゃスタンドの部分つかんでますが。ぎゅっとね…。
ムーディ・ブルース、あんなふうに伸びる素材なんですね(笑)
デザインのイメージが「ビニール袋を被ってる」感じらしいので、まあ質感は間違ってないのかな。
原作のこのシーンではイルーゾォはアバッキオ本体の髪をつかんでました。
さて、思うように動けない状態ながらも、自身の誇りと面子にかけて命令を遂行できないことだけはどうしても避けたいアバッキオ。
何が何でも鍵を持ち帰って命令を遂行しようと躊躇無く自分の左手を犠牲にします。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「な…!?何やってんだ!?この野郎ォオオーー!?」
めっちゃ引いてるイルーゾォ…(笑)
しかし命令のためにここまでできるその根性には脱帽です。
イルーゾォ戦のアバッキオ、本当にかっこいいんですよね…。
原作を読んでいたとき、この人ちょっとめんどくさいな…と思っていたアバッキオの株が上がった瞬間でした。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
そんなアバッキオの決死の策により、鏡の外では切り離されたムーディ・ブルースの手首が鍵を持ってジョルノの元へと戻ります。
スタンド名…マン・イン・ザ・ミラー
本体…イルーゾォ
破壊力ーC スピードーC 射程距離ー「鏡の中」の世界では数百メートル 持続力ーD 精密動作性ーC 成長性ーE
能力…「鏡」を入り口としてその「鏡の中の世界」に選択した人間(生物)をひきずり込む。鏡の中の物質は「死の世界」のもので『マン・イン・ザ・ミラー』以外、絶対に動かすことはできない。鏡の中の人間が、衣服(物質)を身につけて動いているのは、精神エネルギーとしてのイメージである。
ジョジョの奇妙な冒険51巻
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