「ヤツをブッ殺してオレもおめーも無事であれを手に入れる事 それが勝利だ!」
車ごと運河に飛び込んだはいいものの、半身を氷漬けにされ、左手も砕けてしまったジョルノ。
その状況を打破するため、ミスタはゴールド・エクスペリエンスがボンネットに生やした短い草を集めてボードを作り、なおも続くホワイト・アルバムの攻撃を逆手に取って岸へと向かいます。
エピソード19 ホワイト・アルバム
ホワイト・アルバム ジェントリー・ウィープス
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
先に岸へは行かせまいと、一時冷却を解除してミスタに迫るギアッチョ。
なぜバタフライ(笑) あの勢いで迫ってくるの怖すぎる。
でもすごく雰囲気は合ってましたね。確かにギアッチョバタフライしそうだもん。
しかし、思惑通り冷却が解除されたおかげでジョルノは氷漬けの状態から脱出。
ミスタは短い草からもとの車の部品に戻ったボルトを銃弾で弾き、迫り来るギアッチョの額に撃ち込みました。
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「ホワイトアルバム ジェントリー・ウィープス!(静かに泣く)」
まあ、もちろんそんなことで倒れるギアッチョさんではありません。
何せギアッチョのホワイト・アルバムは周囲を『全てを止める超低温』にする能力。
確実にとどめを刺そうと追撃するミスタの銃弾を、マイナス210℃で固体となって凍った空気の壁で弾き返します。
ザ・ビートルズ10作目のオリジナルアルバム『ザ・ビートルズ』(通称ホワイト・アルバム)の7曲目に『ホワイル・マイ・ギター・ジェントリー・ウィープス』という楽曲が収録されています。
それにしてもギアッチョ強すぎない…?
どんな攻撃だろうと超低温は触れればストップできるとかいう反則級の強さ。
さらに目的のDISCまで奪われてしまい…原作初見のときの嫌なドキドキ感がよみがえります。
自分の判断ミスでさらなる危機を招いてしまったミスタは、自分の身を犠牲にして責任を取ろうとしますが…
ジョルノは犠牲の心ではない『覚悟』にこそ希望を見出していました。
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「『覚悟』とは!!暗闇の荒野に!!進むべき道を切り開く事だッ!」
せっかくの名言シーンなのに周囲が暗いのがもったいない!…と思ってしまうけど、まだ夜明け前なんですよね…!
小野賢章さん、今回のジョルノの名言にはかなり気合いを入れて臨まれたそうです。
その熱さが十分伝わってきました。
名言や…。このセリフめちゃくちゃ気合い入れました。笑
— 小野賢章 (@ono_kensho) 2019年2月15日
そして、自らの手を氷に叩きつけて血しぶきを飛び散らせたジョルノの覚悟が、ミスタの進むべき道を切り開きます。
ミスタの過去(アニオリ)
原作ではリベルタ橋でギアッチョに攻撃を受ける直前に挟まれていたミスタの過去の話。
アニメでは8話のサーレー戦で先に紹介されていたんですが…
そうなんです。
このとき、8話の時点では本来のミスタの過去エピソードの全ては語られていませんでした。
だから後半部分はカットされちゃったのかなと思っていたのに!
まさか!ここに!
残りの部分を!しかもアニオリを加えて入れてくるとは!!
神か。
構成の小林さんなの?脚本の猪爪さんなの?わからんけどありがとう…
見た瞬間、ほぁ~!と感嘆のため息が漏れました。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
「ブルスケッタを4つ…いや、やはり5つにするか… せっかくだ オレも付き合おう」
「…!!」
『4つ』から『5つ』にした瞬間、ハッ!ってなってるミスタがかわいすぎて…(笑)
そうそう、これこれ…!
5の数字を選んだ途端にすっかり心を許してしまうというところがいかにもミスタらしい。
ミスタの性格がよく分かる絶妙なアニオリエピソードでした。
そしてブチャラティチームに加入したのはフーゴが最初で、そこからナランチャ、アバッキオ、ミスタそして最後にジョルノという順番だったんですね。
興味深い新たな発見。
©LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社・ジョジョの奇妙な冒険GW製作委員会
ちなみに、『ブルスケッタ』とは、オリーブオイルやガーリックを塗ったパンにトマトなどを乗せて食べるイタリア料理の軽食。
ブチャラティが注文していたのもトマトのブルスケッタぽいですね。
最近ではトマトやガーリック、ハーブ、オリーブオイルを混ぜ合わせたソースもブルスケッタと呼ばれています。
おいしそう…。ジョジョ見てるとイタリアンが食べたくなって困る。
次回に続く…
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