こんにちは、キーアです。
「ゴッドイーター3」でVer2.10が実装され、色々とバージョンアップが施されました。
新しいミッションやスキルの追加、挙動の修正などが行われています。
キャラクターメイキングでは、いつでも性転換が可能になるというとんでもない技術が加えられているので、より一層キーアらしくメイキングし直してみました。
割と再現率高くなったので満足。
さて、何よりも気になる新エピソード《過去との邂逅》も追加されたので、早速プレイしてみました。今回は《ユウゴ編》の感想です。
※ネタバレばっかりだよ!
過去との邂逅 ユウゴ編
次なる段階へ
クレアのコアエンゲージ技術検出が終わってから少し時間がたって、キースは前回のデータを基に内容を見直し、前回よりも安全に運用することが可能になったとのこと。
ようやく次の段階へ進めるようになりました。
天才技術者であるペイラー榊が確立させた技術に大幅に手を加えて改良させたキースはやはりとんでもない男ですね…。
ひとまず、調整が早々に終わったユウゴとジークが技術検証の被験者となります。
前回の反省から、心の最深部へ向かうための準備と覚悟が万全かどうかをきちんと判断するためキースはモニタリングに徹し、管制はエイミーが担当することになったようです。
…エイミーさんか…。この人、毎度毎度「緊急事態です!」「想定外のアラガミが接近中です!」とかって、既にミッション選択時に確定しているはずの情報を見逃して慌てふためくからなぁ…大丈夫かな…。
一抹の不安を抱えながらも、まずはユウゴの検証を開始します。
よかったな、ようやく出番だぞユウゴ。
「人によっては心の中を見られるのが不安だってこともあるんだろうが… 俺の心の中にはお前に見せられないものなんか何も無いからな」
コイツほんとに主人公のこと大好きだな。
ハウンドのリーダーポジションであるユウゴは、自分の弱いところを全く表に出さないんですよね。
自信満々に語る彼ですが、本当に心に隠しているものはないんでしょうか。
夢はそこにある
『感応領域』にダイブすると、クレアの時と同様に『記憶の結節』が現れました。
それはユウゴがまだ幼いころ、“牢獄”ことペニーウォートで必死に生きていた時の記憶でした。
「今日もまた…二人も死んじまった 本当に…馬鹿みたいにお人好しで…いい奴らだったのに…!」
「畜生…畜生…!」
劣悪な環境下で仲間が次々に命を落としていく中、残されたユウゴ少年は悔しさを噛み締めていました。
やがて、倒れた仲間が持っていた「夢を叶られる場所を作る」という夢を引き継ぎ、その未来のために生き抜く決心を固めます。
およそ子供らしくない将来の夢ですが、そんな選択肢が浮かばざるを得ないほどの世界だったんでしょう。…悲しい限りです。
そんな『記憶の結節』に触れたユウゴは「自分の昔の声を聞くってのも、不思議なもんだな」とか言って軽く流しちゃってますが、当時まだ幼いユウゴにとって、これがどれだけの重圧だったことでしょう。
そうこうしていると、やはり攻撃性のある『記憶の結節』が現れ、簡単な戦闘が始まります。
「こいつらも聞いてた通りだな やっちまえばいいんだろ?行こうぜ!」
…事前の情報があるからとはいえ、自分の心の中に爆発する蜘蛛がいることに何も思わないんでしょうか…。
当の本人は「何も無さすぎて拍子抜けしている」らしいですが、いやいや、そんなことはないだろう…。ただ強がっているだけなのか、重度の鈍感野郎なのか…。
「だから言ったろ?俺の心の中にお前に見せられないものなんか何も無いって ガキの頃からずっと一緒だもんな…」
『感応領域』から無事に帰還した二人。ユウゴはドヤ顔で語り始めます。
そういえば主人公も、幼少時代からその凄惨な過去をユウゴと共に歩んできたんですよね。
二人の絆が深いのは当然といえば当然なのかもしれません。
あの頃から比べると、「夢を叶えられる場所を作る夢」に大分近づいてきましたが、打って変わってユウゴは浮かない顔で黙り込んでしまいます。
「あ、いや悪い…ボーッとしてた」
拍子抜け、なんて吐いていましたがやはりいつもの強がりだったんでしょう。ユウゴは一人で抱え込んじゃうタイプだと思うので、今回の検証で解消できるといいんですが。
さて、これも前回同様ですが、ミッションにユウゴを連れまわして『感応同期率』を挙げていく作業が待ち受けています。
今回のバージョンアップで新しく追加された灰煉種アラガミのアグニ・ヴァジュラや、高難易度ミッション「ハウンドへの挑戦状」にでも挑戦しに行くとしましょう。
「ま、元々呼吸の合ってる俺とお前ならサクサク上がってくだろうよ」
おや…?妙にひっかかるワードですが、なんかの前フリでしょうか…?
甘えてた
2度目の『感応領域』への接続ではいきなりバグが攻撃を仕掛けてきますが、動じることなくこれを対処します。
特に言及されてはいませんが、これは無意識にユウゴの心の防衛本能が働いたということなんでしょうか?
バグを排除してしばらくすると通常の『記憶の結節』が現れ、“牢獄”から脱出した後クリサンセマムのオーナーであるイルダと出会ってからのユウゴの心境が吐露されます。
クリサンセマムの居心地の良さと、それに甘えてしまいそうになっている自分、そして目前に迫った、“牢獄”への再投獄という現実に焦っていたユウゴ。
表には全く出していませんでしたが、気丈にふるまうユウゴが一番、余裕が無かったことが分かります。
そしてユウゴはイルダに無茶苦茶な交渉を持ち掛け、イルダは全てを投げうって彼らを受け入れてくれることになりました。
(こんなハッタリを呑んで貰ったからには…絶対…絶対あんたらに後悔はさせねえ…!)
奇跡を自分の手で掴み取ったユウゴはその時手放しで喜んでいたのではなく、より一層自分を追い込んでしまっていたんですね…。
さて、全ての『記憶の結節』を解消し帰投目前になったとき、エイミーから気になる言葉が投げられます。
「今回、記憶の結節が若干多かったようですね もちろん、許容範囲内ではあるんですけど…少し追跡調査してみますね」
…やはりユウゴは、心の奥底に何か問題を抱え込んでしまっているのかもしれません。
現実世界に戻った後、ユウゴは当時のことを思い返して自分の行動を反省し始めます。
「しっかし、ありゃ無茶苦茶だったな 今振り返ってみると、ロクな実績もないガキが何言ってんだって話だよな」
今になってみればよっぽど無茶な事を言っていたと分かりますが、当時はなりふり構っていられませんでした。それでもイルダが話に乗ってくれたのは、ユウゴの必死さと仲間たちへの熱い想いが伝わったからでしょう。
「考えてもみろよ イルダからしてみれば、お前とフィムさえいれば最悪、灰域種を倒す駒としては十分だったかも知れない」
よかった、自覚はあるんだ。
それにしても改めて思い返すと、やっぱりイルダって凄いと思うんですよね。
ユウゴ達はかなりの大所帯なので生活費もかなり嵩んだでしょうし、戦力になるとはいえ得体の知れない連中相手に、これだけの事をしてくれているんですから。クリサンセマムのミナトを作り上げたことも含めて、20歳後半で中々できることではないですよホントに。
ユウゴもそれを十分すぎるほどに分かって、それでもようやく見えはじめた希望を手放したくなかったから、ついイルダの懐の広さに甘えてしまいました。
「あのとき、初めて痛感したんだ 夢を追っかけた先で手にしたものを失うのがこんなにも怖いのかって…」
ユウゴが「怖い」と弱音を口にしたのはおそらく、これが初めてではないでしょうか。少しずつですが、ユウゴの本当の姿が見えてきた気がします。
つづく。
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