「ゴッドイーター3」Ver1.30で追加されていたエピソード《もう一人の鬼神》をやってみた感想の続きです。
スイッチ版では発売開始時にすでにVer1.40なので、本編クリア後すぐにプレイできます。
※ネタバレ満載です。
もう一人の鬼神 その2
決意と覚悟・フィムのまなざし
一安心したところで次はユウゴとニールの会話シーンへ。
表には出しませんが立つのがやっとの状態のユウゴに、ニールはしつこく口出しします。
「…まだ無理だ、ユウゴ。せめてお前の出撃は見送れ。」
やっぱり優しいなニール。
まぁ、仕事を放棄した奴の代わりにユウゴが出ようとしてるんですけどね。
「俺たちは、灰嵐種アラガミを倒す。成功確率はできるだけ上げておきたい。奴との交戦経験がある分、俺の力も少しは役に立つ。」
ユウゴ…。ただの足手まといになる気しかしないけど、カッコいいぜお前。
そこら辺にいるザイゴードでも捕喰してリンクバーストしててくれりゃそれでいいよ。
みんなで、できる事を精一杯やる。そうやって今まで挑戦し続けてきたというユウゴの言葉を聞いたニールは、
「…帰ってこいよ、ユウゴ。」
やっぱり戦わないつもりです。なんやねん。
その会話を盗み聞きしていた主人公とフィム、ようやくの出番です。
フィムがニールに問いかけます。
「ふーん、そっかぁ…ニールはひとりが、すきなんだね。なんで…?」
フィム、心を抉るのはやめてさしあげろ…。
ホントは皆でワイワイしたいのに出来ないコミュ障だって世の中にはいるんだよ…。
「なんでなんで攻撃」が容赦なく襲い掛かります。子どもってこわい。
今まで、出会った仲間みんなと死に別れてきたニールは、もうそんな辛い思いをしたくないから独りがいいし、戦いたくないんだとか。
鬼神というより死神だなコイツ。武器も鎌だし。
自分のことだけ考えたほうが楽だと言うニールに対し、主人公達と出会うまでずっと独りだったフィムは異議を呈します。
「みんなのこと、かんがえたほうが、たのしいよ。みんなといると、とってもたのしいの!」
するとニールはまたもや「夢」の話を持ちかけます。
「お前たちの夢のこと、兄貴から聞いたよ。いい夢だと思う、すごく。」
なんだお前、超気に入ってるじゃん。
フィムはその言葉に満面の笑みで返します。
「おなじゆめ、いいとおもったから、もうなかま!でしょ?」
子どもには勝てませんな。
そんな純粋さに、ツンデレながらもようやく心を開き始めたニール。
「俺が出ないとユウゴが死んじまうなら…出るしかねえよな…。」
結局戦うんかい。
「フ…気が変わらないうちに支度しろ。お前らが巻き込んだんだ…死んだら承知しねえぞ…!」
偉そうなニールに対するムカつきは多少残りましたが、ようやく再び戦力の確保が出来ました。
前回の屈辱を晴らすべく、アヌビス灰嵐種の討伐に向かいます。
灰嵐種アヌビスと遭遇すると、前回と同じく無理ゲー環境が展開されます。
間髪いれずにキースが作った『対灰嵐種戦術弾』を使って改めて戦闘開始。
普通に強敵。けどまぁ全然普通に戦えると思っていたら突如ニールからエンゲージ反応が!!
おお…!お前エンゲージできないの普通に忘れてたわ。
で、まぁ…そのまま普通に討伐完了。
エンゲージしたからといって目に見えて楽にはならんかったような…いや、そんな筈はないよね。そういうイベントだもん。
新しい日々・門出の夜
なんかスッキリしないままクリサンセマムに帰艦。
「お疲れさん、お前なら必ずやってくれると信じてたよ。」
いや、ピンピンしてんじゃねぇかよお前。
他力本願ユウゴ再び。まぁいつものことです。
降りるだのなんだの駄々こねていたくせに結局頑張ってくれたニールにも礼を言うユウゴに便乗し、フィムがニールを褒め称えます。
「ニール、かっこよかったよ!えんげーじも、すごかった!」
再び仲間を信じ、護るものができた事でエンゲージを発動することができたんですよね、たぶん。
発動したエンゲージは『朱い誓約』。未練たらたらやな。
戦闘中には効果内容が分からなかったのでステータス画面で確認してみると、
おお、なんか凄そうな効果だぞ。
「強さと優しさを兼ね備えたエース」であるニールにピッタリの能力。
しかし謙遜するニール。
「やめてくれ、そんなたいしたもんじゃない。」
それな。
いや、ホントに。
ニールがエンゲージを開花させた『灰嵐種アヌビス』戦ですが…
こいつの弱点属性は『氷』です。
神属性を強化したところで無意味。
そして勿論、こやつは捕喰をしてきます。
アラガミに捕喰されたゴッドイーターは、
リンクエイドを受け付けず問答無用でリスポーンです。
リンクエイドが強化されたとて…。
もの凄い持ち上げられたニールのエンゲージは、
今作戦において特別必要無かったという結果に終わりました。
本編オーディン戦で、エンゲージ発動必須だったフィムのことを考えると、フィムのニールに対する賞賛が上から目線に聞こえて仕方ない。
まぁそれは置いといて。
灰嵐種アラガミのコアを手に入れたので当初の目的は達成。
あとは「対抗適応型装甲」を完成させて高値で売りさばくだけ。
ひとまず戦闘員たちの大きな仕事は終わったので、アインさんからの労いの言葉が。
「おめでとう、ユウゴ。ハウンドはさらに成長していくだろう。」
「礼を言いたいのはこっちだよ。俺たちだけじゃ、こうはいかなかった。」
そうね。あなた何もしてないものね。
主人公もそう言いたげな視線を流してますね…。フィムなんて真顔ですよ。
というか灰嵐種討伐メンバーの半分がダスティミラー所属なんだが。
そんな事はお構いなしにリーダー面のユウゴは話を続けます。
「何でも持っているアンタがここまで肩入れする本当の理由はなんだ?」
確かに…!
20億もの大金をスッと出せるアインさんが、危険を冒してまで今さら新しい事業なんて…。
「…気づいていたか。さすがだな、ユウゴ。」
「極東に、俺を待っている奴らがいる…。いま、語れるのはこれだけだ。」
アインさん…ようやく過去作とのつながりが…!!
アリサ達は極東に残っているんだな。なんでこいつだけ再登場したのかと思ったけど、これからの追加エピソードでみんな出てくるのかな?
「いま語れるのは(まだ追加エピソードが開発途中だから)これだけ」という事なんでしょう。
そう信じます。
さて、みんなお疲れ様、ということでアインさんがパーティを開いてくれました。
楽しそうなエンディング。ジーク兄弟は皆イケメンですね。
フィムは楽しいパーティにはしゃぎすぎたのかな?
イルダなんて一升瓶抱えて寝ていらっしゃるし…。
ユウゴはアインと大人のお話でもしているのでしょうか。
皆家族みたいで微笑ましいですね。うん。
…リカルドは!?
この追加エピソード中、一番ビックリした。
確かに今回、リカルドは特に何もしてないけどさ…そんなあからさまに仲間外れにしないであげてよ…。
エンディングが終わると、仲間の衣装と着ぐるみ衣装を貰えました。
そしてついでにキースが仲間に加わりました。
嘘やん。お前、灰域への耐性が低いから戦えないんじゃなかったのかよ?
どうやら「自分の偏食因子に灰嵐種アラガミの偏食因子を組み込んで無理矢理耐性を上げた」らしいです。
なかなかにクレイジーな事をやってのけてますね…。
もっと自分の体を大事にしてくれキース!お前に何かあったらこの面子、お先真っ暗なんやぞ!!
ということで、長くなりましたが追加エピソード《もう一人の鬼神》の感想は以上で終わりです。
ツッコミどころはたくさんありましたが、不完全燃焼だったメインストーリーを多少なりとも補完してくれていて、結構面白かったです。
キャラクターたちの描写の浅さは今作不満があったので、追加エピソードはどんどん更新して欲しいですね。
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