こんにちは、キーアです。
「ゴッドイーター3」でVer2.20が実装され、《過去との邂逅》が追加されました。
年末忙しくてプレイする時間がなかなか取れず遅くなりましたが、今回は《ルル編》の感想を挙げていきます。
※ネタバレばっかりだよ!
過去との邂逅 ルル編
バランの記憶
キースが睡眠時間を削って頑張ってくれたおかげでかなりのハイペースで準備が進み、ついにルルとリカルドへの検証を実行に移せるようになりました。
…というか、前回の時点で従来型・AGE問わず検証できていたので、多分ルル達もいつでもOKだったんでしょうけど、何故か2人は後回しにされていたみたいですね…。
今回、その辺の経緯の説明が全くなかったのでよく分からん。
早速ルルの心の中に突入。やはり他の3人と同じような風景が広がります。
ルルの過去というと、バランにいた頃の記憶になるんでしょうか?
師匠であるゴウとのやり取りとか、アクセルトリガーを仕込まれた時の話とかになるのかな。
「空…鳥…花…綺麗だな……」
程なくして現れたルルの『記憶の結節』は、まだバランの“教育”を受けてなかった幼少時のものでした。
ちょっと三点リーダー多くて既に精神的にぶっ飛んじゃっているのかと勘違いしてしまいました。
初っ端からハードな話かと思って焦った。
ルルは普段はクールな凄腕AGEですが、昔は綺麗な景色を探しながら世界中を旅したいと思っていました。
この頃はまだこんな気持ちが残っていたのか…とか呟くルルさんですが、普段のフィムとのやり取りとか見てると意外でもなんでもない訳でして。
彼女は初登場時、「手荒なやり方しか教わっていない」とか言ってましたが、実は料理と裁縫が得意で可愛いもの大好きな超乙女ですからね。
「自由に世界を見て回るなんて…そんな未来はきっと来ない…」
一瞬でネガティブな発言。
なんだなんだ、やっぱり精神やられてるのか?
子供ながらに夢が叶うことは永遠に無いと悟っていたルルですが、怖くても辛くても、歩みを止めることはありませんでした。それは「生き続ける」と決めたから。
何があっても生き続けることを決意したのは、さらに昔に何か重い出来事があったからじゃないかと思いますが、それもこのエピソードで語られるんでしょうか。
そしてしばらくすると、ゴウの部下として学んでいた時のことが『記憶の結節』より語られ始めます。
「人を信じるな、ただひたすらに己の強さの身を磨くのだ。優しさや感傷…人の心など捨ててしまえ。それは戦場では命取りになる」
「……はい、忠実なバランのAGEとして一人でも戦い続けます。人の心なんて……必要…ありません…」
悲しい…。
この時のルルの言い方からも分かるように、彼女は戦い続けることは良しとしても、綺麗な景色を探して旅をしたいという「人の心」を捨てることは受け入れ難かったんだと思います。
ルルはそんな当時の記憶を思い出し、戸惑ったとのこと。
…白いマインスパイダーが大量に現れた時に無言で躊躇なく即座に殲滅行動に移った姿を見ると、どうにも戸惑っていたようには見えませんでしたが…。
検証を終えて戻ってくると、ルルは師匠であるゴウの話をしてくれました。
「ゴウ・バラン…あの人が…私が幼い頃から、戦場で生き抜くためのあらゆる術を叩きこんでくれた人だ」
迫害されているAGEであるにもかかわらず、ゴウはその実力からミナト内でかなりの信頼を得ていたそうです。
どんな人だったのか聞いてみると…。
「周りと打ち解けようとするような人ではなかったから、最後まで、あの人のことはよく分からないままだったよ」
…お前が言う…いや、何も言うまい。
そんな話をしていると少し遅れてフィムが2人のもとにやってきました。
ここで話は中断かな…と思っていましたがルルはお構いなしに先ほどの話の続きを語り出しました。
フィムを見つめながら。なんで?
フィムの事が大好きなのはもう知ってるから、今来たばっかりで内容がちんぷんかんぷんなフィムの気持ちも考えてあげてください。
さておき、戦場で倒れる弟子たちの死に何の感情も見せなかった師匠の事を怖く思い、理解できないままだったルルですが、今回自分の記憶に触れたことでゴウ・バランという人物の事を改めて知りたいと思い始めた様子。
「今、過去の記憶を見つめ返せば…何かわかることがあるんだろか?」
果たしてゴウは本当に「人の心」を捨ててしまっているのでしょうか。
ルルの記憶から、ゴウの本当の姿が分かるのかどうか微妙なところだとは思いますが…。
弟子として
2度目の接続でもルルは依然冷静でした。
検証開始直後、またしても白いマインスパイダーが現れ、攻撃を開始してきます。
「手元の神機で結節を解消することが可能なはずです、慎重に対処をお願いします!」
ありがとうエイミー。
でも、なんで1回目の接続で遭遇した時にそのアドバイスをしてくれなかったのかな?
エイミー、仕事してない説。
やがて、幼い頃のルルとゴウの『記憶の結節』が現れ、厳しい指導の様子が窺えます。
師匠の声を聞くと今でも体が強張ってしまうらしいルルですが、メインストーリーでバランとのいざこざがあった時、そんな相手によく立ち向かえたなって思います。
次々現れる『記憶の結節』に触れていくと、ルルが任務で怪我をしてしまった時のゴウとの会話が流れました。
「このくらい、問題になりません…次の任務でも…必ず結果を出して見せます。だからまた私を使ってください」
ひょっとして、右目の辺りの大きな傷跡はこの時の怪我で出来たのかな…。
ペニーウォートとはまた違った方向でAGEにとって過酷な環境だったバランでは、戦力外と見なされたAGEは危険な人体実験に利用されることが多かったらしく、ルルはそうならないように自分の強さを誇示し続けていたみたいです。
そんな強がるルルを相手に、ゴウは思いもよらない言葉をかけました。
「傷の具合はどうだ、ルル」
「今にも倒れそうな状態で強がりを言うな、今は回復に務めろ」
あら優しい。
「戦力にならないから邪魔」というよりは、ゴウは純粋にルルを心配していたんじゃないかなと思います。
その証拠に、ゴウが病み上がりのルルを連れて行ったのもただの偵察任務。
さすがに分かりやすすぎる師匠の変化に、ルルは「もしかして私のために…?」と問いかけます。
「……下らん、成すべきことを成すだけだ」
師匠、ツンデレやん。
三点リーダーからの「下らん」はテンプレやで。
でも残念なことにルルは「こんなこともあったのか」と、記憶から抹消していた様子。
こんなん忘れようがない気もするんだけどな…。
そうこうして『感応領域』から戻ってきた2人。ルルは、当時優しさを見せてくれた師匠の事を思い返して語ります。
「バランに居た頃は生き残るのに必死で他人に気を配る余裕なんてなかった。だが、そんななかでも師匠はちゃんと弟子たちのことを見ていてくれたんだな」
またフィムのこと見てる!師匠のこと真剣に考える気ないだろお前。
ゴウはゴウなりに、弟子たちのことを守ろうとしていたのかどうか。
バランの過酷な環境と、ゴウの普段の厳しい印象が強すぎて、まだ受け入れがたいルルは『感応領域』のさらに奥へ行くことを提案します。
まぁそういう任務なので言われずとも最奥まで行くんですが。
「私は…死んでいった弟子たちを師匠がどう思っていたのかが知りたい。私にとっては、大切な事なんだ」
「自分の事」ではなく、「死んでいった弟子たちの事」をどう思っていたのかが気になっているルル。
ということは、その中にルルの大切な人が居たりしたんでしょうか…。
果たすべき約束
キース大先生から「昨日また徹夜しちゃったから今日は早めに検証から戻ってすぐご飯作って」という自己中極まるミッションを与えられたルル。
技術検証してくれって言ったのお前だよなキース…?
さて、言われた通り早急に『感応領域』で『記憶の結節』を探します。
「くっ…まさか、師匠と別行動を取っている最中に不意打ちされるなんて…」
超説明口調なのが気になるけど、まぁいい。
それにしても怪我した記憶ばっかりだなこいつ…。
仲間ともはぐれ、バランの艦まで戻ることも困難な状況に、かつて「生き続ける」と決意したルルもついに諦めてしまいそうになっていました。
するとそこへ、僕らのツンデレ師匠が颯爽と助けに来ます。
「ルル……ルル!聞こえるか!?」
どうやらミッションに出ていた他の隊員は全滅し、生き残ったのはゴウとルルだけだったみたいです。
それを聞いたルルは、自分が危険な状況だというのにみんなの弔いをしようと提案します。
しかし、ゴウはそれを一蹴。必要ないと吐き捨てました。
「そうだ…弟子や仲間が死んでも師匠はいつもこうやって平然と振る舞っていた……」
やはり、弟子の事などなんとも想っていなかったのか。そんな疑念がルルを襲います。
恐る恐る、次に現れた『記憶の結節』に触れると…。
「……食事だ。食える時に食っておけ」
おそらくは艦に戻る途中、ゴウがあり合わせの材料で作ったのであろう料理をルルに与えていました。
カッコいいな師匠…と思いながら聞いていると、当時のルルが突然「んぐぅ!?」と声を上げました。
「ま…まずい…っ!な、何ですかこれは…!?」
「おでんという料理だが…貴様、俺の故郷の味が気に入らんと言うつもりか?」
遭難中におでん!!
長時間煮込む必要があるおでんは「食える時に食っておく」ような状況で食べるものではないのでは…。
「お、おでん!?おでんとはもっと味わい深くて色々な食材の旨味を楽しめるものでは…」
声を聞くだけで体が強張るような上司を前に、ここまで言えるルルすげぇ。
それだけ途方もなく不味かったんでしょうか…。まぁ、おでんがどんな料理なのか詳しく知っていたのに、食べる前にそれがおでんだと気づけないようなものだという時点で、お察しですね…。
「お、思い出した…師匠は料理が壊滅的にヘタだったな…」
だからなんでこんな強烈なネタを忘れているんだお前は!
ルル、師匠の事に興味なさすぎじゃない?
「し、師匠、料理は私が代わりに作ります。料理なら…その…教わったことがあるから」
「手荒なやり方しか教わってない」んじゃなかったんかい。
さて、バランという弱肉強食の殺伐としたミナトで、ルルは料理を一体だれに教わったんでしょうか…?
もしかすると、ずっと気にかけている「死んでいった仲間たち」の中に、その人が居たのかも…。
そしてルルは、ゴウにひとつ条件を突きつけました。
それは、「“美味しいって言ってもらえる料理”を作ることが出来たら、死んでいった弟子たちを覚えているかどうか答えてほしい」というものでした。
このころからずっと、ルルが気になっていたのはその事なんですね。
…ですけどやっぱり、なぜそれすらも忘れていたのか。
大切な事だという信憑性が薄れる。
師匠に覚えているかどうか問う前に、自分がちゃんと色々と覚えておきなさいよ。
『感応領域』から戻り、今回触れた記憶を振り返るルル。
師匠とおでんの話から、ルルに料理を教えてくれた人の話題に変わりました。
「正直…信頼出来た相手はほとんど居なかったよ。だが……そんな中でたった一人だけ、私には心を通わせた姉弟子が居たんだ。その人が、私に料理や家庭的なスキルをたくさん教えてくれた」
ルルの乙女スキルを育てたのは、バランで唯一仲が良かった姉弟子さんだったみたいです。
ルルは彼女の事をとても慕っていたみたいですが、彼女は任務中に亡くなってしまったようで、師匠に聞きたかったのはその姉弟子さんのことだということでした。
しかし、師匠のおでん事件以降ルルが手料理を振る舞う機会は無く、結局その答えを聞くことは出来ませんでした。
「もう随分と古い約束だが…果たせなかったことは、やはり悔しいな……」
…なんだか師匠がもうお亡くなりにでもなったかのような雰囲気で話してますね…。
クレアやジークの時と違って、師匠はまだご健在なんですが…。
たまらず主人公が「別にまだ遅くないんじゃないか」とツッコミを入れます。
「この先の未来で…約束を果たす?……そうか、その可能性だってまだ残されているものな」
本気で思い当たらなかったのか…?もしかしてルルってちょっと天然…?
師匠との約束を果たすための方法を考えてみるというルルの表情は、今までよりずっと生き生きとしていたように見えました。
つづく。
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