いよいよアニメ『ジョジョの奇妙な冒険ストーンオーシャン』の放送が始まります。
ジョジョのアニメもついに6部!
5部のアニメが終わって以来、6部のアニメ化を今か今かと待っていました。
さっそく視聴した感想を綴っていきます。
エピソード1 石造りの海(ストーンオーシャン)
6部の主人公空条徐倫(CVファイルーズあい)
鉄格子の中にいるのは6部の主人公空条徐倫。3部主人公の空条承太郎の娘です。
彼女は無実の罪で留置所に捕らえられていました。
空条徐倫の声を演じるのはファイルーズあいさん。
物語冒頭からさっそくいろんなパターンの徐倫の声を聴くことができましたがこれはなかなかはまってる!
徐倫は沢城みゆきさんの声のイメージがかなり強かったけどファイルーズさんの徐倫は年相応な感じが出てていいですね。
低いところの声が沢城さんに似てるからか違和感も無かったです。
ファイルーズさんはかなり重めのジョジョファンみたいなのでリスペクトでちょっと声を寄せてるのかな?
あと驚いたのは少年声でおなじみの田村睦心さん演じるエルメェスの声。
エルメェスがほんとにエルメェス。想像通りのアニキっぽさのある声で安心しました。
徐倫もエルメェスもキャラにぴったりな声でよかった。
二人が喋ってる雰囲気に違和感が全くない。
アニメではどうなるのか気になってた際どい女子トークもばっちり原作通り再現されててすごかったです。
だけどさすがにトム・クルーズの名前は出なかったか。
それにしても、何とも既視感のあるこのシチュエーション…。
親子そろって留置所スタートとか胸アツですね(?)
父承太郎から徐倫に託された『お守り』
「痛ッァ!」
徐倫が困ったときに渡すようにと承太郎から徐倫の母に預けられていた『お守り』。
それに触れた瞬間、徐倫の指は負傷してしまいました。
意味ありげに承太郎から託されたものがただのお守りなんてことはもちろんあるわけもなく…このお守りの中には矢じりのかけらが入っています。
この矢じりはアレです。3部以降キーアイテムとなっているスタンド能力を発現させる例の矢です。
徐倫は承太郎の娘ではありますがこの時点ではスタンド能力は発動しておらず、これまでのジョースター家の因縁やスタンドについても何も聞かされていません。
父親についての話に過剰に反応し怒り心頭の徐倫。
まああの承太郎がアットホームなパパになってるなんて想像は全くもってしてなかったけど、やはり彼は”彼らしい”距離感で徐倫と関わっていたのでしょうね。
「6つの時42度の高熱出して…」のセリフはアニメではなぜかカットされていましたが、この時承太郎が滞在していた「日本の田舎」というのは4部の杜王町のことです。
あの時あっちはあっちで大変だったんだよ!と言ってあげたい…。
州立グリーン・ドルフィンストリート重警備刑務所
徐倫が留置場から移送されたのは孤島の監獄『州立グリーン・ドルフィンストリート重警備刑務所』に併設されている管理ジェイル。
ジェイル(郡立刑務所)は郡や市によって運営されており、罪に問われているが保釈金を払えない人たち、また、比較的に短期の刑に服している人を留置する場所である。場所や刑務所によっても違うのだが、大抵の郡立刑務所は、刑期が1年未満の人たちを収容している。彼らの85%の刑期はたったの5日だ。
一方で、プリズン(連邦刑務所)は連邦政府によって運営されている。誰かが罪に問われ、長期刑に服役することになると、連邦刑務所に移送されるのだ。
島に作られていることや厳重な警備体制からは、実際のアメリカサンフランシスコ湾にある孤島の監獄アルカトラズを連想させますね。
アルカトラズはかつてアルカポネも収監されていた有名な刑務所ですが、州立グリーン・ドルフィンストリート重警備刑務所はそれをモデルにしているのかもしれません。
敷地面積…120平方キロメートル
収容人数…男性708名 女性523名 18歳以下の未成年452名
所定の敷地内の移動、読書、シャワー、電話、メイク、マニキュアは自由。
囚人同士の物の貸し借り、金属類の所持は禁止(結婚指輪は可)。
ヘアスタイルは短髪が規則だが刑務所内の床屋に賄賂を渡せば自由。
囚人番号の入ったリストバンドを外すと厳罰。
上着を着ずに房を出ることは許されない(射殺される可能性もある)。
徐倫に発現したスタンド能力
「──見えていないのか?この『糸』みたいなものが」
先に移送の車を降りた徐倫の耳に聞こえてきたのはまだ車内に残っているエルメェスと警官たちの声。
周囲の誰にも気づかれている様子のないその声は徐倫の指先から伸びた糸を伝って聞こえていました。
この糸こそが徐倫のスタンド能力。
糸の能力によってエルメェスが警官から暴行を受けていることを感じ取った徐倫の目には正義の炎が灯ります。
さっきまで自分の身に起こっている不思議な出来事に慌てふためいていたのに突然この真剣な表情。
どんな状況であれ正義のために、仲間のために怒れるこれぞまさにジョースターの血統。カッコ良すぎる。
無意識ながら徐倫はこの糸を操って警官を攻撃しエルメェスを助けました。
エルメェスが暴行を受けてるシーンは声がついてると胸くそ感が増しますね。
アニオリでなんかとんでもないセクハラ発言も追加されてたし。
「おまえ筋肉質なわりに──(うんたらかんたら)…」ってセリフは必要だったのか?(笑)
ちょっと引いた。トム・クルーズ似の警官サイテーだな!
エルメェスはかなり気の毒な感じでした。
ロメオの起こした交通事故
現在徐倫がこのような状況に置かれている原因はボーイフレンドのロメオが起こした事故にありました。
ロメオは徐倫とのドライブ中にヒッチハイカーをはね、まだ息があるその人物を即死だと決めつけて沼に沈めるというとんでもないことをやらかします。
徐倫は一応ちゃんと救助しようとしていたんですが…まんまとロメオに言いくるめられて証拠隠滅の手助けをさせられ、さらには罪をなすり付けられることに。
「ロッチュ~」とか言ってバカップルの典型みたいなドライブデートしてるところからいきなりヘヴィーな展開です。
事故の瞬間の徐倫の「ロメオォォ──ッ!」って叫びがかなり気合入ってて、イチャイチャしてる時とのギャップがすごかったですね。
何にしても、色々と危ないので運転中は助手席の人もお酒は飲まないほうがいいですね。
アニメで徐倫が飲んでたのはピンクジンジャーのカクテル?
美味しそうだけどなぜこれがチョイスされたんだろう。
原作のほうではラベルには何も書かれていませんでした。
ちなみに…
ロメオの車はおそらくアニメも原作もイタリアンクーペのアルファロメオGTV。
ロメオだけに。
窃盗、殺人、死体遺棄の罪で刑期15年
「ロメォオオオォ──!!!」
ロメオと繋がっていた弁護士が持ち掛けてきた司法取引の話に騙されて15年もの間刑務所に収容されることが決まった徐倫。
弁護士はまだ生きていたヒッチハイカーが沼に沈められて死んでしまった事実を徐倫に隠していました。
最後までロメオをかばってた徐倫が不憫でならない。
刑務所に収容される前のマグショットの撮影シーンはアニオリです。
身長もちゃんと公式設定どおり5.7フィート(174㎝)になってる。
漫画ではこの場面は1巻2話目の扉絵として描かれていたんですが、アニメではすごく自然にストーリーに組み込まれてましたね。
6部仕様の処刑用BGM
そんなマグショット撮影現場から悪徳弁護士の姿を見つけた徐倫はもちろんきっちり「仕返し」をします。
「がッががッ い…息が…!!」
徐倫のスタンドの「糸」を首に巻き付けられたまま車のエアコンを作動した弁護士は乾燥による糸の収縮で首が締まり窒息状態に。
走行中だった車はコントロールを失って塀に激突し、弁護士も生死不明なほどの重傷を負いました。
弁護士のその後は特に語られていないので彼があの状態から助かったのかどうかはわかりません。
だけど実にジョジョらしい始まりになりましたね。
このシーンで早速流れた6部仕様の処刑用BGMもかっこよかったです。
6部は承太郎の娘が主人公ということでジャズテイストの音楽に3部っぽさを加えてBGMを作っているそう。
さらにアニメ全体で原作以上に承太郎の存在を意識して盛り込んでいるらしいので、空条親子萌えの私としては楽しみしかない!
各所に承太郎の存在を探しながら2話以降も視聴していこうと思います!
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