© 1993, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD.
ロードオブヴァーミリオン4(以下LoV4)の創魔ユニット考察、第8回は第2弾創魔【源義経】(みなもとのよしつね)について見ていきます。
幼名は「牛若丸」、仮名は「九郎」。平安時代末期の武将、【源義経】。五条大橋での武蔵坊弁慶との出逢いが有名ですよね。日本史が苦手な人でも知らない人はいないんじゃないでしょうか。
LoVでの【源義経】は史実とは少し異なり、「モンゴルまで逃げた末にチンギスハンになった説」が採用されているようです。
強者を求めて彷徨ううちにLoVの世界に迷い込んでしまった自称「孤高の狼王」義経は、自分の力に絶対的な自信を持つ野心家で、自分より才能の劣る兄の【源頼朝】を哀れみ(というか馬鹿にし)、自分のほとんどの手柄を譲り彼を後押ししていました。
兄が何よりも欲していた、源氏の家宝「鬼神の籠手」と【静御前】を我が物としたうえ、それらをすぐに手放すなど、【源頼朝】への煽り性能が半端ないです。兄は兄で、人を豚だの虫だのと暴言吐きまくりの、「自分と源氏絶対主義」のトンデモ野郎なので、多分親の教育が悪かったんですね。
先述のように、妻の【静御前】や、家臣である【弁慶】を簡単に切り捨てるような非情な性格。その一方で趣味は月見酒であったり、妻の影響からか白拍子が得意だったりと意外な一面も。
CVは北沢力さん。スクエニのゲーム「ドラッグオンドラグーン3」で、女性口調のドラゴン・ガブリエラを野太い声で演じていたのがとても印象に残っています。最近だと、2019年1月現在アニメ放送中の「どろろ」で金小僧の声を担当されていますね。
イラストレーターは塚本陽子さん。LoV初期の頃から色んな使い魔のイラストを担当して下さってます。今回の【源義経】のイラストも好きですが、LoV3(Ver3.2)の【源義経】のイラストも凄く格好良くて好きです。
源義経の基本性能
50コスト アタッカー
召喚アビリティ:なし
攻撃力90 防御力100 精神力60
武装アビリティ:なし
攻撃力120 防御力130 精神力80
血晶武装アビリティ:開眼『義経流』 (DEF↑)
攻撃後の硬直時間が短くなる。さらに、自身が敵ユニットを攻撃するたび、攻撃間隔が短くなる。
攻撃力160 防御力190 精神力110
「クイックアタック」のアビリティに加え、攻撃するたびに重複して「ヘイスト」を追加します。足を止めて殴りあう場面では、有り得ない速度で連続攻撃を叩き出すことが出来ます。
見た感じ、すごい火力を出せそうですが、血晶武装時の攻撃力は160しか有りません。敵主力ユニットに対しては一発一発のダメージが然程期待できそうにないですね。
というか、実際の試合中、「アタッカーが長時間、足を止めて殴りあう場面」はあまり無いので、想像よりは攻撃回数を稼ぎづらいと思います。
とはいえ、敵根元ユニットを狩るには充分すぎる性能ですので、防御力の高さを活かしたタワー戦がメインの戦場になりそうですね。全体のデッキ構成も軽めの荒らし重視型にした方が噛み合いそうです。
気をつけるべきは精神力の低さです。移動速度も射程距離も強化されないので、ディフェンダーには不用意に近づかないほうが吉です。
精神力が近いユニット相手には、高速フリックも選択肢として有りかも。
種族別の性能
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人獣
EXアビリティ:狼牙・邪気一閃
自身が敵ユニットを一定回数攻撃するたび、次の攻撃に「固定ダメージ」を上乗せする。
【ロスヴァイセ】のように、何度目かの攻撃に追加効果を乗せるタイプで、【人獣源義経】は4回目の攻撃に固定40ダメージを上乗せします。低い攻撃力を補える、良いアビリティですね。
他にも人獣には似たような効果の【フンババ】とかいうマスコットがいたような気がしますが、【源義経】は「同じユニットに連続で攻撃」する必要はないです。
攻撃回数が必要なアビリティなので効果が高く、「開眼『義経流』」のヘイストのおかげで思った以上に火力を出します。
攻撃される側からすればダメージ計算を間違いやすく、思わぬタイミングで高いダメージを与えられる恐怖がありますね。【人獣源義経】と戦うのは慎重に。
人獣ユニットなので【ヴァン・ヘルシング】のサポートを受けられます。組み合わせみてもいいかも。
神族
EXアビリティ:神羅・邪気一閃
自身が敵ユニットを一定回数攻撃するたび、次の攻撃に「自身のHPが回復する効果」を付与する。
【人獣源義経】は、固定ダメージで敵ユニットを追い返しやすい、タワー防衛が強いアビリティでしたが、【神族源義経】はタワー荒らしが捗る回復アビリティ。4回目の攻撃でHPが40回復します。
もともとの防御力が高いので長時間荒らすことが出来そうです。
【ヴィーザル】のサポートで攻撃力を11上げることができ、11も上がれば総ダメージの期待値はかなり上がりますので根元使い魔の選択も重要です。
【アルテミス】から繋ぐと【ヴィーザル】の効果も上がって強そうですね。
神族には同コストアタッカー枠に精神ダメ+ダメージカット持ちの【オオクニヌシ】がいます。デッキのコンセプトに応じて使い分けましょう。
あと、少し重いですが、【黄龍】でサポートできたら手が付けられそうにないですね。一度試してみたいです。
魔種
EXアビリティ:魔翔・邪気一閃
自身が敵ユニットを攻撃するたび、一定時間攻撃力が上がる。
1回攻撃すると攻撃力が+10。効果時間はおそらく7秒間で、【申公豹】のように重複して上がっていきます。
効果時間が短めですが、殴り合っている間はヘイストが噛み合うと攻撃力220前後をキープできます。
【豆腐小僧】や主人公アビリティでヘイストを上乗せすると、その気になれば攻撃力260ぐらいまでいきます。50コストとは思えない。
【人獣源義経】と同じく、低い攻撃力を補う攻撃的なアビリティですが、【魔種源義経】は1回攻撃毎に火力が上がる代わりに、下がるのも一瞬です。
高い攻撃力を維持できればとても強力なユニットになりますね。
より「足を止めて殴り合う」に特化した性能で、並みのディフェンダー相手なら殴り勝てる可能性が高いです。
【からかさ】と組んでオラオララッシュも楽しそうですし、50コストアタッカーなので【ダークアリス】も有りかも。【チルル】は火力が安定しなさそうなので微妙か。
根元使い魔や主人公アビリティで、無理にヘイストを重ねる必要はないと思います。序盤のタワー戦を安定させることが出来る根元を選びましょう。
海種
EXアビリティ:海覇・邪気一閃
自身の攻撃に、「防御力を一定時間下げる効果」を付与する。この効果は重複する。
【魔種源義経】と同じく、殴れば殴るほど与えるダメージが上がっていくタイプのアビリティですが、こちらは相手の防御力を10秒間10下げます。
なので、別のユニットを攻撃しようと思ったらまた防御力を下げていかなければ火力が出ません。
【魔種源義経】は単独で集団に切り込む際に強く、【海種源義経】は敵単体をリンチするときに強いですね。
ちなみに豆知識ですが、防御力を10下げるより、攻撃力を10上げたほうが、与えるダメージは大きくなります。通常ダメージで1、クリティカル時には3ぐらいの微々たる差ですが、攻撃回数を重ねられる【源義経】では大きな違いになると思います。
【魔種源義経】と効果時間の差があるのはそういう所も関係しているのかもしれません
海種はウィークアビリティ持ちユニットが多いので、重ねがけするのも良いかもしれませんが、「防御力を下げる」ことを目的に使うのであれば、固定ダメージ持ちで安定の【オオモノヌシ】もいます。
個人的にウィークアビリティは、瞬間的にある程度の効果が出たほうが使いやすいと思うので、ウィーク持ちユニットとしての優先度は低いかもしれません。
ただ、勿論単体としての攻撃性能は高いので、【源義経】のために「防御力を下げる」のは良いと思います。なんだったら【大野晶】のサポートも乗せてタイマン戦を制しましょう。
不死
EXアビリティ:瘴火・邪気一閃
自身が敵ユニットを一定回数攻撃するたび、次の攻撃に、「一定時間移動速度を下げる効果」を付与する。
低い攻撃力を補うことは出来ませんが、移動速度を下げる効果はどんな状況でも活躍できる優秀なものです。特に防衛時に活躍できそうですね。
4回目の攻撃に、とても効果値の高い移動速度ダウンが発動します。しかし効果時間は3秒間と短く、1体の【不死源義経】では重ね掛けは間に合いません。
不死に速度低下アビリティ持ちの中型アタッカーはいないので、デッキの構成次第では選択肢に上がりそうですが、やはり攻撃力の低さがネック。
【イザナミ】と合わせて速度低下サポートに徹するのもいいですが、50コストにしては低い攻撃力を補うにも【ティシポネー】が相性良さそう。
同じコストのアタッカーには、攻撃力と移動速度サポート持ちの使いやすい【天草四朗時貞】がいますが、役割は異なるので使う際はデッキと相談して選ぶと良いと思います。
記事の序盤でも書きましたが、移動速度が早く、ダッシュアタックが出来るアタッカーユニットは、頻繁に移動を挟んで攻撃するのが基本です。
バトル放置は事故につながる可能性も高いので、他のアタッカー同様細かい操作は必須です。
ヒットアンドアウェイ戦法でも常時発動のクイックアタックはいい働きをしてくれますし、状況に応じて攻撃回数を重ねるような使い方になると思います。
ちなみに、次の攻撃に効果が発動する状態、つまり人獣・神族・不死であれば3回攻撃済みの状態では【源義経】の刀が光っているので分かりやすいです。
もし殴り合う状況になった場合は攻撃力160という数値以上の火力は出ますので、【源義経】を相手にする際は目測を見誤らないように注意しましょう。
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