最終アプデを迎えて稼動終了待った無しだった『ロードオブヴァーミリオン4』ですが、2019年8月31日に正式にネットワークサービスが終了される事がアナウンスされました。
日付が明確になる事で思いのほか大きなダメージ受けました。つらい。
LoVはシリーズ通してメインストーリーも使い魔たちの個別ストーリーもかなり複雑な物語なので「結局どういうストーリーのゲームだったの?」という疑問を持っているのは私だけじゃないはず。
なので、LoVの開発Dである浅尾さんのお話や、設定資料集などから引用させていただいた知識と、個人的解釈と見解を交えて、記録として残そうと思います。
LORD of VERMILION I II III Ultimate ARCANA Archives
メインビジュアル
古に創世の神あり
己が心臓を暴きて七つに分かち
紅蓮の核石を成し 七界を創世せり
七界の核石 悉く手にせし者あらば
創生の力を我が物とし 七界を統べる王とならん
その王の姿 紅蓮なるが故に かく呼ばわる
ロード・オブ・ヴァーミリオン
≪紅蓮の王≫と――
かつて、全宇宙を創造した『創世主』というものが存在していました。
LoVの世界で言う宇宙とは、隣り合う七つの『次元』と、その七つの次元の可能性の世界となる『平行世界』、その全てをひっくるめてそう言います。
『創世主』は、創り上げた七つの次元に、自らの力の結晶である紅蓮の核石を残しました。その核石が、LoVの重要なキーワードの1つである『アルカナ』です。
しかしある時、人間の世界の国『アヴァリシア』の王であるアルド二世が、謎の力を使って七つの次元を隔てる境界を崩壊させてしまいます。この事件を『大崩壊』と呼びます。
『大崩壊』によって混ざり合った巨大な世界は『アケローン大陸』と呼ばれ、人間だけでなく≪亜人≫≪超獣≫≪神族≫≪魔種≫≪海種≫≪機甲≫≪不死≫と、様々な種族が一つの世界に存在するようになってしまいます。
『大崩壊』の被害者となった他の次元の種族たちは人間を憎み、『アケローン大陸』は怒りに塗れ混乱に包まれます。
そのうち、六体の神魔霊獣が『アルカナ』を手にし、『ロード』となって大陸を分かつ国をそれぞれ打ち立てました。
- 『神聖王国スペルヴィア』
- 『廃墟王国グーラ』
- 『魔界王国ルクサリア』
- 『破壊王国アケディア』
- 『憤怒王国イーラ』
- 『始まりの王国アヴァリシア』
以上の六つです。
…どうでもいいですけど、『憤怒王国』ってすごい嫌な国ですよね…。『破壊王国』もそうですけど、ただひたすらに迷惑そう…。
また、余談ですが、この6つの国それぞれの名前の由来があります。
スペルヴィアは“傲慢”、グーラは“暴食”、ルクサリアは“色欲”、アケディアは“怠惰”、イーラは“憤怒”、アヴァリシアは“強欲”という意味になります。一般的に七つの大罪とか原罪と呼ばれるものですね。
残る“嫉妬”に関しては、後にLoV3の世界で明らかになりますのでその時に。
さて、七つの次元に分かれていた『アルカナ』は、『大崩壊』によって一つの世界に集中してしまっています。
それはつまり、バラバラになっていた『創世主』の強大な力を集約させる事が出来るようになったという訳です。
それに気付いた『ロード』達は、七つ全ての『アルカナ』を手にし、伝承にある『紅蓮の王』になろうと争い始め、『アケローン大陸』は更に乱れていきました。
それから時は流れて、『大崩壊』から12年後。激しい争乱の時代に、とある人間の双子が現れます。
その双子の兄妹は赤い瞳を持ち、平行世界上で“どちらか一方を犠牲に、残るもう一方だけが生き残る”という悲しい運命を背負っていました。
双子の兄の名はニド、妹の名はリシア。
LORD of VERMILION I II III Ultimate ARCANA Archivesより
Ver1.4混沌への回帰 メインビジュアル
アルド二世の遺児であるその双子は、行方知れずとなっていた七つ目の『アルカナ』を宿していたのでした。
ちなみに、ニドの白髪は『大崩壊』の恐怖で色抜けしてしまったからだとか。
それにしてはなぜにリシアは奇麗な黒髪…。妹の方が肝っ玉が据わっているのでしょうか。
生き残った双子の片割れは鎧の戦士ドゥクスに育てられ、『アルカナ』を宿す『ロード』としての使命を果たすべく旅立ちます。
LORD of VERMILION混沌への回帰オフィシャルコンプリートガイド
以上が無印LoVのプロローグ、つまりシリーズ通しての物語の発端になります。
これだけ見ると、どえらい事をしてくれた親父の尻拭いをする物語ということになりますが…。
その真実はストーリーモードを進めていく事で明らかになります。
いったいどんな運命がニド達を待っているんでしょうか。
つづく…。
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