© 藤田和日郎・小学館 / ツインエンジン
石化し、砕けてしまった鳴海の手足には、死んでいった仲間たちが使っていたマリオネットの手足が繋げられました。
そして、パンタローネの攻撃を受けた状態で鳴海の治療にあたっていたロッケンフィールドは、自らの手で最後のひと針を縫合し終えると、満足げに力尽きます。
第14幕 夜更けの海
目覚めた鳴海
© 藤田和日郎・小学館 / ツインエンジン
ミンシアの呼びかけに応えるように、モーター音とともに目覚めた鳴海。
この涙の抱擁、鳴海が抱きしめるのは原作ではロッケンフィールドさんだったりします。
画的にはミンシアのほうがいいけど、繋がりが無いのでやっぱりちぐはぐな感じ。
でもここのシーン、音楽は最高でした。
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「死ぬから人間はきれいなんじゃねぇ!死ぬほどの目にあっても…にっこり笑えるからきれいなのさ。」
そして鳴海は、外で戦うファティマの元に急行し、驚異的な強さであっという間にパンタローネとアルレッキーノを破壊。
手足を付け替えただけでフラフラの状態からなぜこんなに動けるようになるのか?って感じですが、原作ではちゃんと他のしろがね(存在をカットされたダール)から輸血を受けています。
銀髪化が一気に進んだのも多分そのせい。
まあ、その程度の細かいカットは大して気にならなくはなってきました。
しかし、この先それ以上のカットが…。
カット&改変の最終決戦
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「わたしはやりたいことができて満足…」
…え?
ファティマ、これで終わりなの?コロンビーヌとの会話は?
そもそも、恋愛小説についての話が無かったから嫌な予感はしてたんですが…
ここカットするってことは、最終盤の勝との会話もカット?
それ以前に法安さんや涼子もいないってことを考えると、もしかしてここで最古の四人の出番は終わりなんてこと…ないですよね…まさかね…。
ほかには、プルチネルラとグリモルディも出てこないしそれらの戦闘シーンももちろんカット。
阿紫花さんは「どけ」と言われてただ道を譲っただけ…。
長足クラウン号もフラッシュジミーもいなくて、ふと気づいたらミサイル攻撃についても一切触れられていませんでした。
そうか…ここにはただ大勢で殴り込みに来ただけだったんだ…。
偽フランシーヌ人形
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ようやくフランシーヌ人形の前にたどり着いた鳴海。
ところがここにきて、”オートマータたちの首領はフランシーヌ人形が作った偽者である”という、最古の四人ですら気づいていない秘密を知らされ、鳴海は絶望します。
偽フランシーヌ人形は破壊したものの、一体みんなは何のために戦ったのか…
鳴海のやるせない憤りが、このあとミサイル攻撃の標的になるテントから脱出するというイベントで描かれるんですが、まあ、アニメはミサイルもレーザーも降って来ないんで。
ここでサハラ編は終わりです。
無かったモノを一から作るのもムヅカシイモンですけど、在るものを全体のつながりを見ながら短くするってのも、また大層ムヅカシイモンなのよね。
お話を作ったことがあるヒトならわかるだろうけどね。
増やすのなら際限なくできるんだよね。(⌒▽⌒)— 藤田和日郎 (@Ufujitakazuhiro) 2019年1月25日
二人の再会
さて、場面は変わって勝&しろがね(エレオノール)サイド。
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夜更けの海辺にいたエレオノールのもとに、ただならぬ雰囲気の鳴海が現れます。
原作読んでる人は混乱しそうな展開ですね。
この再会は原作ではもっとあとになってからでした。
ちなみに、サハラで車輪がついたりしてた鳴海の手足はフウのもとで再手術してバランスを整えてもらっています。
銀髪になったはずの髪も、フウの謎の技術によって黒い色素が自動的に髪を覆う仕様になりました。
やっぱり鳴海は黒髪が一番似合ってますね。
そして再会を喜ぶエレオノールに対し、過去の記憶を失っている鳴海は敵意を露にします…。
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「おまえは幼い頃アクアウイタエのせいでしろがねになった だがその水にはフランシーヌ人形が溶けていたのさ!」
……!?
な ぜ そ れ を 今 言 っ た
過去編やりますよね?もしかしてやらないの?そんなわけないよね?
OPにもEDにも過去編の映像あるし、大丈夫ですよね…?
こんなところでまさかの発言が飛び出してちょっと困惑しました。
しかも言うだけ言って鳴海はどこかへ…。
これ、どうなるんだろ。
ある意味先の読めない展開にドキドキです。
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